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溶解度積
物理化学の溶解度を求める問題で、分からない所があるのでお聞きします。 水に対する塩化銀の溶解度は1.3×10^-5mol/Lであるが、0.10MのNaCl(aq)を加えれば2×10^-9mol/Lしか溶けず・・・。という文があります。 水に対する溶解度については理解できたのですが、0.10MのNaClを加えたときの溶解度がどうして2×10^-9mol/Lになるのかが分かりませんでした。 0.10Mは式にどう利用すればいいのでしょうか? (塩化銀の溶解度定数は1.6×10^-10です。) 知識不足なのは承知しておりますが、宜しくお願いします。
- miyann30
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> 水に対する塩化銀の溶解度は1.3×10^-5mol/L AgCl → Ag(+) + Cl(-) Ksp=[Ag(+)][Cl(-)] > 塩化銀の溶解度定数は1.6×10^-10です。 Ksp=[Ag(+)][Cl(-)]=1.6X10^-10 > 0.10MのNaCl(aq)を加えれば NaCl → Na(+) + Cl(-) NaCl は完全に解離するとして良いですから [Na(+)]=[Cl(-)]=0.10 (M)。 この状態でも AgCl の溶解度積は Ksp=[Ag(+)][Cl(-)]=1.6X10^-10 ですから,[Cl(-)]=0.10 を代入して [Ag(+)]=(1.6X10^-10)/[Cl(-)]=(1.6X10^-10)/(0.10)=1.6X10^-9 (M)。 有効数字2桁なら 1.6X10^-9 (M) ですが,有効数字1桁ならお書きの 2X10^-9 (M) になります。 問題の答えは有効数字1桁で求めよとかなっていませんか?
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>水に対する塩化銀の溶解度は1.3×10^-5mol/Lである ということは、 [Ag^+]*[Cl^-]=(1.3×10^-5)×(1.3×10^-5)=Ksp≒1.6×10^-10 ということです。 ここで0.10MのNaClを加えると上記のように1.3×10^-5 mol/Lしか溶けていなかった塩化物イオンの量が莫大になるわけです。 今塩化銀が、2×10^-9 mol/L溶けているということは銀イオンも[Ag^+]=2×10^-9 mol/L溶けているということになりますから、塩化物イオンの方の濃度は(1.6×10^-10)/(2×10^-9)=8×10^-2 (mol/L)になります。
お礼
回答ありがとうございました。 私の質問の仕方が悪かったのですが、溶解度積と0.10MのNaClを利用して、2×10^-9 mol/Lという答えを導くという問題でした。すみません。 ようやく理解できました。 お二方とも有難うございました!!
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お礼
回答ありがとうございました。 ようやく理解できました! NaClを加えても、AgClの溶解度積は変わらないんですね。 答えに有効数字の指定はありませんでしたが、有効数字1桁で求められているみたいですね。