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中国生産からの撤退

 すでに中国へ進出した日本のメーカーが中国での生産を撤退し、ベトナムなどの他の東アジアの国へ移行するケースがあります。基本は人件費を中心としたコストの削減をさらに求めているのは想像がつきますが、その他にも何か要因があるのでしょうか?お詳しい方よろしくお願いいたします。

  • 経済
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.8

一番の観点はリスク管理だと思います。 我が社も中国バブルを警戒して工場を東南アジアへ移転しました。 その他の理由もありますが、今一番怖いのはこれでしょう。 その他では人件費高騰に耐えきれずに逃げ出して行きますね。 あそこの国は外国企業を誘致するときは甘いことを言いますが、 撤退するというと陰湿に責めるんですよ。 撤退の受理までに2年かかったという話も聞きました。 韓国さんの企業は体力が保たないので夜逃げ同然で逃げていきます。 こういう企業も非常に多いですよ。 中には夜逃げが従業員に見つかって半殺しにされた方もいます。 むこうは社会主義の仮面をかぶった資本主義経済なので 役人のご機嫌を損ねたら何されるか分かりません。 日本では公務員にガンガン文句を言えますが向こうでは無理です。 こういうのも全部含めてチャイナリスクというんでしょうね。

katubo1959
質問者

お礼

 経験に基づくディープな回答、ご意見ありがとうございます。こういうお話待っておりました。  以前「中国生産は2年で投資分を回収せよ。」と聞いたことがありましたが、なるほど納得です。

その他の回答 (7)

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (811/3029)
回答No.7

食品関係などにはよくありますが、中国からの入荷は政治的な理由等で滞る可能性があります。 (まあどこの国もでしょうが) だから、仕入先を多角化することで、リスク分散を図るわけです。 あとベトナムに関しては、仕事の定着率が高いため人材教育が行いやすいと聞きます。

katubo1959
質問者

お礼

> あとベトナムに関しては、仕事の定着率が高いため人材教育が行いやすいと聞きます。  定着率が高い国民性・意識の根底にあるのはなんでしょうか?べトナムの方々は日本人のように会社に対してロイヤリティのような意識があるのでしょうか?とても興味があるところです。  ご回答ありがとうございます。

  • mitigusa
  • ベストアンサー率47% (613/1300)
回答No.6

 リスク管理の観点で言えば  中国は 共産主義国で 一部経済が自由化されたに過ぎません。  貧富の差の拡大が 進めば   暴動/内乱の 可能性は否定できません。    また、ダハイラマの 件で解るように  決して 中国と言う国が 同じ思想・方向を向いている  単一民族では有りません。

katubo1959
質問者

お礼

 中国にはまだまだ不安定な要素があるんですね。これまで中国で甘い汁を吸わせてもらった勝ち組が、早々に勝ち抜けなんでしょうか。  ご意見ありがとうございます。

回答No.5

中国で消費される物財を生産している企業はやはり消費地に近いつまり中国国内で生産をするのが ベターでしょう。 中国以外に出て行く企業は、最終消費地が中国だけではない物を製造している企業です。 中国も沿岸部では人件費コストも高くなりました。 構造的な変化が求められています。 高度な物を製造しないといけない時代になりつつあります。

katubo1959
質問者

お礼

> 高度な物を製造しないといけない時代になりつつあります。  そうすると、技術的なノウハウが流出し、もともとの家芸が流出してしまう、日本の金型技術などは完全にコストパフォーマンスで負けてしまうようになってしまいましたね。技術大国であった日本が生きていく新たな道を模索しないといけないですね。   ご意見ありがとうございます。

  • DDRSDRAM
  • ベストアンサー率36% (115/314)
回答No.4

No.2です。 >中国よりも整った環境がすでに確保できるということでしょうか?  どこの国でも、経済特区では最優先で電気や水を供給します。  中国では電気については停電が以前より増えている、水については水質が悪化しているということです。水や電気の需要の急増にに対して品質や供給量が追いつかず、余計な経費がかかるか品質が落ちるかの影響が出かねない状況になっているということです。 ・停電に対して → 自家発電で対応=電気代が高くつく or 操業停止 ・水質悪化に対して → 新たな水源または浄水設備の追加 or 洗浄がうまく行かず品質低下 まあ、ベトナムの給電事情が先進国並みとは思えませんが、わかりやすく言うと経費的には  ベトナム人人件費+自家発電経費<中国人人件費+自家発電経費 ということで、中国のインフラもベトナムのインフラも大差がないという状況かな?

katubo1959
質問者

お礼

 引き続き解りやすいフォローありがとうございます。発展途上にあるほうが海外誘致に対してプライオリティが高いということですね。

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.3

コスト高とインフラの問題もありますが、 資産価格の上昇と購買力が増加している 国では、かって日本でもそうでしたが、 傲慢な社会に変貌します。 この傲慢な社会は自分たちの都合のよい 体制を好みます。例えば、自由貿易を妨害 してみたりします。 傲慢な国で最たる姿は東西冷戦の終結から リーマンショック前に見られた米国の 一国主義でもそうです。この背景には、米国 経済の資産価格の上昇がありました。 中国からベトナムなどへの生産拠点の一部を 移転させる目的として、リスクの分散も存在 もあります。 つまり、地政学的リスクの分散です。

katubo1959
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  なるほど放漫な社会ですか、参考になります。

  • DDRSDRAM
  • ベストアンサー率36% (115/314)
回答No.2

・人件費の高騰、人手不足  中国での人件費の高騰があり、ベトナム、インドより高くなってしまった。コストの削減というより値上げ防止。中国の国内企業も一部海外に進出し始めた。 ・インフラの問題  停電の頻発、水質の悪化などで人件費以外での余計な経費の割合が増えた。法律の未整備、司法の恣意的な運用でコピー製品が取り締まれず利益が上がらない。

katubo1959
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  インフラ部分ですが、たとえばベトナムだった場合、中国よりも整った環境がすでに確保できるということでしょうか?

  • DESTROY11
  • ベストアンサー率23% (780/3367)
回答No.1

規制等の法律もありますね。 現地に工場を建てる場合、何%以上は現地人を雇わなければならないとか、 現地から材料等を購入しなければならないとか、 そういった規制が厳しくなり、メリットが減ってきたというのもあります。 やとった現地人のモラル等の質的要因もありますし、 ストばかりで生産性が低いとかそういうのもあるでしょう。

katubo1959
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。

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