- ベストアンサー
戦場の歩兵の防御装備(近代から現代まで)
戦場の歩兵の防御装備(近代から現代まで) について教えてください。 歩兵って攻撃を受けることに対して無防備のように見えますが、 例えば第二次大戦、ベトナム戦争、湾岸戦争などは、防弾チョッキなどの装備を着ているのでしょうか? 現在の機動隊でも頑丈な透明な盾を持っていますが、歩兵に邪魔にならない盾のような装備は考えられていないのでしょうか? 映像でよく塹壕から上半身を出して撃っていますが、頭を出さずに撃てる方法はないのでしょうか? やはり歩兵には余計な防御装備は無用で、 機敏に動きやすいのが一番だと考えられているのでしょうか?
- syakari
- お礼率95% (174/182)
- その他(社会問題・時事)
- 回答数5
- ありがとう数18
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
警察の持つ盾ですが、拳銃弾を止めるのが精一杯です。 ラウンドノーズなら止められるでしょうけれど、APだとまず無理でしょう。 たいていの犯罪者が使う火器は、拳銃か、散弾銃です。50m離れたらまず当たりません。 当たったところで、散弾銃ならちょっとめり込むぐらいでしょう。 戦場で兵士が使うのは、それよりもっと強力なライフルです。 WW2では、8mm前後の弾薬です。 1cm程度の鉄板でも撃ち抜けます。 現在は、5.56mmが主流ですが、コマーシャルタイプの防弾チョッキなら止められません。 軍用でも負傷は免れません。 普通の防弾チョッキは、アラミド繊維 つまりは、ケブラーの布を何枚も貼り合わせて作られます。 多少軽いのですが、防刃性はありません。 ナイフやアイスピックで刺されると、関係なく負傷します。 兵隊さんは、撃ち合うだけではなく白兵戦も行いますから、銃剣刺突に対しても考慮する必要があります。 アラミド繊維の束に防弾鋼板を合わせたものを使用します。 とんでもなく重い代物です。 通気性は0ですし。熱がこもります。 兵士の防弾チョッキは、跳弾や砲迫弾の破片から身を守れれば良いんです。 無傷とは言いません。止血可能な程度の負傷であればOKですから。 ちなみに、普通の兵隊さんはライフル銃・突撃銃を装備していて、通常は両手で操作します。 片方の手が盾だけでふさがれていたんじゃ、戦闘にはなりません。 塹壕から身を出さずに撃つ短機関銃や、軽機関銃は大戦中使われたことがあります。 そこでしか役に立たない代物ですし、狙うこともできません。 どれだけ馬鹿な兵士であっても、そのようなものを担いで戦闘を継続しようとは思わないでしょうね。 普通に使う装備と、塹壕でしか使えない装備を、同時に担いで歩かなきゃいけないんですから。 荷物は軽い方が良いんですよ。
その他の回答 (4)
- mk57pvls
- ベストアンサー率58% (428/728)
こんにちは > 第二次大戦、ベトナム戦争、湾岸戦争などは、防弾チョッキなどの装備を > 着ているのでしょうか? 防弾チョッキ、ボディーアーマーはもっと古く"中世"から存在します。 俗に言う"甲冑"(よろい)ですね。 WWIの頃迄は前線の兵士でも着用する場合が多かったらしいのですが、塹壕 戦のような静的な戦闘から、部隊が機動する動的な戦闘に様相が変わるに つれ、重たくて邪魔(動きにくい)ボディーアーマーは一時廃れてしまい ました。 米軍の例で恐縮ですが・・・。 その後WWIIまでは一部の特殊な任務につく兵士(狙撃兵や爆撃機搭乗員など) を除き、同様な状態が続いていたのですが、戦場での戦死原因を調査して いた米軍が、その2/3あまりが(砲撃の際の)破片によるものであることを 解析し、"破片からの人体主要部の防御"をコンセプトに、あらためてボディ アーマーの開発に注力しだしたのです。 その新たなモノが実戦使用されるようになったのが朝鮮戦争で、特に戦争 の終盤に、38度線付近で両軍が膠着状態になっていた時、WWI同様に前線 の塹壕にへばり付く兵士達に対して支給が始まりました。これはもちろん 個々の兵士の身体防御が主な目的でありますが、一方で精神的な意味、士気 の維持高揚という意図があったとも聞いております。 始めは海兵隊への支給が始まり、その後のベトナム戦では終盤になると陸軍 にも標準で支給されるようになり、以後全軍にわたって歩兵の標準装備と なっていきました。 > 歩兵に邪魔にならない盾のような装備は考えられていないのでしょうか? > 歩兵には余計な防御装備は無用で、機敏に動きやすいのが一番だと考え > られているのでしょうか? 軍用ボディーアーマー自体が"弾丸からの防護"では無く"破片からの防護" を念頭において開発されております。それは銃砲や弾丸の性能が飛躍的に 向上し、それらを完全に防ぐためには、アーマーをものすごく分厚く重たい ものにしなければならず、個々の兵士の戦闘力はもちろんのこと動作の自由 そのものを大きく阻害してしまうからに他なりません。 従って、よほど軽くて強靭かつ耐久力のある素材と、(前項と全く矛盾して しまうのですが)その素材を自由に加工出来る技術が開発されない限りは この状態は暫く続くものと思われます。 盾にする、しない、以前の問題ですね。 > 映像でよく塹壕から上半身を出して撃っていますが、頭を出さずに撃てる > 方法はないのでしょうか? 米軍を始め、ドイツ、フランス、そして我が陸上自衛隊でも次世代の歩兵 用装備が開発中です。 我が国の場合は"先進個人装備システム「ACIES」"と呼ばれているのですが そのPhase-2において、89式小銃(正確には現用の89式の改良型)に装着 されたIRイメージスコープと、隊員のヘルメットに装着されたHMD(ヘル メット・マウント・ディスプレイ)が連動しているので、質問者がおっしゃる ように「銃だけ出して(頭は出さずに)目標への射撃」という事が難なく 出来るようになります。 米軍ではさらに"銃自体を中程から数十度可動する(折れ曲がる)」よう にし、建物の角から身を隠したまま銃口だけを向ける、とか。銃とグレネード (擲弾:手榴弾の一種ですね)を一体化し、目標までの距離や発射角を銃の FCS経由でグレネード弾頭にデータを送り、目標の頭上でプログラミング 起爆させる、など、さらに手の込んだものを開発しています。 そのうち WiiやPS3が得意な人が リアルの戦場でも強い、といった時代に なるかもしれないですね。
お礼
丁寧かつ的確な回答ありがとうございます。 今は弾のほうが、盾より強いのですね。 開発は現在も進んでいて、 だんだんコンピューターゲームのようになりつつあるのですね。
防弾チョッキの発明と装甲車師団の組織というのが鍵でしょうね。防弾チョッキによって、必要な装甲で鉄鋼は最早ヘルメットだけになった。兜にすると見栄えが悪く、統治治安活動に影響が出る、見栄えいい兜は量産できない、この点も挙げられます。そもそも何故生産量と生産速度が重要視されるのかというと、伝統的なドイツの戦略、電撃戦が研究され尽くした、そして第2次世界大戦で大きな犠牲を払いながらも、圧倒的な物量を、人員を惜しみなく投じ、連合国が勝った、そこに起因するでしょうね。戦車の登場もですね。塹壕だったらともかく鎧兜は100ミリキャノンの前には無力、哀れ騎士はミンチに、ってね。
お礼
回答ありがとうございます。
- xiansui
- ベストアンサー率73% (861/1164)
主に、WWIIの連合軍に関してです。 防弾チョッキはチョッキの中に金属板が入っている為、重いは暑いは動きづらい等のデメリットがあるので、現在はカーボンやセラミックが多いようです。 陸軍の地雷処理班には防弾のショートパンツも配給していました。 あとの防具としては、頭部を保護するヘルメットや、足を保護するジャングルブーツ(こちらにも金属板が入っています。)あたりでしょうか。 質問の回答としてはそれますが 1944年から、アメリカ陸軍は、第1線の兵士1人、1人に応急処置が出来る簡易救急セットを配布していたはずです。 即死や、意識を失ってしまえば効果はありませんが、負傷に有効な薬品を揃えており、感染症の予防や鎮痛に貢献していました。近くに、軍医や衛生兵がいるとは限りませんからね。
お礼
回答ありがとうございます。 もちろん物量があるから出来るのだと思いますが、 WW2のアメリカ軍は兵士を守るという点でも優れていたようですね。
- Lupinus2
- ベストアンサー率26% (1802/6710)
防弾チョッキの類は着ていますが、防弾というよりは爆弾の破片から身を守る程度の性能しかありません。 拳銃弾くらいなら止められるのかな? 軍用ライフルの貫通力に耐えられるようなものを着たら、重くて動けなくなってしまうでしょう。 ベトナム戦争時、攻撃に対して無防備なヘリの機関銃手用防弾チョッキは、もの凄く重かったらしいですから。
お礼
回答ありがとうございます。
関連するQ&A
- 旧式銃時代の塹壕戦について
チェリニョーラの戦い、チャルディラーンの戦い、パーニーパットの戦いと、 銃が本格的に戦場で使われるようになった初期の戦例では、防塁や塹壕で防御した 後ろから敵に銃撃を加えて勝っています。 ところがこれよりかなり後の時代の七年戦争とかナポレオン戦争とかの 戦場を見ると、何ら敵の射撃に対する防御を行わず、密集陣で突っ立った 歩兵同士が撃ち合っている光景が見られます。 再び塹壕戦や陣地戦が行われるのは、連発銃や機関銃が発明されてからです。 初期にそういう戦術が生まれてるのに、どうして陣地を構築して 撃ち合うことが無くなったのでしょうか?
- ベストアンサー
- 歴史
- 鎧はやっぱ必要か?
この国は戦争のことを全く考えてないかもしれない。命が一番重要なんじゃないの? その時の歌もなく、どうしてもというなら戦前の歌になる。 戦前は天皇陛下の歌や、歩兵の歌などがあった。 極度に無防備すぎるので防弾チョッキなど護身具は多少買う人もいるだろう。 でも防弾チョッキって胴体だけ守るちと幼稚なものなんですよね。 全身覆う護身具となるとやっぱ鎧しかなく、日本国憲法にも特に抵触しそうもなさそうだが どうだろうか。 幸い大河ドラマなどで誰もが知っているもの。こどもの日の見ものも五月人形だ。 しょ個人があまりにバラバラで民族意識もないようだし、大日本帝国や戦国時代の時のように、日本人が敵になる可能性もある。 これからの日本、鎧は必要なのだろうか?
- ベストアンサー
- その他(社会問題・時事)
- 戦争での兵隊の装備について
戦争映画でも、実際の戦争でもそうだが、 なぜ歩兵?は銃だけ持って突進するのですか? なぜ身を守る盾を持たないのですか? あまりにも無防備すぎて、撃ってくれと言っているようなものです。 結局それで大勢の兵士が死ぬわけだが・・・ ヘルメットだって貫通してるシーンもあるから意味ないし、 盾が無くて死ぬよりは、多少重くても盾があった方がマシなわけで。 プライベートライアンの冒頭のシーンなんかがまさにそうです。 http://www.youtube.com/watch?v=h7kQKr9CYj0&feature=PlayList&p=197AF8D1453518D6&playnext=1&playnext_from=PL&index=23 マシンガンの威力は知ってますが、それでも何か対策はあるはずです。 マシンガンでも貫通しない盾くらい開発できるはずです。 重くても重厚な盾で身を守りながら少しずつ進むとか。 上陸する前に、敵のいるところを爆撃してから上陸するとか。 この疑問に誰か答えてくれる方、よろしくお願いします。
- 締切済み
- その他(社会問題・時事)
- 戦艦大和が宇宙戦艦ヤマトと同じ装備だったら…
もし日本海軍機動部隊の旗艦大和が宇宙戦艦ヤマトと同じ装備や能力だったら 大東亜戦争で活躍できたでしょうか? 波動砲、ショックカノン、対空パルスレーザー、コスモタイガー、空間ワープ、高性能レーダー及び通信システム、アステロイドシステム(岩盤回転防御) ヤマトに搭載された標準的な装備が大和に備わっており、乗組員も使いこなせたとします。
- ベストアンサー
- 歴史
- うんこで顔を洗う訓練で陸軍歩兵は精強になる?
貧しい国の紛争や戦争を見ていて思います。 AK47とRPGロケットと普通乗用車のような、陸自に比べれば1/10ぐらいの値段の装備でも先進国陸軍と対等に戦えているように見えます。 それを考えると貧しい国で劣悪な環境で育ち、軍隊に入っても回りの仲間はゴロツキ一歩手前の貧困層出身者ばかり、しかも軍隊の中で全員が上官からひどい虐待を受ける。 そういう空間で怖い教育を受けた人たちで構成される陸軍歩兵部隊は、たとえ装備や戦術で劣っていても、勝敗という意味では、純粋培養エリート集団の陸自普通科より上ですか。 過去の日本陸軍が体格や装備や知識量や技術で圧倒的に勝る先進国と対等に渡り合えていたのは、昔の日本人が現代の途上国の陸軍軍人のようなどす黒いオーラをほぼ全員が放ってたからですか。 修羅場や、貧困経験が陸軍軍人の強さに比例するのかしないのか知りたいです。 アウトローは軍人としても強いのか、温室育ちの先進国陸軍は同じ装備だったら途上国にはまず勝てないのか、先進国の軍が戦闘機や軍艦や戦車のような、遠距離から敵を叩く武器を充実させる一方で歩兵連隊の装備の充実や縮小近代化を遅らせるのは、接近して貧国軍人の荒んだ顔を見たら本能的に委縮して動けなくなるのを海外派遣経験で知ってるからなのか、教えてください。
- 締切済み
- 国際問題
- 手話で「戦車」など、どう表現しますか?
来週、手話勉強会で「夏の思い出」について発表することになりました。 家族で陸上自衛隊の駐屯地へ行き、屋台の食べ物を食べたり戦車に体験乗車したり、装備品(防弾チョッキやヘルメット)を着けて写真を撮ったことを発表したいのですが、使用頻度の少ない単語のためかネットや手持ちの本で調べても分からない単語や、表現に自信が無い単語があるので教えて頂きたいのです。 ●「陸上自衛隊」・・・「自衛隊」は両手握り拳を体の右脇に置く「兵」でいいと思うのですが、「陸上」はどう表現すれば良いでしょうか? ●「駐屯地」・・・「基地」+口話で「ちゅうとんち」という表現で良いでしょうか? ●「戦車」・・・「戦争・戦う」+「車」という表現で良いでしょうか? ●「防弾チョッキ」・・・「防ぐ」+「銃弾」+「チョッキ」という表現で良いでしょうか? 以上4点につきご回答・アドバイス等よろしくお願い致します。
- 締切済み
- その他(行政・福祉)
- 銃刀法があるのになぜ警察官は拳銃を持つのか
警察官、裸の男に拳銃を奪われたあげく撃たれてけが http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/495285/ 一般人は拳銃を持ってない国だから銃撃戦になることを想定しなくていいのにジャパニーズポリスメンは鉄砲を持っています。 拳銃があれば拳銃がありさえすればと困る状況より↑のように奪われるリスクのほうが大きいと思います。 鉄砲所持者を発見したり銃声が聞こえたららその時はMP7に防弾服に目出し帽にメットの完全武装機動隊歩兵分隊がヘリコプターや軽トラで急行すればいいんでは? 普通の警察官はプラスチックの盾と軽量なひのきの棒のセットのほうが使い勝手が良くないですか? ヒノキの棒と皮の盾なら奪われても全然痛くないです。
- 締切済み
- ドラマ
- 2足(または多脚)が主力足りえる状況(戦局)は?(3)
こちらの続きになります。 http://okwave.jp/qa3507539.html 回答者様に悪いので、一旦締め切らせて頂きました。 他に相応しいカテゴリーが御座いましたら、お手数ですが誘導のほどよろしくお願いします(それらしいカテがないもので…;ちなみに、「科学カテ」「物理カテ」では全滅でした…。) 【質問】 2足または多脚が兵器として主力たりうる状況は、今後ありますでしょうか? 運用・機能・戦局、どれでも構いません。 よろしくお願いいたします。 【正論】(※飛ばしていただいて構いません) 今のところ、「兵器」というよりは、歩兵を強化する為のより高性能な防弾チョッキ(ブースト付けて装甲を厚くして)的ないわゆるパワードスーツが一番近いかなと思います。 【考察】(※飛ばしていただいて構いません) まず制空権の確保は終了してるとして、地上制圧にヘリと戦車、そして歩兵のタッグが来ます。 戦車を落とすヘリはヘリ同士の戦いに、その隙に地上を制圧する戦車は戦車同士で、その戦車を破壊する歩兵は随伴した歩兵同士で、戦闘になります。 で、ここで2足を登場させた場合ですが、正直、今の戦局では邪魔なオブジェにしかなり得ません…; 武装ヘリにはあっけなく落とされ、戦車には紙くずのように吹き飛ばされ、歩兵には高々数十万のRPGで吹き飛ばされます。 まあ、正直、2足にそんあ将来性があるなら、とっくの昔に米軍が第2次世界大戦の終了と共に開発に乗り出し、今頃戦場を闊歩してるわけですが…; じゃあ無理?; いえいえ、きっと何か方法が…あると思いたい…;
- ベストアンサー
- 政治
- 機動戦士ガンダムVS新世紀エヴァンゲリオン
機動戦士ガンダムVS新世紀エヴァンゲリオン MSN-00100 百式 (クワトロ・バジーナ)の武装「メガ・バズーカ・ランチャー」のメガ粒子ビームを…「ヤシマ作戦」の時にEVA零号機(綾波レイ)が装備した特殊兵装「耐熱光波防御盾」で防ぐことは出来ると思いますか…?
- ベストアンサー
- アニメ・声優
お礼
回答ありがとうございます。 どうやら防弾チョッキは砲弾の破片から多少身を守る程度の性能なんですね。 素材の開発がポイントのようですね。