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阻害剤について追加質問です。

すみません。阻害剤のことでまた質問があります。 過去の論文でヒト由来の血管細胞に阻害剤や刺激剤を用いて検討し、目的タンパクの関与を示すものがあったのですが、この阻害剤の濃度と時間を参考にしたいと考えています。 しかし、私が使っている血管細胞はマウス由来でしかも株化細胞です。 種類が違う細胞でも阻害剤や刺激剤の濃度と時間を参考にして実験を検討しても大丈夫なのでしょうか。 宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Dr_Hyper
  • ベストアンサー率41% (2482/6031)
回答No.3

結果が出るまでの時間(一回のスパン)とコストと負担が分かりませんのでどのように進めていくかはボスと相談して決めるしかないですね。 ヒントとしては、その阻害剤が比較的有名な物か古くから使われているものであれば、もう少し文献を細かく調べることをお勧めします。異なった環境、細胞でその阻害剤を使用している場合もあり、そのときに濃度や時間がどれくらい違うのかも良いヒントになるはずです。 が、まずなんでもいいから実験してみては?というのが率直な感想です。 濃度や時間はだれでも悩むことですが、まず一つ文献があるのだから、それにしたがって実験し、結果を吟味してそれから質問した方がもっと良い答えが出てくるとおもいます。がんばってください。

oioi0606
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。本当に助かります。 今日、ボスとディスカッションを行い、まずは論文の通りにやってみることになりました。 Dr_Hyper様、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • Dr_Hyper
  • ベストアンサー率41% (2482/6031)
回答No.2

読み返してみて変な文章になっていました。すみません。 ちゃんとあなたのプロジェクトを把握していないのにお答えしていていいのかわかりませんが、一般論、経験則からのみの回答です。 まずはじめに欠損がありました文章ですが、最後に書いたのは 『ただ阻害剤の量的”な問題よりも、その阻害剤の(結合する)標的”タンパク質の発現がある、無いなどの根本的な違いにはご注意を』 と書いたつもりでおりました。例えばあるkinaseの阻害剤を効かせて下流遺伝子の反応をみているのに、そもそもそのkinaseが発現していない細胞に加えても副作用を見ているだけだというようなことにはならないようにという単純な意味です。 その標的因子自身にpositive やnegativeの発現調節(フィードバック)がかかるなどもそうですが、使用する薬剤の濃度は細胞膜透過性、半減期および標的タンパク質への特異性など様ざまな影響が考えられ、一般には同じ程度の濃度で使用すればいいとおもいますが、薬剤の効果が見られなかったからと言って一度であきらめられる物ではないかなと思います。同時に複数の濃度、時間を検討できるのであれば、細胞自身に影響が見られる濃度まで振ってみてこれ以上は副作用だというところからなるべく結果が見られる最小量まで下げていくのがいいとは思います。ですがかなり大変な作業だと思いますよ。

oioi0606
質問者

お礼

再度のご回答ありがとうございます。 同時に複数の濃度、時間を検討する方法が時間がかかりそうなのでボスに却下されるかもしれません。 やはり、まずは論文と同じ条件でやってみてその後に濃度や処理時間を少し振ってみるという感じの方がよいのでしょうか。 また、論文でも阻害剤の濃度を振って最適な濃度を見つけ出し、その後の実験で使用しているのですが、その場合はこちらも同じように濃度を振って最適な濃度を見つけるべきでしょうか。 それとも論文が見つけた最適な濃度を用いて検討し、その後効果が微妙な場合は濃度を少し振ってみるといった感じでしょうか。 あまりにも基礎の話をしてしまって本当に申し訳ありませんが、どうか宜しくお願いします。

  • Dr_Hyper
  • ベストアンサー率41% (2482/6031)
回答No.1

ヒトとマウスに対する特異性および至適濃度、時間は阻害剤によって異なりますし、初代培養と株化細胞とも感受性は違う場合が多いですが、まずは同じ条件で検討するのが普通じゃないでしょうか。 ただ阻害剤の量的タンパク質の発現がある、無いなどの根本的な違いにはご注意を。

oioi0606
質問者

お礼

毎回、ご回答頂きまして本当にありがとうございます。 論文を参考にして実験を行う場合は、最初は同じ条件で検討するのが普通なのでしょうか。それとも、値を参考にして濃度や時間を振るのが普通なのでしょうか。 また、『ただ阻害剤の量的タンパク質の発現がある、無いなどの根本的な違いにはご注意を』というのは阻害剤によって論文の細胞では発現が抑制されるが、私の使っている細胞では抑制されないというものではその論文は参考にならないという理解でよろしいでしょうか。

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