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歴史学と古史古伝
扱い方にもよるでしょうが、歴史学をご専攻されたご経歴の方で、いわゆる古史古伝といわれる事項に取り組まれている方は皆無のように見受けられます。 1. そのような受け取り方は正しいでしょうか? 2. 古史古伝は歴史学からやはり、異質的な(或いは意味性が低い)のでしょうか?
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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専攻は経済史で厳密には歴史ではないのですが^^; こたえさせてくださいな。 1.正しいです。 2.そんなことはないでしょう。 この問題の本質は、学閥と教条主義です。これは、日本では歴史学に限ったことではないのですが、歴史学は特にひどいように思います。 学閥または学統というのは、その権威を背景にその流れの理論にあわないものを排斥し、社会的に抹殺します。 歴史学は本来、考古学や民俗学、経済史、統計学、気象学、天文学などなどの研究成果をおおいに活用して研究されるべきものですが、現状は単なる文献解釈学でしかありません。さらに、その文献の信憑性すら正確に検証していないのが、質問と関係してきます。簡単に言えば、日本書紀教条主義なのです。 古史古伝といわれるものは、確かに成立年代も新しく、内容も確かに奇異なものが多いですが、少なくともそれを検証くらいはすべきですし、その説の成立した明確な理由は明らかにされるべきでしょう。
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- mendori10
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私は一応大学では歴史学を専攻しましたが、何分西洋史だったもので多少温度差がありますが・・・ 1、古史古伝に取り組むといっても、いろいろな取り組み方があると思います。例えば、本当にその内容の真偽を問うものや、いわゆる「偽書」として捕らえて、そこに読み取れる作成された時代のメンタリティーを分析するものなど。少なくとも、後者については多少論文等を読んだことはあります。(ざっとですけどね) 歴史学は通常、一次資料を扱う場合には「史料批判」を通じて、その史料から情報を得ています。これは、上記の取り組みいずれにも当てはまります。ただ、wikipediaで参照する限り、前者の真偽を問う場合に古史古伝で史料批判に耐えるものはどの程度あるのか疑問です。 確かに歴史学に限らず学閥・学統は存在しますが、それだけの理由から扱いが低いわけではないかと思います。そもそも史料の持つ性格や成り立ちによるのではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 そうですね、いろいろな取り組み方があるでしょうね。 歴史学は史料批判をするのでしょうね。所謂る仰せの学問として存立するのであればその通りと存じます。 仰せのとおり、所謂る史料批判に耐えるかどうかでは、疑問です。 学閥、学統の問題だけではないかもしれませんね。 仰せの事はよく理解し、私もそのとおりだと存じます。異論はないのですが、そしてそのとおりに思っていますが、この質問を出しました。 出す事に一定の意義を思ったからですが。 ありがとう御座いました。
補足
ご両人様ありがとう御座いました。 創作や小説でもなく、アジテイトでも無論許されない。 ストイックに史料批判に典拠しての紡ぎ出し。 史学としてはそれでいいし、そうあって欲しい。 史料の取捨、姿を見つめ紡ぎだす史学者のスクリーン。 それも一様ではない。 学問としてはそうなるが、ではそれは科学か。 無論自然科学とは性格が異なる。 古史古伝の現今の扱い方の多少の稚拙性を観ないわけではないが、古史古伝やその扱いの批判と同時に、歴史学自身自らは大きく持して、これらを歴史学の新たな隅にでも取り込んでいってくれないものであろうか、と部外の趣味人としての願いからの質問でした。 今の史学の展開のためには活路ともなるのではないかと、存じます。 私は史学も文学も専攻ではありません。法律です。 仕事は事務職です。46年の現役を66で退き、6年になりますが。
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早速に期待する(おかしい表現ですが)お回答をありがとう御座います。 これが自然科学などでしたら、またちょいと事情も違うでしょうが、歴史学はどうしても対象性が恣意的ともなりますし、扱い方も何かどう説得するかのようですね。 刑事や検察の、或いは裁判の事実認識にも類似してとても難しいことがありますし。 “学閥”そして、“学統”という言葉を勉強しました。 ありがとう御座います。
補足
歴史学ご専攻の方は、古史古伝というものをどの程度意義性を以っておられるのでしょうね。 これを扱う人やサイトを否定すると、学術的であるかのような発言に接したことがありまして、お教えを頂きたく質問をしております。