オスとメスの老化についての違い
- 老化におけるオスとメスの違いについて説明してください。
- insulin signalが老化に関与しているという話は有名ですが、なぜオスとメスで寿命の違いが生まれるのでしょうか?
- メスのみにinsulin signalが老化に関わっているという話が広まっているようですが、なぜ両方の性に当てはまるとは言えないのでしょうか?
- ベストアンサー
老化という観点で、オスとメスの違いを教えてください。
老化について勉強していたら、ある疑問に遭遇しました。 insulin signalが老化に関わっているという話は有名かと思います. その関係の論文において、ハエでもマウスでもinsulin receptorをノックアウトするとオスは寿命にさほどの違いはないのに、メスは大幅に寿命を延長するというデータを示していました。 なぜ、そのような違いが生まれるのでしょう? また、論文を読む限りこのメカニズムはメスのみに当てはまると思うのですが、なぜinsulin signalが老化に関わっているという話は両方の性に当てはまるという考え方に世間一般ではなっているのでしょうか? 不勉強で申し訳ありませんが、ぜひ教えてください。 Referenceなども教えていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。
- Hayasumi
- お礼率23% (28/120)
- 生物学
- 回答数1
- ありがとう数1
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
興味深いネタだったので、専門外ですが調べてみました。 ご指摘の論文は、 ハエ:Tatar et al., Science, 2001 マウス:Holzenberger et al., Nature, 2003 あたりでしょうか。 確かに、メスの方が寿命の延長が顕著であるようですが、 脂肪細胞特異的にインスリン受容体をノックアウトしたマウスでは、 特に性差はなかったようです(Bluher et al., Science, 2003)。 性差が出る理由としては、ホルモンの関与や性染色体にコード されている遺伝子の関与が疑わしいですが、はっきりした結論は ないようです。それは、実験系によって、あるいは研究者によって、 性差がある場合とない場合があるからだと思います。 エネルギー代謝と老化は表裏一体と言われますが、 オスの方がエネルギー代謝が(たぶん)盛んなので、 インスリンシグナルを多少いじっても寿命に差が出にくい、 という可能性もあります。 人間でも男性の方が女性よりも平均寿命が短いですが、 この原因もはっきりしていないので、そこら辺と絡むのかも。 とにかく老化というのは、遺伝学的背景や食べ物などの環境因子に 大きく影響を受けると思うので、なかなか統一的な見解は得られにくいが、 少なくともインスリン系の抑制はオスでも寿命を延長する場合があるので、 両性の老化に関与していると理解されているのではないでしょうか。
関連するQ&A
- オスとメスの違いは?
先日知人の家で子猫が生まれ、貰い受けようか迷っています。 今、先住猫(メス12歳?)が居るのですが、今までメス猫しか飼ったことが無く、今回貰おうと思っているのは、オス猫です。 私としてはオスメスそんなに違いは無いだろうと思うのですが、主人が「オスはな~。。。」と、余り乗気でない様子。 そこで質問なのですが、オスとメスでは飼っていく上で何か大きく違いはありますか? ちなみに我が家の猫は、温厚、マイペース、甘ったれです。 半年前に他界したメス猫は、甘えん坊、臆病者でした。
- 締切済み
- 猫
- オスとメスの大きさの違い
昆虫の多くはオスよりもメスのほうが体が大きいように思います。これはどうしてなんですか?オスはメスをとりあって戦うことも多いので、体も大きいほうが有利なようにも思うのですが・・・。
- 締切済み
- 生物学
- 飼うならオス?メス?
知り合いの家のシーズーが子供を生みました。貰って飼う事になったのですが、オス メス どちらのほうが飼いやすいのでしょうか?何しろ初めてなもので分からないことだらけです。後、生後何日ぐらいで引き取るのが犬にとっても買主にとってもいいのでしょうか?ちなみに我家には7歳男、5歳女、2歳男の3人がいます。
- ベストアンサー
- 犬
- メスとオスに仲良くして欲しい☆
うちには小型犬のメスとオス(兄弟)がいるんですけどオスがメスは嫌っているのに追い掛け回すんです。それでオスはマーキングをするということもありほとんどサークルの中にいるんですけどメスをみるとそわそわ騒ぎます。そしてサークルからだすとメスが嫌がって喧嘩をしてしまいます。オスの去勢は考えていません(>_<)子供も産ますつもりもないです。この2匹がこれから仲良くなっていく方法はないですか??
- 締切済み
- 犬
お礼
返答ありがとうございます。 自分もあれから調べてみました。 その中に男性も女性もDHEASの分布やIGF-1の分布が大きく異なることを示した文献がありました。stringf35の言う論理も確かで、IGF-1分布の密集が強い男性はエネルギー代謝も盛んになりましょう。 恐らくそこらへんに今回のような差異が生まれたのでしょうね。 ありがとうございました。