• 締切済み

DACとサンプリング定理

caudchyの回答

  • caudchy
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.14

No.13です。お役に立てず申し訳ありません。 学部で解析をサボったので, 正確なことを確信を持って書けなくて…… それでも若干補足させてください。 1. サンプリング定理には仮定があります。 たとえば, http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%9C%AC%E5%8C%96%E5%AE%9A%E7%90%86 をご覧ください。 「標本化定理とは、ある関数f(x)をフーリエ変換した関数F(s)の成分(スペクトル)が、| s | ≧ W の範囲でF(s)=0である……」とあり, このフーリエ変換が成り立つための仮定がサンプリング定理にも必要です。 フーリエ変換自体をきちんと学んでいないので不正確な説明となりますが, t = 0 の近傍でしか成り立たないと思われます。この近傍だけでは音にならないので, 一定区間で同じ音が続くよう関数を拡張する, といったことになると思います。 「標本化定理の証明」の12~13行目で, 入力信号を正弦波 (同じ音が続く) としていますが, これは本質的なものと思われます。 尚, 同証明で「θα」を用いていることから私の iii) の仮定は誤りかもしれませんが, グラフで考えると定理は成り立たなさそうなので, これもフーリエ変換時の仮定ではないかと思います。 2. 記録時と再生時に同一の理想的なローパスフィルターを用いれば, 定理を満たす限り, 両信号は一致します。 定理より, 「s = 2Wに相当する周期より小さい周期をもつ標本化関数で標本化したときに得られる関数は、そのスペクトルのうち | s | < Wが原関数のスペクトルに一致」し, ローパスフィルターによる信号はこの一致するスペクトルのみから構成されるので, 当然の結果となります。(「理想的な」とは, 周波数 F 以上をすべてカットし, 周波数 F 未満の部分には全く影響を及ぼさない, という意味で用いました。) 3. 定理では, t = T のときと t = T + α のときに同時に (同じサンプリングデーターで両方のときに) 入力信号を再現できるとは保証していません。 α = 1/f で考えると, 多分無理でしょう。 オーディオ業界が言ってきた(今も言っている)ことは, ある仮定の元でのみ正しいが, 実際の音楽信号で厳密に成り立つことは殆ど無い, というところでしょうか。 但し, 結構うまく近似できるているものだな, とは思っています。 あと, オーバーサンプリングは無理のないアナログフィルターを用いるのに有効でしょうが, 場合によっては音が変りそうにも思います。決して否定するつもりはありませんが, 過度の期待はできないと思います。

関連するQ&A

  • 標本化定理(サンプリング定理、ナイキストノ定理)について

    標本化定理(サンプリング定理、ナイキストノ定理)について教えてください。 ”あるアナログ的な信号をデジタルデータにサンプリングする場合、原信号の各周波数成分をすべて正確にサンプリングするためには、原周波数の2倍以上のサンプリング周波数が必要となる。これを標本化定理という。”というのが基本的な説明だと思います。 この中で『2倍以上の』という表現がありますが、この点が疑問になっています。 例えば、20kHzのSin波を40kHzでサンプリングしたとして、サンプリングする点が丁度サイン波の振幅0の点だった場合、元のSin波の周波数は分かりますが、振幅は一意に決められないと思います。原信号を振幅も含めて復元するには、『2倍より大きい』周波数でサンプリングする必要があると考えるべきでしょうか?『2倍以上』という表現は厳密には正しくないと考えて良いのでしょうか? また、そもそもサンプリング定理は振幅情報を再現しないということであれば、疑問は解消されるのですが、その点はどうなんでしょうか?? どなたかご教授の程お願いいたします。

  • 復元した後のサンプリング効果は?

    サンプリングした信号(音声等)波形を復元して、またさらにサンプリングした効果は、どのようなものなのでしょうか。 どんな回答でもかまいませんので、よろしくお願いします。

  • DACの出力音について教えて下さい。

    DACの動作原理が良くわかっていないのですが、 こいつに同じデジタル値のデータで、 1つは理想的な矩形波 1つは角がなまり出力レベルも足りない劣化した矩形波 の2つのデータが入った場合、 DACは同じ音を出力するのでしょうか? デジタルデータをアナログ信号的に扱い変換などをかけて出力していて、 元のデジタルデータの波形が出力に影響を及ぼしているのではないか、 という気がするのですが・・

  • 標本化定理をわかりやすく教えて!

    ”あるアナログ的な信号をデジタルデータにサンプリングする場合、原信号に含まれる周波数成分をすべて正確にサンプリングするためには、原周波数の2倍以上のサンプリング周波数が必要となる。これを標本化定理という。” と言うことですが、サンプリングした時点で途中の情報を捨てているのに何故完全に復元できるのか、納得できません。 出来れば絵付きでわかりやすく説明してください!お願いします。

  • CDのサンプリング周波数は44.1kHzですが、実際のサンプリング回数は1秒に何回?

    私は単純に「44.1kHzなのだから、1秒に44,100回でしょ」と思っていました。 でも、記録できる最大の周波数20kHzを再現するには、もっと多くのサンプリング回数が必要だと思うのです。 例えば、 1秒間に2Hzのサイン波の波形を思い浮かべてください。(ゼロから上行って戻って下行って戻って×2回分) これを「2Hzだから、2倍の4Hzでサンプリングすれば波形が再現できる」と考えて「4回」のサンプリングとしてみます。 1個のサイン波を再現するには少なくとも4点必要じゃないですか?すると2Hzだと、少なくとも「8回」は必要なのじゃないでしょうか。 なので、44.1kHzと表現される「サンプリング周波数」が示しているのは、実は2倍の88,200回/秒なのではないかが疑問になりました。 実際、どうなのでしょう。 SACDの話は要りません。普通のCDの規格についての質問です。 よろしくお願いします。

  • DAC に於けるΔΣ変調の原理と効能は?

    これは私にとっては長年に渡る疑問点で、既にあちこちの Web Site を調べまくったのですが、何度目かの年末を迎えて遂に独学にはヘタレて(笑) しまいましたので、先輩諸氏の解説をいただけると幸いです。 ΔΣ変調の原理と効能は AD 変換に於いては理解できるのですが 0101 の並びに過ぎないことから 0 か 1 かを判断できれば良い筈の Digital Audio 信号をΔΣ変調することは、どのような仕組みになっていてどのような効能があるのでしょうか? 積分器と量子化器との Feedback Loop で構成されるΔΣ変調器の解説はあくまでも Analog 信号を Digitize する際のものであり、DAC (Digital Analog Converter) に於ける Digital to Digital のΔΣ変調には該当しない筈だと思うのですが違うのでしょうか? もしも AD 変換時のΔΣ変調器と同様の回路が DAC に組み込まれているのであれば 0101 の Digital Code を判断するのに何故そのような Analog 検波機構が必要なのか理解できません。 また Analog 検波に於いては 22.05kHz 16bit (65536 階調) の電圧変化全てを正確に 1bit へ量子化するためには 44.1kHz × 65536 の 65536 倍 Over Sampling を要すると思うのですが、128 倍などと低 Over Sampling 値で Digitize する現在のΔΣ変調型 ADC では何故初期の Single Bit DAC (PHILIPS SA7221 や PANASONIC MASH など) にみられた「大音量の高域ほど Data が欠落したような Mellow な音質になる」という問題が起きないのかも不思議です。・・・私にとってはこの疑問が解決しないことが未だに、少なくとも DAC に於いては Multi Bit (4bit 精度の Single Bit 器を 6 器重ねたような Multi Stage Single Bit 型も含む) にこだわっている理由になっています(汗)・・・と言っても既にΔΣ変調に疑問を抱きつつも音が良いと感じてしまった上位 6bit を Multi Bit 変換としている PCM1792A DAC 製品の Style Audio CARAT TOPAZ Signature を愛用しているのですが(笑)・・・。 DAC に於いては 0101 の Code を正確に読み取りさえすれば正確な波形を再現することに何の支障もない筈で、Over Sampling は高額の開発費がかかるにもかかわらず音質劣化の主原因となる多素子 LPF (Low Pass Filter) の使用を避ける、SACD/DSD (Super Audio Compact Disc / Direct Stream Digital) に於いては Speaker System の追従限界を超える 高周波の Pulse 発振によって LPF そのものまで不要とするためのものでしかないとさえ思うのですが違うのでしょうか? 正確な正弦波 Pulse を発振させるために Quantum Bit 数を増やすこととなる Digital to Digital の Over Sampling は Quantum Noise の発生が止むを得ないものですが、この Noise を可聴帯域外に Shift する Noise Shaping にしても Digital Computing 演算処理 Algorithm が行うことであって、16 進法と 2 進法といった異なる量子化 Code の比較を行えるわけではない量子化器と積分器の Feedback Loop で解説されるものではないのではと思っているのですが違うのでしょうか? 何故 Analog ではない 0101 の Digital PCM (Pulse Code Modulation) Code を正確に受け取って Pulse 発振すれば良いだけの筈の DAC に於いてもΔΣ変調器が有効なのか、その動作原理と効用について解説をいただき、晴れ々々とした気分で新年を迎えたいのですが(滝汗)・・・宜しく御願いします。

  • 教えてください

    サンプリング周期によって、量子化誤差および波形再生の忠実度の違いが出るのはなぜですか? そして、入力信号に対しサンプリング周期が長すぎると、なぜ、エリアジング現象が起こるのですか? 教えてください。

  • 44.1kHz以上のサンプリングは高音質?

    人が可聴できるのはは20-20kHzと言われています。標本化定理(サンプリング定理)を考えればCDの44.1kHzで十分と思うのですが,DVDやスーパーオーディオCDは44.1kHz以上で高音質と言われるのはなぜでしょうか? (1)20kHz以上は聞こえないが,感じることはできてそれが臨場感を生み出している。 (2)CDでは20kHzで不自然に減衰するが,48kHzあたりまで上げれば20kHz周辺の特性をフラットにできる。 (3)サンプリング定理 s(t)=Σs(n/2W)sin(2πW(t-n/2W))/2πW(t-n/2W) Σはn:-∞→∞ の理想的なローパスフィルタが実現不可能でサンプル間の補完がうまくいかずDA変換が完全にできていない。よってサンプリング周波数と量子化ビット数を上げAD/DA変換の精度を上げることで原音に近い音が出せる。 いくつか考えてみたのですが,分かりません。オーディオと信号処理にくわしい方,教えていただけますか?

  • DACは20kHzをどうやって出す?

    表題の DAC は Multi Bit や Multi Stage Single Bit DAC ではなく、Pulse Generator を 1 基 (Single Stage) しか持たない Single Stage Single Bit DAC の事で、質問は「Single Stage Single Bit DAC はどうやって 20kHz の連続波を最大出力 (2V?) まで発振しているのでしょうか?」というものです(^^;)。 最終出力が 3bit~6bit 精度 (8fs~64fs) 以上となる Pulse Generator を 8 段~4 段重ねて段間出力誤差を DEM (Dynamic Element Matching) 回路等で補正した CLCS (Cirrus Logics Crystal Semiconductor) CS43xx Series や TIBB (Texas Instruments Burr Brown) PCM1716 或いは dCS952 のような Multi Stage Single Bit DAC ならば解るのですが、Pulse Generator 1 基のみの Single Bit DAC ですと 1/44,100 秒または 1/48,000 秒内に 24bit 分となる 16,777,216 回 Pulse 発振しなければならず、駆動 Clock 周波数は 16,777,216fs の 800THz 前後 (16bit 分でも 65,536fs の約 3GHz) という実現不能なものになってしまいます。 Single Bit DAC に内蔵されている Pulse Generator の駆動 Clock は ESS (Electronic Speech Systems) Technology ES9018 Series でも 100MHz 以下となっており、比較的安定して駆動できる 50MHz 程度ですと 1,024fs 程でしかなく、1,024 回の Pulse 発振では 20kHz 信号を 10bit 分しか立ち上げることができません。 長年 Multi Bit の PHILIPS TDA1541AS1 DAC Chip 機を愛用してきて、普段使いにしている TIBB PCM1792A DAC Chip 機も上位 6bit が 63 基の Pulse Generator になっている事からこれに 256~768fs 8~9bit 精度の下位 bit 用 Single Bit DAC 出力が加算されると 20kHz でも 14~15bit 分の動きに遅延なく追従できると思って安心して愛用しているのですが、新たに入手した Single Stage Single Bit の Generator を並列動作させるものであるらしい ES9018 機でも 20kHz の Test Tone を Peak 値まで連続出力できてしまう事から今までの Single Bit DA (Digital Audio) に対する理解が崩壊してしまいました(^^;)。 DSD (Direct Stream Digital) のような Single Bit DA (Digital Audio) では Sampling 周波数が 64fs だと 64 は 2 の 6 乗である事から 11.025~22.05kHz または 12~24kHz では 6bit 精度、即ち 6bit × 6dB/bit=36dB の Dynamic Range となり、20KHz 連続 Test DA 信号を Analog 変換すると最小出力 +36dB 以上の音が出せない理屈になってしまい、120dB もの理論 Dynamic Range を持つ 24bit DAC では理論上 Peak -84dB 以下というほぼ無音出力になってしまうと思っていたのが、実際は出てしまうんですよね(^^;)。 Single Bit DAC 嫌いでその動作原理をきちんと把握してこなかったことから実は 1MHz 程度の Sampling 周波数ながら 10KHz を数% の歪率で出力してしまう Class D Amp' IC Chip の複雑な Dithering 処理も不勉強でちんぷんかんぷんのまま Class D Amp' を利用しているですが(^^;)、実際に 20kHz Test Tone を最大出力 Level で連続出力できてしまう Single Stage Single Bit DAC のからくりも Dithering 処理の賜物なのでしょうか? 「44.1kHz の 64fs となる 2,822.4kHz Sampling の 1bit Digitizing では 2,822.4kHz の 1/4 から 1/2 までは 1bit=6dB、以下 1 Octave 下がる度に 1bit=6dB ずつ Dynamic Range が増加し、11.025kHz~22.05kHz では 6bit=36dB、1kHz が含まれる 0.689Hz~1.378kHz では 60dB の Dynamic Range となる」は間違いなのでしょうか? 間違いではないとすれば Single Stage Single Bit DAC は何故 20kHz Test Tone を連続で最大出力 (2V?) まで出力できるのでしょうか? 何故 16,777,216fs でなくても 24bit 精度の 20kHz を、或いは 65,536fs でなくても 16bit 精度の 20kHz Test Tone を Single Bit DAC は最大出力値で連続出力できるのか?……この疑問を解決できる Single Bit DA 解説 Page を御紹介いただけると幸いですm(_ _)m。

  • 標本化信号の復元について

    サンプリングされた信号は、標本化定理の条件を満していれば復元できるそうなのですが、どういう手順で復元するのでしょうか?素人にもわかるように、どなたか説明していただけませんか??よろしくお願いします。

専門家に質問してみよう