生物実験DNAの抽出方法と疑問点

このQ&Aのポイント
  • 生物実験で使用されるDNAの抽出方法について説明します。精巣を使用し、トリプシンとNaCl水溶液を加え、一連の処理を行います。
  • 具体的な手順としては、精巣をすり潰し、NaCl水溶液を加えて混ぜ、温め、加熱後に氷冷し、エタノールを加えてDNAを取り出します。
  • これにより、繊維状のDNAが現れ、染色や観察が可能となります。なお、疑問点として、精巣の使用理由やNaCl水溶液の役割等についても解説します。
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生物実験DNAの内容です。よろしくお願いします。

生物実験で疑問に思ったことがありました。 参考書にも書いていないことだったので教えて頂きたいなと思っています。 よろしくお願いします。 DNAの抽出 材料:魚(タラなど)の精巣 方法 1.精巣1gを乳鉢にとり、トリプシンを耳かき1杯加え、よくすり潰す。 2.10%NaCl水溶液を20ml加え、よく混ぜたうえビーカーに移し、40℃で10分間保温する。 3.80℃以上の熱湯で5分間加熱した後、速やかに氷冷しながらろ過する。 4.ろ液の上にろ液と等量の冷やしたエタノールをビーカー壁面にそって静かに注ぎ、軽く水平にゆする。 5.現れた繊維状のDNAをピンセットで取り出し、スライドガラスにのせて乾燥させた後、染色液を落とし10分間程度染色する。 6.スライドガラスの裏から水を流し静かに水洗した後、光化学顕微鏡下で観察する。 疑問1.精巣を用いた理由。 疑問2.NaCl水溶液を加えた理由。 疑問3.40℃及び80℃で処理した理由。 疑問4.エタノールを加えた理由。 以上です。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • teru-arai
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回答No.1

精巣を用いた理由。  簡単につぶせる(筋肉、ひれ等と比べる)。組織が比較的大きい(脳、肝臓などと比べる)。 組織中のDNA含量が大きい。 NaCl水溶液を加えた理由。  NaClの最終濃度が不明なので、分からない。加えた意味は最終濃度による。加えた後に、 溶液の粘度は上がりましたか? 40℃及び80℃で処理した理由。  40℃はたぶん、トリプシンをよく働かせるため。80℃の意味はNaClの最終濃度にも よると思うが、たぶんタンパク質の変性。 エタノールを加えた理由。  DNAを変性させて沈殿させるため。 精巣というか精子のDNAには普通の細胞のようなヒストンではなく、プロタミンと呼ばれ る特殊なタンパク質が結合している。これとDNAの結合はヒストンより、かなり強く、実 はきれいにはがすのは大変で、上記の方法だと結構残っているでしょうけど、巻き取るだ けなら差しつけないでしょう。

19890426
質問者

お礼

回答ありがとうございます。NaClを加えた後はかなり粘性が出ていました。最終的なNaClの濃度は不明でした。すみません。粘性がでたことで、NaClを加えた理由がわかりますか。お願いします。

その他の回答 (1)

  • teru-arai
  • ベストアンサー率74% (40/54)
回答No.2

テル ァ ライです。 “NaClを加えた後はかなり粘性が出ていました。” これはDNAからヒストンがかい離して、DNAがフリーになったためで、高濃度のNaClが入っていたと思います。 ヒストンがかい離するためには、数字よく覚えていませんが2M(有れば十分、1M以上は必要)のNaClが必要です。前にも書きましたが成熟精子ではヒストンでなくプロタミンと呼ばれるタンパク質と結合しています。プロタミンがDNAからかい離する濃度がヒストンと同じかどうかは知りません。

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