• ベストアンサー

証明の仕方教えてください、

線形写像に関する次元公式 dimV=dim Ker(φ)+dimφ(V) を用いて『有限次元ベクトル空間の線形変換φは、単写であることと、全写であることが同値である』ことを証明せよ。 という問題なのですが、どのような手順を踏んでいったらよいのか分かりません。ヒントで十分ですのでぜひお手伝いしていただけたらと思います。 お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

#1の者です。 認めることが多すぎて,問題として述べることがほとんどないことが,気になってはいました。 結局,「次元,単射,全射がよくわからない」ということでしょうか。 φが単射 ⇔「φ(u)=φ(v) ならば u=v」(「単射」の定義)      ⇔「φ(u-v)=0 ならば u-v=0」(線型性より)      ⇔「φ(v)=0 ならば v=0」 定義は「u≠v ならば φ(u)≠φ(v)」と表されることもありますが,上の表記と同値ですね。 次に,全射についてですが,純粋な包含関係ではなく,次元で決まってしまうところが,線型空間の特殊なところです。 φが全射 ⇔ φ(V)=V ⇔ dim(V)=dim(φ(V)) の最後の同値関係を示すには, WをVの線型部分空間(W⊆V)とするとき, W=V ⇔ dim(W)=dim(V) であることを示せば十分です。 次元が「線型独立なベクトルの最大個数」もしくは「基底をなすベクトルの個数」であることを考えれば,⇒は明らかですね。逆を示します。 {w_1,w_2,・・・,w_n}をWの基底とします。 (n=dim(W)=dim(V)) vをVの任意のベクトルとすると,線型独立なベクトルの個数の最大性より,v,w_1,w_2,・・・,w_n は線型従属となります。 したがって,(c,c_1,c_2,・・・,c_n)≠(0,0,・・・,0) なるスカラーを用いて  cv+c_1*w_1+c_2*w_2+・・・+c_n*w_n=0 と表されます。ここで,c=0とすると,  c_1*w_1+c_2*w_2+・・・+c_n*w_n=0 より c_1=c_2=・・・=c_n=0 となって仮定に反するので, c≠0です。 そこで,-c_k/c = a_k(k=1,2,・・・,n)とおくと  v = a_1*w_1+a_2*w_2+・・・+a_n*w_n ∈ W となって,V⊆Wが示されました。 以上の議論は,次元定理(次元公式)に行き着くまでに,何度か現れる手法です。 問題文では「・・・は認めてよい」となっていますが,勉強としてはその部分の確認から始める方が良いと思います。

その他の回答 (2)

  • F0ur1er
  • ベストアンサー率60% (9/15)
回答No.2

こんにちは。#1の方の方法でいいと思いますよ。 それでも難しいなら、例を挙げてみたいと思います。 線形写像 f:R^n→R^n に対して上のことを示します。 fが単射なら、Ker f={0}.故に次元公式から dim(Im f)=n ∴Im f=R^n 逆に、fが全射なら、Im f=R^n 故に、dim(Im f)=nだから次元公式から dim(Ker f)=0.従って、Ker f={0} 同様にR^n=Vとすれば証明できるのでは。 また、f:単射⇔Ker f={0} というのは、定義とfが線形だから f(v_1-v_2)=f(v_1)-f(v_2) がいえるので、 f(v)=0⇒v=0(v∈R^n[又はV]) が成り立つのと同値ですね。 さらに、dim(Im f)=dim f(V)も定義から分かりますね。 それでは、頑張って下さい。

回答No.1

この次元公式を認めれば, Ker(φ)={0} ⇔ φ(V)=V は明らかなのではないでしょうか。 (Ker(φ)={0}は単射の言い換え,φ(V)=Vは全射の言い換え)

enarikun
質問者

補足

(?.?) 申し訳ありません。 もう少し詳しく教えていただけますか。

関連するQ&A

  • この問題の解き方教えてください。

    学校の講義で使っている教科書の練習問題なのですが分からない問題が出てきたので教えてください。 1、R^(4)の線型変換φを    φ(x_1,x_2,x_3,x_4) =(x_1+x_2 , x_3+x_4 , x_1+x_2+x_3+x_4 , x_1+x_2‐x_3‐x_4)  と定めるとき、Ker(φ),φ(V)の基底をそれぞれ一組求めよ。 2、定理(線型写像に関する次元公式)   Vを有限次元ベクトル空間、Wを(有限次元とは限らない)ベクトル空間、φ:V→Wを線形写像とするとき、次の等式が成り立つ:      dimV=dimKer(φ)+dimφ(V)  上の定理を使い、有限次元ベクトル空間の線型変換φは、単射であることと、全射であることが同値であることを証明しなさい。 この二問です。1、に関してはなんとなくわかりそうなのですがわからず、2、全くといってよいほど分かりません。 是非教えてください。お願いします。

  • ベクトル空間

    線形写像Φ:V→Wに対して、  v1~v2⇔v1-v2∈V'で与えられる同値関係~の同値類全体がなす集合V/V'について (1)商ベクトル空間V/V'が、ベクトル空間になることと (2)dimV/V'=dimV-dimV'になること を示したいのですが、なかなか思うようにできません。どなたか教えてください。お願いします。

  • 線形代数に関する問題

    Vを有限次元実ベクトル空間とし、fをVの線形写像とします。 このとき、 (1)Ker f⊂Ker f^2⊂Ker f^3⊂… (2)Im f⊃Im f^2⊃Imf^3⊃… (3)あるn>0が存在して、Ker f^n +Im f^n =V を示せという問題なのですが、どのように手をつけていいのか わかりません。どなたか、ヒントをいただけないでしょうか? お手数ですが、よろしくお願いします。

  • 線形代数の問題です、助けてください

    VをC上の有限次元ベクトル空間とし、β、β1.......βnはVからCへの線形写像とする                        n                   n また、β1、......βnは一次独立で  ∩Ker(β)とする。この時、β=∑αjβjを満たすα1、                       j=1                 j=1 α2、.....αn∈C.が存在することを示しなさい。ここで  n  ∩Ker(βj)=Ker(β1)∩Ker(β2)∩・・・・∩Ker(βn)とする。 j=1 わかりません、詳しく解答してくださると助かります!!お願いします(>人<;)

  • 線形代数です、助けてください!!

    VをC上の有限次元ベクトル空間とし β、β1.......βnはVからCへの線形写像とする また β1、......βnは一次独立で n ∩Ker(βj)⊂Ker(β)とする j=1 この時    n β=∑αjβjを満たすα1、α2、.....αn∈C.    j=1 が存在することを示しなさい n ∩Ker(βj)=Ker(β1)∩Ker(β2)∩・・・∩Ker(βn)とする j=1 よろしくお願いします(>人<;)

  • 同型写像

    線形写像の基本定理 線形写像f:V→V'について、次の基本定理が成り立つ。 (1)V/Kerf~=Imf……(*) (V/Kerf:商空間、Imf=f(v)) 次に、(1)を次元で考えると、次のようになる。 (2)dimV-dim(Kerf)=dim(Imf)……(**) これらの定理を用いて構わないので、「dimV=dimV'ならば、V~=V'となることを 証明しなさい。」という問題です。同型の記号が出ないので変になってますけど 気にしないでください(笑)。 VがV'と同型でないと仮定する。同型であるならば、Kerf={0}かつImf=V'が成り立 つので、そのときdim(Kerf)=0,dim(Imf)=dimV'である。よって、基本定理(**) から、 dimV-0≠dimV' ∴dimV≠dimV'となり、これは前提条件に反する。よって、dimV=dimV'ならば、V ~=V'となる。(証明終) たぶん私の解答は間違っていると思われるので、正しい解法を教えてください。

  • この線型代数の回答教えてください

    1、       「1  -2  1   3  0  2 ┐ 行列A=|-2  5  -3  -4  0  -1|       |3  -8  5   11  0  3 |       └-1  2  -1   3  0  1 」   B=「1 0 0 2┐     └2 0 0 0」   に対して、 線型写像φA、φBAの核空間及び像空間の次元を求めよ。 2、R^(3)の線型変換φが、単位ベクトルe_1,e_2,e_3について、     φ(e_1)=(1,0,1) φ(e_2)=(1,1,2) φ(e_3)=(1,-1,0)   となるとき、 (1) φ(1,2,3)を求めよ (2) Ker(φ)及びφ(R^(3))の基底を一組求めよ。

  • 教えてください

          「1  -2  1   3  0  2 ┐ 行列A=|-2  5  -3  -4  0  -1|       |3  -8  5   11  0  3 |       └-1  2  -1   3  0  1 」   B=「1 0 0 2┐     └2 0 0 0」   に対して、 線型写像φA、φBAの核空間及び像空間の次元を求めよ。 この問題が分かりません。 よろしくお願いします。 kerなのでイコール0の方程式を解けばよいのですよね? 全然やり方が違いますか?

  • dimVが一定であることの証明

    線形空間Vの次元dimV、すなわち基底の元の個数は、その基底のとり方によらず一 定であることを証明せよ。 という問題がもしあったとしたら(自分でつくった問題なので変かもしれません(^_^;) )、どう答えればいいでしょうか? 【自分の解答】 Vを構成するベクトルをa1、a2、…、an とする。それらを横に並べた行列を A=(a1,a2,…,an)とおく。Aに基本変形を施し、できる限り単位行列に近づけた 結果、残った1の数がこの行列のランクである。ランクの数はどのように基本変形 を施しても一定である。dimVはrankAに等しいから、線形空間Vの次元dimV、すな わち基底の元の個数は、その基底のとり方によらず一定である。(証明終)

  • 行列の重要性とは何ですか?

    行列の重要性とは何ですか? 大学の数学で、行列の重要性についてまとめてこいと言う課題が出ました。 キーワードとして「有限次元ベクトル(線形)空間」「線形写像」の語句を使えとの事なのですが、ネットで調べても長々とした説明ばかりでいまいち言葉の意味が理解できません。 授業では、行列は線形写像を表現する手段の一つと話していた記憶があるのですが・・・。 詳しい方説明をお願いします。