- 締切済み
加水分解の式が分からない
加水分解の式で弱酸、弱塩基から生成したイオンはHやOHと結びつきにやすいとあります。 式が、 H2O→←H+OH CH3COOH+H→CH3COOH +__________ CH3COO+H2O→←CH3COOH+OH と書いてあるのですが、 酢酸と水素イオンがくっついたり、くっつかなかったと不安定な状態なのでこの式なのでしょうが、足し算をしているのだから CH3COO+H3O→←CH3COOH+H2Oとならないのでしょうか。 ただテキストが理解しやすくするためにこう書いてるだけなのかな。 ご指導お願いします これは反応がいったりきたりする
- des12
- お礼率44% (63/141)
- 化学
- 回答数4
- ありがとう数3
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- MackyNo1
- ベストアンサー率53% (1521/2850)
加水分解という言葉の定義に関する回答があったので参考までに。 加水分解は英語で「hydrolysis」ですが、語源的には「水」で「分解すること」の意味ですので、水を加えて分解する反応の総称と考えられます(水が関連する反応の用語には、他にhydration(水和)やdehydration(脱水)があります)。 したがって、エステルの加水分解だけでなく、塩の加水分解も定義内に含まれると考えるのが普通だと思われます(少なくとも、私が学習した時代では、そのような定義でした)。 たとえば、強酸と弱塩基の塩であるFeCl3を水に溶かして煮沸すると以下のような反応で水酸化第二鉄(実際はその脱水物)と塩酸に分かれる反応(加水分解)が起こります。 FeCl3+H2O→Fe(OH)3↓+3HCl 上記の反応は実際にFeCl3が水で分解して水酸化第二鉄が沈澱するので、加水分解の様子が明白にわかります。 同様に、弱酸と強塩基の塩である酢酸ナトリウムを水に溶かした場合も、見掛け上、酢酸と水酸化ナトリウムに別れるような反応が起こっています(溶液がアルカリ性を示します)。 このような(加水)反応は、酢酸ナトリウムを水以外の溶媒、たとえばメタノールにとかした場合には起こりません。
- htms42
- ベストアンサー率47% (1120/2361)
酸・塩基で使われる「加水分解」という言葉は不適切な使い方だと思います。 酢酸ナトリウムを水に溶かすと CH3COONa→CH3COO^-+Na^+ (1) CH3COO^-+H2O⇔CH3COOH+OH^- (2) という変化が起こります。 この2つ目の式を加水分解といっているようです。 でもCH3COO^-は分解などしていません。 むしろH2Oが分解しています。 式(2)は単に解離平衡が起こっていることを表しているだけのものです。 加水分解という表現は中和で出来た塩をイオン結合性物質ではなくて共有結合の分子性物質だと考えていた時のものです。アレニウスによる電解質の考え方が提出される前のものでしょう。100年以上前の話です。 CH3COO-Naの結合が水中で切れて CH3COO-Na+H2O→CH3COOH+NaOH という変化が起こるということで酢酸ナトリウムの水溶液がアルカリ性になるということを説明しようとしていたときの言葉の使い方です。 エステルの加水分解 CH3COOCH3+H2O→CH3COOH+CH3OH と比べてもらうといいでしょう。 形の上では同じになります。 エステルの場合はCH3-C(=O)-O-CH3の中の結合が切れています。 イオン結合性物質は固体状態でもイオンとして存在しています。 水に溶けてはじめてイオンになるのではありません。 どちらかと言えば CH3COOH+H2O→CH3COO^-+H3O^+ の方が「加水分解」という言葉の意味には近いです。 水の存在によって酢酸が分解しています。 使うとしたらこちらの方だと思いますがすでに電離という言葉で表されていますからいまさらわざわざ加水分解と言う必要はありません。
- MackyNo1
- ベストアンサー率53% (1521/2850)
>CH3COOH+H→CH3COOH 上記の部分はおそらく以下のような式になっているのではないかと思います。 CH3COO(-)+H(+)→CH3COOH 上記の式は平衡式ですが、一般に酢酸のような弱酸は上記の式のように平衡が右にかたよっています。 このことを「弱酸、弱塩基から生成したイオンはHやOHと結びつきにやすい」ということをさしていると思われます。 CH3COO(-)+H2O→←CH3COOH+OH(-) 上記の式の意味するところは、酢酸イオン(たとえば酢酸ナトリウム)が存在するとき、水に溶かすと水のプロトンを補足して、OHイオンを生成する(反応が右方向に進む=加水分解する)ということです。 例示の文章は、弱酸と強塩基の塩がアルカリ性を示すことを説明した文章なのではないでしょうか。
>CH3COOH+H→CH3COOH この式は間違っています。原子数がバランスしていません。
関連するQ&A
- 酢酸イオンの加水分解
酢酸ナトリウムが電離して生じた酢酸イオンCH3COO^- が加水分解するとき、 CH3COO^-+H2O ⇔ CH3COOH + OH^- の平衡が成り立ちます。このとき、平衡がかなり左に寄っているらしいのですが、それはなぜなのでしょうか?むしろ酢酸は弱酸(電離度<<1)で、 H^+ を出しづらいから右に寄ると思うんですが・・・ ご解説お願いします。
- 締切済み
- 化学
- 加水分解について
酢酸ナトリウムの加水分解についてなんですが、教科書には次のように説明されていました。 酢酸ナトリウムはイオン結合の物質であるから水中ではほぼ完全に電離する ここでCH3COO-は弱酸のイオンであるから一部は水分子からH+を奪ってCH3COOHになる。 その結果、OH-がH+より多く存在するので塩基性となる。 ほぼ理解できるのですが、一つだけ良く分からないところがあって、酢酸ナトリウムが電離することによって現れるNa+は新しくできたOH-とは反応することは無いのでしょうか? 友人に聞いてみてもそもそもそんなところを気にする人すらおらず、よくわかりません。 どなたか教えていただけないでしょうか。お願いします。
- 締切済み
- 化学
- 加水分解の意味について
例えば酢酸の加水分解を考えた場合 CH3COO^- +H2O ⇔ CH3COOH +OH^- と示され CH3COO^- は H^+ と結びついて CH3COOH となってます。 この結合している反応は私の中での分解という言葉のイメージと 合わないのですが、これはどうとらえるとよいのでしょうか? サルでもわかる感じで説明して頂けますと助かります。
- ベストアンサー
- 化学
- 塩の加水分解について(化学1)
独学で化学を勉強しております。 参考書に、CH3COONaは、弱酸と強塩基の塩であるから、その水溶液は以下のように加水分解して塩基性を示すとあります。 CH3COO- + H2O → CH3COOH + OH- ...(1) この仕組みは理解できました。 しかし、CH3COO-と電離したNa+はどこにいくのでしょうか? 私は次のように考えました。 Na+ + H2O → NaHO + H+ ...(2) これが正しいとなると、酸性を示すことになります。 よって、(1)(2)式の合計により、液体全体では中性になってしまうのではないでしょうか。 この仮説のどこが間違っているのか、ご教示頂けると幸いです。 それではよろしくお願い致します。
- ベストアンサー
- 化学
- 弱酸と弱塩基からなる塩の水溶液の液性
弱酸と弱塩基からなる塩の水溶液の液性はどのようにして調べられますか? 強酸(強塩基)と弱塩基(弱酸)からなる塩の場合、 例えばNH4Clであれば、水溶液中で電離し、 NH4Cl → NH4^+ + Cl^- さらにNH4^+が加水分解し、 NH4^+ + H2O ⇔ NH3 + H3O^+ となって酸性であることがわかります。 しかし、弱酸と弱塩基からなる塩の場合、 例えば、CH3COONH4であれば、水溶液中で電離し、 CH3COONH4 → CH3COO^- + NH4^+ 両方がさらに加水分解し、 CH3COO^- + H2O ⇔ CH3COOH + OH^- NH4^+ + H2O ⇔ NH3 + H3O^+ となり、平衡式が2つ出てきてしまうため、 どのように考えればいいのかがわかりません。 いくつかの文献やウェブサイトを見たのですが、 CH3COONH4は中性であるとしか書いてなく、なぜそうなるのかがわかりません。 また、(NH4)C2O4も同じく弱酸と弱塩基によってできていますが、 こちらは酸性になるとありました。 同様になぜそうなるのかが書いてありませんでした。 どのように考えればいいのでしょうか。 上の2つを例に詳しく説明していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- 化学平衡における水の扱い
化学平衡に関する質問です。よろしくお願いします。 化学平衡で質量作用の式を立てる際に水を式に含める 場合と含めない場合があるのはなぜなのですか? 例えば・・・ 1)酢酸エチルの合成の場合 C2H5OH + CH3COOH ⇔ CH3COOC2H5 + H2O 平衡定数Ka = [CH3COOC2H5][H2O]/[C2H5OH][CH3COOH] 2)酢酸イオンの加水分解の場合 CH3COO- + H2O ⇔ CH3COOH +OH- 加水分解定数Kh =[CH3COOH][OH-]/[CH3COO-] ある参考書には 2)のとき、 水溶液内の平衡に関しては[H2O]は平衡定数内に含まれて いると考えてよい と書いてありました。 書いてある意味はわかるのですが、なぜ1)の場合には 含まれていないのかがわかりません。 1)は水溶液内の平衡ではないということでしょうか? この2つの場合に限らず、[H2O]を質量作用の式に 含める場合と含めない場合の違いがおわかりになる方、 いらっしゃいましたら、教えてください。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- 「塩の加水分解」という用語について
塩の水溶液の液性を考えるときによく「加水分解」という言葉が使われます。 本によっては塩化ナトリウムは加水分解されないが酢酸ナトリウムは加水分解されるという表現も使っています。NaClはイオンに別れて存在しているだけですが酢酸ナトリウムは水との間で CH3COO-+H2O→CH3COOH+OH- の反応が起こります。イオン性物質が水に溶けるとイオンに別れて存在します。酢酸ナトリウムは塩化ナトリウムの変化よりの1段階変化が多いということになります。 この変化に対して「加水分解」という用語を使っています。でも水によって分解は起こっていません。エステルの「加水分解」は意味がハッキリしています。エステルの結合が水によって切られています。 塩に対するこの加水分解という用語は間違っていると思います。 アレニウスの電離説以前の電解質のイメージが長いこと使われていました。未だに食塩の分子式とか分子量とかの言葉を使う人がいます。 ファラデーは電解質を電圧をかけたときだけイオンに別れる物質と考えていました。NaClという分子で存在すると考えていても食塩水が中性であるということでは変更の必要はありません。ところが酢酸ナトリウムはアルカリ性を示すのでどうしても水との反応を考えないといけません。だから「加水分解」というのは水によってCH3COONaの結合を切ってしまう変化だと考えていたのだと思います。 上の式ではなくてエステルの加水分解と同じように考えた次の式だということになります。 CH3COONa+H2O→CH3COOH+NaOH (応用分野の化学のテキストの中ではよく見る式です。) アレニウスが電離説を出してから100年以上経っていますが未だにイオンと分子が混乱した使われれかたをしています。塩の「加水分解」はこの混乱に基づいた用語ではないでしょうか。
- ベストアンサー
- 化学