• ベストアンサー

光の波長による屈折率の違いについて

noname#11476の回答

  • ベストアンサー
noname#11476
noname#11476
回答No.3

補足読みました。 そうですね。siegmundさんも詳しく書かれていますので、単純にしたわかりやすい例で説明してみましょうか。 50円玉と糸を用意して下さい。 その50円玉に糸を結んで振り子をつくります。(長さは適当に試して下さい) 糸の端をもって左右に振ります。このとき振る巾はせいぜい3~4cm位がいいでしょう。 初めはゆっくりと、そしてだんだん早く動かしていくと、自分の手の振りよりだんだん50円玉の方が振りが大きくなることがわかります。 手の振る巾は変わらないのに一番振りが大きくなるところが共鳴している周波数です。 そして、更に早く動かすと今度はまた振りが小さくなります。 このとき注目して欲しいのは手の動きと50円玉の動きの関係です。共鳴するスピードからずれてくると、動きも一致しなくなります。 (うまく動かすと手の動きと正反対になります) これが、位相がずれてくると言うことであり、物質内の分極と外からの電場の位相も同じことで一致しなくなるわけです。 ここで、手の動きは外からの電場の振動(要するに光の振動数=色)であり、50円玉は物質内の分極でありこれもまた光となって出ていきます。 この位相のずれの量を屈折率という数字で表していると考えられるとわかりやすいかと思います。 共鳴周波数からずれた振動数で振動させると位相がずれるという現象は、物理ではかなり基本的なもので、光に関わらず電気回路でもその他の現象でも沢山見られる基本的な現象なんですね。 また、共鳴周波数からある程度まではこの位相がずれた光と元の光が混ざり合って全体として位相がずれますが、更に遠くなると(振り子を手でものすごい速度で振動させると50円玉が振動しないのと同じです)今度は振動しなくなるので、位相のずれもなくなる(屈折率が1に近づく)わけです。 ガラスの場合はそのほとんどが紫外光の領域に共鳴周波数があるので、ご質問のような赤より青の方が屈折率が大きいということになったわけです。 では。

91masa
質問者

お礼

かなりかみくだいて説明していただいてありがとうございました。 siegmundさんも丁寧な説明ありがとうございました。 だいたいは分かった感じです。この問題は簡単な数式で説明がつく ものなのかと思っていましたが、そうではないということで しょうか? 今ちょっと忙しいのでまた後でじっくり お二人の説明を読み直してみたいと思います。

関連するQ&A

  • 光の屈折率について(波長が長い短いで・・・)

    色彩検定3級の勉強を始めました。 疑問があるので質問します。 屈折率は、波長が長い光ほど小さく、波長が短くなるに従って大きくなるとテキストにあります。 なぜ、波長が長い光が屈折率が小さいのですか?大きい感じがします。 波長が短くなると屈折率が大きくなるのもなぜですか?これも小さい感じがします。 理科が苦手な私に分かりやすく教えてください。 さっぱり分からないのでなかなか覚えられません。しっかり理解したいです。

  • 光の波長と屈折率について

    自然光をプリズムで分散させると、波長が短い光ほどよく屈折すること がわかります。これは波長が短いほど、媒質中を進む光の速さが 遅いことを意味しているかと思います。 では、高校教科書などにある、絶対屈折率の数値はどの波長の屈折率 を指しているのでしょうか。例えば水(20℃)では絶対屈折率が1.333とあ ります。波長によって屈折率が異なるわけですから、どの波長の光に 対する屈折率なのかを言及していなければおかしいかと思うのですが・・・ この点はどう考えればよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。

  • 光の屈折について

    青色の光と赤色の光はどっちがよく曲がるのでしょうか?分散の説明で「可視光のうち紫に近いほど『ガラス中での』屈折率が大きい」とありましたが、ある問題でヤングの実験(スリット二つが中心線から等間隔の位置に固定された状態)が取り上げられ、「青色の光は赤色の光よりも波長が短いので、スクリーンに映る明線が出来る間隔は青色の方が赤色よりも短い」とありました。これだと青の方が曲がり具合が少ないように感じるのですが... 自分の理解力が低いために違う現象の事について述べてしまっているかもしれませんが、いずれにせよよく分かっていないのでアドバイスよろしくお願いします。

  • 屈折率 波長

    屈折率が2.4のダイヤモンド中に波長6.0×10^-7mの光が入射した。この光のダイヤモンド中の波長を求めてください。 よろしくお願いいたします。

  • 何故赤っぽい光ほど波長が長いと言えるのか

    高校物理の教科書には、色別に波長の長さが書いてありますが、 何故赤っぽい光ほど波長が長いのかという説明が一切ありません。 波長の測定原理も書いてありません。 プリズムでの分光から赤っぽい光ほど屈折率が小さいことから 屈折の法則などの式をいろいろ立ててみても、どうも説明が つきません。 プリズム中の光は赤い光ほど屈折率が小さいことから、赤い光ほど プリズム中を進む速さが速いことはホイヘンスの原理によってわかります。 そのあとどう考えればいいのか、教えていただけますでしょうか? よろしくお願いいたします。

  • 屈折率と波長について

    透明な材料で屈折率は波長が短くなるにつれ、大きくなるのは光と物質の相互作用の観点から考えると、どのようになりますか。

  • 光の屈折率について

    波長が長いほうが屈折率は小さく、波状が短い方が屈折率が大きいのだと思うのですが、これはなぜでしょうか? 理由が問題集に書かれていないのですが、難しい証明が必要なのでしょうか。でしたらたぶん理解できないので、簡単に教えて頂けたらうれしいです。

  • 光の屈折率について

    薬剤師国家試験の中の問題で、 図は光が等方性の媒質Aから媒質Bに入るとき、その境界面で進行方向が変わる現象を模式的に示している。これに関する記述のうち、正しいものはどれか。 ○媒質Bの媒質Aに対する屈折率(相対屈折率)nは入射光の波長によらず一定である。 という記述が誤りで、解説のところに「媒質Bの媒質Aに対する屈折率(相対屈折率)nは入射光の波長により変化し、波長が短いほど、屈折率は大きくなる」とか「媒質中の光の速度は、その光の振動数により 変化する。波長を変えると、振動数が変わり速度も変わるため、相対屈折率nは一定ではなく、変化する」とか「真空中の光の速度は波長に関係なく一定であるが、媒質中の光の速度は媒質中の密度及び光の波長により変化する」 とあるのですが、これはなぜでしょうか? ((僕なりに考えてみたのですが…)) ○V(電磁波の速度)=ν(振動数)×λ(波長)という式つまりλ(波長)=V(電磁波の速度)/ν(振動数)…(1)を利用する ○媒質A中での光速(VA)、媒質B中での光速(VB)は変わらないので、Vは変わらない ゆえに波長λは振動数νに反比例するつまり 波長λが小さくなると振動数νは大きくなる。 とまでは考えられたのですが、その後が分かりません。 どうか教えてください。 よろしくお願いします。

  • 屈折率について

    参考書(新・物理入門)には、屈折率は媒質と光の振動数のみによって、決まると書いているのですが、ウィキペディアの記述によると、屈折率は波長に依存するとあります。これは、光速一定の下でということで宜しいですか。実際、赤光線と紫光線だと、波長の違いにより屈折率も違いますよね。

  • 波長の変化による屈折率の変化

    光の波長は短いほうが,集光性が悪かったと記憶しています. つまりは,屈折率は波長が短くなるほど小さい値になり,集光しにくくなるためだと思うのですが,当たっていますでしょうか? また,波長と屈折率の関係を示した図とかあったら教えて欲しいです. 何卒宜しく願います。