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地球温暖化で何故、ツバルの水没だけが指摘されるのか

hvaet9の回答

  • hvaet9
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回答No.10

海面上昇とツバルに関してだけご参考に回答させていただきます。 まず、1993年以降はじめられた精密な測定で実際に確認されていることとして、ツバルでは平均海水位として年に約5mmずつ水位が上昇しています(1993年から2009年までで8.5cmの上昇)。これはまだ短期の測定結果で、大きさの誤差は大きいのですが、オーダーでみればだいたい予測されている程度の上昇が起こっているのは間違いないようです。また少なくとも21世紀になって問題となっているツバルの首都が大きく地盤沈下しているのでもないこともGPSや測量で明らかになっています。なお、地質学的時間スケールでなら平均的には環礁はだんだん沈んでいきますが、その速度は年0.1mmといったオーダーの極めて小さなものです。 もちろんツバルだけではなく多くのところで海面上昇は起こっています。しかし一様に起こるのではありません。温度と気圧、海流の違いが差を生み出しています。もともと西太平洋は東太平洋より暖かく海面も普段から50cmぐらいは高くなっていますが、太平洋だけでもエルニーニョ南方振動(1年ほど継続)や太平洋十年規模振動(数十年の周期)といった温度の変動があり、そうした影響で短期の平均海水位は激しく上下し、数年とか十数年とかの時間スケールで見るとあるところでは上昇して別のところでは下降するといったことが起こります。また、地震国日本では(地震がなくても)プレートの運動で年数mmといった変動は日常的に起こっています。東海地震のような大きな地震があればメートル単位の隆起もあるでしょう。ですから数mmといった海面の変動は日本の験潮所記録だけではなかなかはっきりわかりません。1993年以降は人工衛星からレーダーを使ってほぼ全海洋の高さが調べられるようになりました。2007年までに明らかになった上昇速度は平均して年3mmです。 ツバルの報道はいくらか不幸な混乱があったと思います。もともと1970年代に災害をきっかけに首都の人口が急増して年に1度は水没するようなところに人が住みだしました。また塩害ももともと深刻な問題でした。21世紀になって報道で海面上昇の問題が大きく取り上げられると、そうした文脈抜きにあたかも海面上昇で急に水害が起こり始めたような印象を与えてしまいました。こうした水害が海面上昇によるものというはっきりした証拠はありません。おそらく人間がしばしばそうであるようにただ短期の印象に惑わされているだけでしょう。しかし平均海水位の上昇がIPCCの予測と違っているという証拠もなく、むしろほぼ予測通りのペースで上昇が起こっているようです。それが本当かどうかは十年もすればかなりはっきりするでしょう。海面上昇は何十年という時間スケールの問題ですが、人間は数年もすると答えを待ちきれずにしばしば安易な結論を選択するもののようですが。 ツバルで今現在の被害が平均海水位の上昇の問題ではないかもしれず、また何十年もかけて平均数十cmほどの上昇なら先進国なら対応できる問題かもしれませんが、ツバルなど環礁からなる島嶼国で数十cm上昇するとすれば数十年後には深刻な問題となっていることは変わりないと思います。

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