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未遂の成立時期と既遂の成立時期

areresoukaの回答

回答No.3

私の理解のもとになる教科書の記述を引用しておきます。ただし、私の手元にあるのが、その最新版ではないことはお断りしておきます。 「未遂犯における『結果』として考える場合の危険性は、それが発生すべき客体を想定した具体的なものでなければならない。・・・『およそ結果発生の可能性がありえないのか』を問題にするのではなく、当該被害客体に結果が発生する可能性が一定程度以上に高まったか否かを、正犯者が事実的な行為を行った時点ではなく、まさに未遂処罰を吟味すべき『危険発生時点』を基準に判断しなければならない」 「ただ、『一定程度の(具体的)危険性』という@基準は、理念的・抽象的で、未遂犯の処罰範囲の具体的基準としては実践的有用性に欠ける。そして危険犯についても着手時期は問題となる。さらに、構成要件によっては、複数の異種の法益が問題となる場合もあり、また類型化の為に法会貴信が異性以外の政策的要素が加味された実行行為も存在する」 「当該犯罪の未遂犯として処罰に値するだけの法益侵害の危険性の有無がも最も考慮されなければならないのである」 「多くの説は、故意という主観的事情が未遂犯の危険性に影響を与えると解している。違法性を客観的に構成しようとする立場でも、未遂犯における故意という主観的超過要素は行為の危険性を高めると解する」

bougain22
質問者

お礼

文献まで引用して頂いて、ありがとうございました。 引用して頂いた内容をもとに勉強したいと思います。 ありがとうございました。

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