• ベストアンサー

正塩

CH3COONaが塩基性だというのを示す化学反応式で (1)CH3COONaは水溶液中で電離している。 CH3COONa→CH3COO- +Na+ (2)弱酸のイオンが水と反応して弱酸が追い出されてくる。 CH3COO- +H2O→CH3COOH+OH- (1)+(2)・・・・・・・ というやつで 弱酸のイオンが水と反応して弱酸が追い出されてくる。 と書いてありますが、なぜなのでしょう?

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.3

※⇔は、本当は右向き矢印と左向き矢印を上下に並べたものです。 (ア)CH3COONa→CH3COO[-] + Na[+] この反応は、ほぼ完全に右に進みます。 (イ)H2O⇔H[+] +OH[-] この反応は、可逆反応です。 (ウ)CH3COO[-] + H[+] ⇔ CH3COOH この反応も可逆反応です。 さて、酢酸ナトリウムを水に溶かすと、まず(ア)が起こります。水の中では、元々(イ)が起こってわずかなH[+]とOH[-]が生じています。このとき、(ウ)が起こって、H[+]を消費します。すると、(イ)の反応が右に進み、H[+]を補充します。このとき同時にOH[-]ができます。これが、塩基性を示す理由です。ご質問の(2)の式は、(イ)と(ウ)を加えたものです。 しかし、OH[-]とCH3COO[-]がH[+]の取り合いをすると、OH[-]のほうがずっと強いのです。OH[-]が多くなると、(イ)の反応が左に進み、CH3COOHからH[+]を奪ってしまいます。したがって、OH[-]はごくわずか生じるだけです。 0.1 mol/L 酢酸ナトリウム水溶液(25℃)で計算すると、元の0.1 mol/Lの酢酸イオンのうち、(ウ)の反応でCH3COOHになるのはわずか6.0×10^(-6) mol/Lです。同時に、(イ)の反応で6.0×10^(-6) mol/LのOH-が生じます。これは pH=8.8ぐらいの弱い塩基性です。 ということで、ご質問の(2)の反応は、起こることは起こるが、それはごくわずかで、液を弱塩基性にする程度だということがわかります。したがって、「追い出されてくる」というイメージは、やや大げさに思います。

benefactor_geniu
質問者

お礼

返信ありがとうございました。 とてもわかりやすかったです。

その他の回答 (2)

  • Freeuser
  • ベストアンサー率45% (181/399)
回答No.2

弱酸(たとえばCH3COOH)を水に溶かすとほとんど電離しません。 CH3COOH → CH3COO- + H+   という反応はほとんど起こらないんです。 ご質問中(2)の反応は、まぁ、この逆のようなものですね。水溶液中にCH3COO-が多いと、その一部が耐え切れなくなって CH3COO- + H+ → CH3COOH となるんです。ただし、水溶液中にH+ってのはあまり多くないので、両辺にOH-を加えておいて、 CH3COO- + H2O → CH3COOH + OH-

  • mugiku-
  • ベストアンサー率11% (2/18)
回答No.1

水(H2O)はH+とOH-に解離しています。 CH3COO-はCH3COOHのイオン、つまり、上で言う弱酸のイオンです。 正の電荷を持つH+と負の電荷を持つCH3COO-が引き合い、結合することで弱酸CH3COOHが生成します。 すると、H+に対してOH-の数が多くなり、溶液は塩基性になります。

関連するQ&A

  • 緩衝液に塩基を加えた際に起こること

    「設問 以下の空欄に当てはまるイオン反応式をいれなさい。 同物質量の酢酸と酢酸ナトリウムを含む混合水溶液に少量の塩酸を加えると (ア)の反応が起こり、水素イオン濃度はほぼ一定に保たれる。 また、少量の水酸化ナトリウム水溶液を加えても(イ)の反応が起こり 水酸化物イオン濃度はほぼ一定に保たれる。」 「回答 アCH3COO- + H+ → CH3COOH イCH3COOH + OH- → CH3COO- + H2O」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ この問題のアは分かったのですが、イが分からないのです。 自分はこう考えました。 酢酸+酢酸ナトリウム+水酸化ナトリウム+水という系には CH3COOH(電離していない酢酸) CH3COO-(酢酸由来の酢酸イオン) H+(酢酸由来の水素イオン) CH3COONa(電離していない酢酸ナトリウム) (完全電離するかも?これは無いかも?) CH3COO-(酢酸ナトリウム由来の酢酸イオン) Na+(酢酸ナトリウム由来のナトリウムイオン) Na+(水酸化ナトリウム由来のナトリウムイオン) OH-(水酸化ナトリウム由来の水酸化物イオン) H2O(電離していない水) H+(水由来の水素イオン) OH-(水由来の水酸化物イオン) があります。 先ほどここでご教授いただいた水溶液中での酸と塩基の振る舞いから考えて (http://okwave.jp/qa/q7633169.html) 反応するものはおそらく OH-(水酸化ナトリウム由来の水酸化物イオン) H+(どこ由来かはよく分かりませんでした) 反応はH+ + OH- → H2O よってイの答えは H+ + OH- → H2O ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ しかしイの答えとは違っています。 なぜでしょうか?

  • 塩の加水分解について(化学1)

    独学で化学を勉強しております。 参考書に、CH3COONaは、弱酸と強塩基の塩であるから、その水溶液は以下のように加水分解して塩基性を示すとあります。 CH3COO- + H2O → CH3COOH + OH- ...(1) この仕組みは理解できました。 しかし、CH3COO-と電離したNa+はどこにいくのでしょうか? 私は次のように考えました。 Na+ + H2O → NaHO + H+ ...(2) これが正しいとなると、酸性を示すことになります。 よって、(1)(2)式の合計により、液体全体では中性になってしまうのではないでしょうか。 この仮説のどこが間違っているのか、ご教示頂けると幸いです。 それではよろしくお願い致します。

  • 中和反応

    (1)酢酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの中和反応は下のであっているでしょうか? CH3COOH+NaOH→CH3COONa+H2O CH3COONa→CH3COO-+Na+ CH3COO-+H2O→CH3COOH+OH- ・・・よって塩基性となる。 (2)また、↑と同様にして、硫酸とアンモニア水の中和反応の式を記していただければありがたいです。どうしても分からなかったので。

  • 弱酸と弱塩基からなる塩の水溶液の液性

    弱酸と弱塩基からなる塩の水溶液の液性はどのようにして調べられますか? 強酸(強塩基)と弱塩基(弱酸)からなる塩の場合、 例えばNH4Clであれば、水溶液中で電離し、 NH4Cl → NH4^+ + Cl^- さらにNH4^+が加水分解し、 NH4^+ + H2O ⇔ NH3 + H3O^+ となって酸性であることがわかります。 しかし、弱酸と弱塩基からなる塩の場合、 例えば、CH3COONH4であれば、水溶液中で電離し、 CH3COONH4 → CH3COO^- + NH4^+ 両方がさらに加水分解し、 CH3COO^- + H2O ⇔ CH3COOH + OH^- NH4^+ + H2O ⇔ NH3 + H3O^+ となり、平衡式が2つ出てきてしまうため、 どのように考えればいいのかがわかりません。 いくつかの文献やウェブサイトを見たのですが、 CH3COONH4は中性であるとしか書いてなく、なぜそうなるのかがわかりません。 また、(NH4)C2O4も同じく弱酸と弱塩基によってできていますが、 こちらは酸性になるとありました。 同様になぜそうなるのかが書いてありませんでした。 どのように考えればいいのでしょうか。 上の2つを例に詳しく説明していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。

  • 弱酸由来の陰イオンが完全に反応するのはなんで?

    ものすごく単純な質問で申しわけないのですが、 弱酸塩に水を入れると たとえば、 CH3COO^- + H2O → CH3COOH + OH- のように反応しますが、この理由はなんでしょうか。 酢酸は弱酸とはいえ、多少は電離するので、 CH3COOH → CH3COO^- + H^+ となるので、多少はCH3COO^-が残るはずだから、 一方的な変化ではないと思ったのですが。

  • CH3COONa水溶液のPHについて

    CH3COONa水溶液のPH(水素イオン濃度)を計算で求めることができるか教えてください。 例えばCH3COOH水溶液 0.1mol/l は電離度が 0.01 でその水溶液中では 化学平衡の法則により   CH3COOH   双方向矢印  H+  +  CH3COO- で [CH3COOH]/[H+][CH3COO-]=0.09/(0.01*0.01)が成立すると思います。 この条件、また、[H+][OH-]=(一定)等の条件から CH3COONa水溶液 0.1mol/l のPH(水素イオン濃度)を計算で導きだすことは可能でしょうか? 見当違いのことを書いていれば無視してください。

  • 加水分解の式が分からない

    加水分解の式で弱酸、弱塩基から生成したイオンはHやOHと結びつきにやすいとあります。 式が、  H2O→←H+OH  CH3COOH+H→CH3COOH +__________  CH3COO+H2O→←CH3COOH+OH と書いてあるのですが、 酢酸と水素イオンがくっついたり、くっつかなかったと不安定な状態なのでこの式なのでしょうが、足し算をしているのだから CH3COO+H3O→←CH3COOH+H2Oとならないのでしょうか。 ただテキストが理解しやすくするためにこう書いてるだけなのかな。 ご指導お願いします これは反応がいったりきたりする

  • 加水分解について

    酢酸ナトリウムの加水分解についてなんですが、教科書には次のように説明されていました。 酢酸ナトリウムはイオン結合の物質であるから水中ではほぼ完全に電離する ここでCH3COO-は弱酸のイオンであるから一部は水分子からH+を奪ってCH3COOHになる。 その結果、OH-がH+より多く存在するので塩基性となる。 ほぼ理解できるのですが、一つだけ良く分からないところがあって、酢酸ナトリウムが電離することによって現れるNa+は新しくできたOH-とは反応することは無いのでしょうか? 友人に聞いてみてもそもそもそんなところを気にする人すらおらず、よくわかりません。 どなたか教えていただけないでしょうか。お願いします。

  • 水溶液中での酸と塩基の反応について 実際は

    水溶液中での酸と塩基の反応についての質問です。 例えば水溶液中での酢酸と水酸化ナトリウムの反応は、普通 CH3COOH+NaOH→CH3COONa+H2O  と表しますよね。 この式は反応の量的関係を表しているわけですが では実際の反応はどういうことが起こっているのでしょう? 酢酸粒子と水酸化ナトリウム粒子が直接反応しているのでしょうか? それとも電離してから反応しているのでしょうか?

  • 化学反応式の書き方について

    (分析化学の)教科書に例えば下のように書いてある反応があります CH3COONa → CH3COO^- + Na^+ CH3COO^- +H2O = CH3COOH + OH^- 化学反応式はイコールで書いてはいけないのではないのですか?