武力を擁護する者

質問

オバマ大統領がノーベル平和賞の受賞演説で、
「武力は人道的理由で正当化される」と発言しました。
世界の一部には、根強い戦争必要論があることは承知しています。
しかし、選挙戦序盤のクリントン優勢をくつがえし、弱者の票を得て勝利を得たオバマという人物は何者ですか？
あれほどの人種差別の国で、彼を大統領にまで押し上げた力があることを考えると、彼に与えられたミッションがあるのではないか？と思いますが、それは何ですか？

回答No.9

googahaku · ベストアンサー

「巧言令色 少なし仁」。　やがて時間が経って、歴史が証明してくれるでしょうが、私にはオバマは、口先だけの人間に思えて仕方ありません。　極言すれば、ヒットラーに通じるものがあるように感じています。　何故、日本人の多くが、のマスコミが、ムードだけに押し流されて彼を英雄視するのか理解できません。　何百億という資金を集め、虚虚実実の大統領選を勝ち抜くような「策士」が現実を超越して平和を実現しようとするような「善」の所有者であるはずがありません。しょせんは、現実的な政治家以外の何者でもないでしょう。
　ノーベル平和賞を受賞したのも、策を労し、己自身の処世を巧みに演出しているに過ぎないでしょう。
　アフガンやイラクでの戦争を正当化するなど笑止千万です。　第２次大戦後にアメリカがやった戦争＝朝鮮戦争・ベトナム戦争を例にとるまでもなく、「正当化できる戦争」などなかったことは歴史が証明しています。
　ショー化された「賞」や、外国の大統領のことなど、入れ込みすぎないで、こんなことで日本が国の将来を誤ることのないよう、冷静に「無視」していきたいものです。

お礼

今この時期にオバマへの疑問や批判は轟々たる非難の的になると覚悟の質問でしたので、このご回答は意外でした。
しかし実を言うと、私はあの選挙戦の時、海を渡ったこちらから彼を応援していたのです。
何事にも枠にはまることの嫌いな性格故，彼の掲げた「change」は私の心を揺さぶりましたし、あの猛々しい印象と物言いのクリントンに比べてオバマはひょっとしたら何かを本当に変え得るかも知れないと思ったからです。
しかし、一抹の疑惑もありました。
彼のバックボーンと余りにも作られ過ぎたカリスマ性です。
有色人種の指導者と言えば、キング牧師やガンジーが思い浮かびますが、彼らは徹底して非暴力主義を貫きました。
それゆえ，今回の発言は私にはショックであり，アメリカは変わらないと思い、失望しました。
ご回答ありがとうございました。

回答No.12

２０１１年 ２月変更（@wwbc）

その演説内容を把握してませんし、オバマの真意を理解しようという気もありません。
ですが、オバマが日本語訳で
「武力は人道的理由で正当化される」
と言ったというのであれば、前後の文脈は無視してその部分だけをとらえれば、さも当たり前のことを言ったまでなのでは？

理解できずば　平和ボケ　ですよ。日本人特有の。

もしココに武力を持って乱暴している人が居たとします。強盗したり誘拐したりビルの屋上から狙撃したり、大統領を殺したりそこらの犬を趣味で殺したり…と。そんな人が居たとします。
どうしたら良いのか？

こちらも武力を持って「取り締まる」らなければならんでしょ？
それともこちらも武力を捨てて、「平和になりなさい！」と大声でその人を諭しますかね？

「平和になりなさい！」と叫ぶオバサンや女の子。その人にさらわれて監禁されて、皆の見ている前でなぶり殺しにされたら、やはりあなたは「平和になりなさい！」とわめき続けるのですか？
人が殺される時はその人の内臓が飛び散ったり手や足が取れたりして見られたもんじゃないんですよ。
そういう非人道的な事をどうやったら止められるの？

武力で止めるしかないじゃないですか。

これはね。あなたが言う「戦争必要論」なのではなくて、悲惨な状況を未然に食い止める為の手段としての正規軍が武力を持つ…という事なんですわ。
あなたのような感覚は妄想。現実を知らない。お幾つなのか知らないが、もし30歳超えているのであればもはや精神異常の世界の住人かと。
まだお子様ならあなたの幼稚な感覚も納得できますがね。親御さんは苦労してると思いますよ。

お礼

平和ボケしているのはどちらですか？
自分の国や自分の周囲だけ、何事も無ければ、他所で日々、一般人が殺されていても良いのでしょうか？
あなたは、毎日何事も無くあなたの妻や子供も爆弾に手足を吹き飛ばされる事も無く、何処かの国に守られていると思っているかもしれませんが、そのあなたを守っていると思っている国は、他の国で何をやっているか正確に認識出来てますか？
イラクの子供や、アフガニスタンの女性がアメリカに何をしたというのです？
あの戦争もこの戦争も利権戦争ですよ？
あなたが幾つか知りませんが、このような文章を書ける年令ならば、そろそろ目を覚まし、真実を見て欲しいものです。
ありがとうございました。

回答No.11

nidonen

> 米国の黒人が違和感無く受け入れようと、私たち日本人がそれに同調する必要はあるのでしょうか？

　そのような反応では、質問に書かれた「 あれほどの人種差別の国で、
彼を大統領にまで押し上げた力があることを考えると 」という一文を
自己否定することになりませんか？　武力保持に対して疑問を持つこ
とは大切ですが、反射神経的にすべての武力を否定していては、直情
的という評価から逃れることはできないでしょう。

　また、オバマ大統領はあくまで米国の最高指導者です。米国の選挙
によって選ばれたのですから、彼に与えられたミッションがあるなら
それは米国民の信託によるものです。ですから、「 日本人がそれに同
調する必要 」という反論は、あなたの質問自体を否定してしまいます。

　開拓の国・米国では、国民が武力により自分を守る権利が憲法で保障
されています。その国の大統領に関して、武力否定といった大きな問題を
テーマにしたいのであれば、まずは相手を知るべきです。

　先にご紹介した公民権運動のエピソードに対して「 それに日本人が同
調する必要があるの？ 」という態度で安易に流してしまうのは、申し訳
ないですが感心できません。そういった歴史を無視していては、武力
否定というお考えがただのお題目に成り下がりかねません。武力によって
守られた権利や平和があるという事実を、知っておくことは重要です。

お礼

何か、最初から話が噛み合いませんね？
開拓時代から、何をどうして来ようと、やはり、問題は問題です。
開拓時代に、先住民をやっつけるために必要だった銃も、今は国内を二分してその必要性が問われています。
公民権運動がどうとか言っても、人種差別が一掃されたわけでは無いのですよ。

回答No.10

stormend

オバマ大統領は、イラクからの即時撤退と、アフガンへの増派を選挙前から掲げ、また現在もその様にしています。
彼の政治姿勢という点で見れば、今回の発言も矛盾したものではありません。

「人道的理由」については、武力を行使する上での多種多様な正義、
その中でも現代で一番国際的コンセンサスを得やすいもの。
それだけの意味しかないとは思いますけれども。

お礼

世界へ向けて世界最高の武器保有国が、その武力の行使を肯定したという事が、人類の期待と矛盾しないという事は無いと思いますが。
何か恐ろしい事が起らなければ良いですが、、、
有り難うございます。

回答No.8

bougainvillea

「武力は人道的理由で正当化される」との発言ですが、理念理屈はわかります。

では2001年から始まっている、アフガンでの戦争はそれに値するのか？というのが問われているのではないでしょうか？
サウジ人が911テロを起こしたのに、アフガンの民間人が殺される理不尽、カルザイ政権の腐敗。
アメリカがテロの予防（という大義）のために、世界のどんな地域にでも介入することを許していいのか？というのが
批判されているのだと思います。

お礼

回答ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。
今時、世界中で起っている民族対立が国境をはさんだただの小競り合いなわけはありません。
火種は誰かが撒いたに決まっています。
撒いた本人を放置して、女子供の区別無く無差別に攻撃するのが、「人道的理由で正当化される武力」なのでしょうか？
私には納得出来ません。

回答No.7

wiz0621

『武力行使を認めることは、冷笑的な態度をとることではない。
それは人間の不完全さと、理性の限界という歴史を認めることだ。』

今までの人気取りの為の空虚な演説とは完全に質が異なり、
今回の演説、そしてその決意の表明は理想そのものの体言であり、
まさに名文であったと思います。今まで世界の善意を何度もゆがめてきた
ノーベル"平和賞"の悪意を、彼らの才覚が凌駕したその様は痛快の一言です。

我が国のマスコミが、その内容を理解できずに
単純な戦争肯定、あるいはアメリカの覇権の意思の表れであるかのように、
その意図を貶める報道を行うのならば、それは全く嘆かわしいことです。
我が国の平和主義を自称する人間が、その内容を理解できずに
取り乱す様は、それは全く不幸なことです。彼が今回の演説で宣言した内容は、
無制限戦争の肯定などでは決してなく、国連創設の理念そのものです。
そして、恒久平和の実現のステップを明確にしたものとも言えるのです。

そもそも恒久平和には何が必要でしょうか。国連の理念・世界人権宣言の基と
なったともされる哲学者イマニュエル・カントは著書の中で以下のような
主張を行っています。

・条約・情報の公開性（将来の紛争を留保したまま条約を締結し、あるいは政策を実行しない）
・国家の独立性（国家はいかなる継承・交換・買収・贈与によっても他国に与えられない）
・軍備の全廃（常備軍は、時とともに全廃されなければならない）

今回の演説はその全てを踏襲しています。
まず、彼らがこれから武力を行使するとき、必ずその意図を明らかにし、
国際社会に信を問い、それにより、自らの行動を見失うことを避けること。
次に、これから彼らの戦争は領土的野心の実現ではないこと。
また、これからの戦争は、人間の作る制度の段階的な進化であること。
そして彼らは、これからこの枷を自らに課し続ける。これこそが今回の演説の骨子です。

その上で、新たな概念を提示する彼の演説は続きます。
これからの戦争は三つの方法によって行われます。
一つ目は、法を破る国に対する場合には、暴力で無い形（世界が協力した圧力）によって。
二つ目は、国家による、民衆に対する行動制限を廃し、全ての人類に自由を与えることによって。
三つ目は、民衆に経済的な安全と機会、すなわち希望（利得）を与えることによって。

彼が何者か、その問いに応えるならば、その言葉を実行する限りにおいて、
真に平和主義者である、と最大級の賞賛を送らずには居られません。
残る問題は、彼がこの言葉を実行できるか否か、ではないでしょうか。
少なくとも冷笑的な態度が何かを生み出すとは思えません。

お礼

回答ありがとうございます。
＞今まで世界の善意を何度もゆがめてきた、ノーベル平和賞の悪意

では今度の彼の受賞は正当なものだと断言出来るのですか？
世界のマスコミの一部では、「時期尚早」「彼がノーベル平和賞を貰うなにをしたのか？」という懸念の声が上がっている事には耳を塞ぎますか？

私は彼を冷笑しているのではありません。
また人を冷笑するほどの人間でもありません。
しかし、彼が有色人種だからという理由で湧き出る疑問を自分の中に閉じ込めてしまうような人種差別主義者ではありません。
どんな美辞麗句を述べようと、ただの一言がすべてを帳消しにする場合もあります。
私はただ、自分の疑問を解決したいだけです。

回答No.6

nidonen

人種差別という言葉を使われたということは、黒人差別が
いかに克服されてきたかにもご興味があるはずです。

　公民権運動における一大トピックのひとつに、ジェイムス・
メレディス事件があります。メレディス青年のミシシッピー
大学入学を巡り、最高裁が入学を認めるよう勧告したものの、
州知事が拒否したことで、連邦政府と対立したものです。

　このとき、メレディス氏の入学を巡って大学内で暴動が
発生し、ケネディ大統領の命令で本来は州知事の指揮下に
ある州軍が連邦軍に編入。さらに連邦軍が出動して暴徒を
鎮圧しました。２名が死亡し、多くの兵士や保安官が負傷
しています。そこまでして公民権は守られたのです。

　これは米国の黒人なら誰でも知っている出来事です。
そんな彼らにとって「武力は人道的理由で正当化される」は
違和感なく受け入れられるでしょう。弱者の票とはすなわち、
大統領が派遣した軍で守られた人々の票ではないでしょうか？

お礼

回答ありがとうございます。
米国の黒人が違和感無く受け入れようと、私たち日本人がそれに同調する必要はあるのでしょうか？
この言葉は米国の黒人に向けて発せられたものではありません。
世界に向けて発せられたのです。
唯一の超大国の大統領が、です。

回答No.5

noname#101110

多くの難病の治療に、より強い毒物が効果を発揮するように、世界の平和実現にも局部的にはより強い劇薬、武力が早期の効果を示す例があるのは否定できないと思います。更に、一般の人間には他人よりも自分を、論理よりも感情を、自分の生命よりもプライドの方を重視しがちな性質があることも悲しい現実です。それらこみいった人間社会の現実を正確に掴んで利用すべきは利用し、しかもあるべき将来の究極の形を見失うことなく、しっかりとその方向へ前進出来る能力が、優れた政治家の持つべき技能であり、オバマ氏はそういったものを持っている数少ないカリスマ的指導者であると私は思っています。
彼に与えられたミッションとは、世界最強の国の世界における義務と責任をしっかり果たすことでしょう。

お礼

回答ありがとうございます。
やっと、お一人、私の質問を解してくれた回答を受け取り安堵しました。
そうですね、私もオバマ大統領のカリスマ性は認めています。

＞多くの難病の治療に、より強い毒物が効果を発揮するように、

でも、抗がん剤治療が何ヶ月かの延命の代償として人間の身体をボロボロにしてしまうという事実もあります。
amazo007さんはオバマのミッションは世界の義務と責任を果たす事だとお考えですね？
非常に漠然とはしていますが、参考にしたいと思います。
※　と同時に彼を今の地位に押し上げた勢力もそれを望んでいると解釈したいと思います。

回答No.4

torigaraji

平和は大事ですが
最低限の武力は必要だと思いますよ。
警察がなかったら世の中安心してすめない。
日本が平和なのはアメリカが陣取ってるからです。
国は金と暴力を牛耳ってるから国民は平和に暮らせるんです。
国が金と暴力をコントロールできなくなったらその国はもう住めません。
オバマは正しいことを言ってると思います。

お礼

世の中の秩序のためには法が必要です。
しかし、法そのものが自分勝手に、自分の利益のみ追求しては、法は機能しませんし、誰も従いません。
回答ありがとうございました。

回答No.3

honde

所詮アメ公は戦うことしか知らないんだよ。
大統領といえども同じこと。彼はアメリカ人なんだから。
クリントンに勝ったのは、女よりは黒人のほうがましというだけじゃないですか。

欧州の徴兵制だって、今や無条件の兵士ではなく、個人の選択です。
どこの平和団体が徴兵制を望んでるのか聞いたこともないけど、良心的兵役拒否はセットです。

それに他国に守っていらん言うたら帰ってくれるかね。無理でしょう。

お礼

そうですね、今となっては無理で修正の利かない取り決めをしてしまって、今の政権は苦労するでしょう。
回答ありがとうございました。

回答No.2

noname#154614

他国の武力に守られている国が「武力を擁護する者」と指差して非難するのは、どうかと思います。

洋上航海での海賊対策にしても、日本が「平和と友好の名の元に行う人道支援」にしても、他国の兵士の命を盾に行っていることだということを肝に銘じなければ、本当に卑怯で卑劣な国に成り下がってしまうと危惧しています。

お礼

＞他国の武力に守られている国
？幻想じゃないですか。
たとえ、そうであっても、一国民すべてが同じ思想とは限りません。
様々な考えがあってとうぜん、またその考えを口に出す事が許される社会に住んでいるのですから、疑問があれば解決しましょう！