- 締切済み
二酸化硫黄の結合について
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
硫酸のS-O距離は0.1422nm、ジメチルスルホキシドのS-Oは0.1678nm、ジメチルスルホンのS-Oは0.143nm、一酸化イオウのS-Oは0.1481nm これから考えると硫酸のS-Oは二重結合と考えるべきでしょう。 そして二酸化硫黄のS-Oは0.1431nmですからこれも二重結合と考えるのが正しいです。 なお三酸化イオウは平面でS-O距離0.142nmですので構造からも二重結合が支持されます。
- Ichitsubo
- ベストアンサー率35% (479/1351)
配位結合は陽イオンとの結合だけではないのですが、ほとんどの場合陽イオンが関係するのでそのような説明となっているのでしょう。 そして「二酸化硫黄の結合が、O←S=Oと配位結合になる」というのをおそらく三省堂の「新研究」で知ったのだと推察します。たしかにそのように表す流儀もあるようですが、これは不適切な説明であるといっていいでしょう。(この点が新研究の良くない点です。) 二酸化硫黄の結合はO=S=Oと二つとも二重結合で示した方がよいと思われます。ただ二酸化炭素のような直線分子ではなく、折れ線型分子をつくっています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%A1%AB%E9%BB%84 硫酸なんかもH-O-S(→O)2-O-Hのように説明されてるのですが、より良いのはH-O-S(=O)2-O-Hですね。 硫黄の結合の手は2本じゃないのか?と思われたかもしれませんが、じつはこの考え方が通用するのは第2周期までで、第3周期元素では結合の手はもっと増えることが可能なのです。この話はずっと難しくなってしまうのですが、より複雑になる電子軌道と原子の大きさのためだと考えてください。
- IdleMaster
- ベストアンサー率25% (55/215)
<O←S=Oの結合について> SとOでは、Oの方が非常に強い「電子を引っ張る力(電気陰性度)」を持っています。 その為、S=Oの結合を形成した際、O側に電子(マイナスの電荷と考えても良い)を持って いかれるので、結果的にSはプラスの電荷を帯びます。 そして +S=O- となった中のプラス電荷に対して、電気陰性度の高いOがもう一つくっつく事になります。 <配位結合について> 正確には本来分子AとBが一つずつ電子を出し合って作る共有結合を、片方のみに 二つ出させて、もう一方は全く出さない、といった結び方をする結合の事をいいます。 ちなみに、この場合は酸素側が電子2つ分ただ乗りしている状態です。 これを無理やりはずせば、O2-となるので、酸素が陰イオンと言えなくもないかと。
関連するQ&A
- Paulingの第2法則(静電原子価則)について
Paulingの第2法則(静電原子価則)を無機化学の授業で習いました。これは「安定な構造では、1つの陰イオンに配位している陽イオンの結合強度(=原子価/配位数)の総和は、陰イオンの原子価に等しい」というものらしいです。 一つ疑問に思ったことがあるのですが、Paulingの第2法則が成り立つには「安定な構造」である必要があるということですよね。授業ではいろいろな構造(スピネル型や逆スピネル型、ペロブスカイト型など)をならいましたが、これらにもPaulingの第2法則は成り立っていると考えてよいのでしょうか? 計算で確かめようと思ったのですが、一つの陰イオンに陽イオンが何個配位しているのかが分からないのでできませんでした。ちなみに授業で出てきたスピネル型はZnAl2O4、逆スピネル型はNiFe2O4、ペロブスカイト型はBaTiO3です。陰イオン(O)に配位する陽イオンの数が分かれば確かめることができるのですが・・・。
- 締切済み
- 化学
- HClOへのO原子の配意結合について。
高校生向けの参考書を読んでいると HClOへ単体のO原子が配位結合する場合、Cl原子の非共有電子対へ配位結合すると述べられています。 ここで、少し疑問なのですが、HClO分子のO原子も二つ非共有電子対をもっているはずです。 しかしながら、単体のO原子は、Clにのみ配位結合しOの非共有電子対へ配位結合しないのでしょうか。 どうも、参考書の説明には、なぜClに対しては配位結合が生じ、O原子同士の配位結合は生じないのか書いてなく、さっぱりわかりません。 よろしければ、ご教示お願いします。
- 締切済み
- 化学
- 配位結合について教えてください!
配位結合について教えてください! 配位結合について次のア~エから誤っているものをすべて選びなさい。 ア.水分子に水素イオンが結合すると、オキソニウムイオンH3O+ができる。 イ.オキソニウムイオンは、非共有電子対を持たない。 ウ.オキソニウムイオンは、水分子と同じ数の電子を持つ。 エ.オキソニウムイオンの3つのO-H結合のうち、1つは配位結合で、他の2つのO-H結合に比べてやや弱い結合である。 よろしくお願いします!
- ベストアンサー
- 化学
- ジアンミン銀の配位結合
高校化学からの質問です。 銀イオンにアンモニア分子が2個配位結合する反応についてなんですが、どうしてこの2つは配位結合するのでしょうか?電子の共有状態はどうなっているのでしょうか?配位結合の例として、アンモニアと水素イオンの配位結合でアンモニウムイオンができる場合が出ていましたが、これは水素イオンが二つの電子をアンモニアから受け取って安定するということで配位結合する理由もわかるのですが・・・ ちょっと調べたら、価電子は2個や8個で必ず安定するとは限らないみたいなことが書いてありました。錯イオンに共有結合の基本的な性質を当てはめて考えないほうがよいのでしょうか? 宜しくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- イオン結合による化合物はなぜ共有結合性をもつのですか?
イオン結合についての質問です。 イオン結合とは陽性の強い原子から陰性の強い原子へと電子が移動することにより、陽性の強い原子が陽イオンとなり陰性の強い原子が陰イオンとなりお互いがクーロン力によって結びつくのがイオン結合だと習ったのですが、そのように考えると電子が陰性の強い原子の方へ移動してしまい原子間で電子を共有していないのになぜイオン結合している化合物は共有結合性をもつのですか?
- ベストアンサー
- 化学
- イオン結合と共有結合
基本的な質問で申し訳ないのですが、イオン結合と共有結合の違いが分かりません。 定義的にはイオン結合は「陽イオンと陰イオン間の静電気的引力」で共有結合は「価電子を互いに共有してるもの」と違うのは分かるのですが、私にはどちらも「原子間で電子を出し合っているもの」で同じように感じてしまいます。
- ベストアンサー
- 化学
- フッ素分子の結合解離エネルギーについて
フッ素分子の結合解離エネルギーについて フッ素分子、これの一価の陽イオン、陰イオンについてフッ素原子がp軌道に電子を5つ持っていることから考えるとこれらの結合解離エネルギーはどのようになるかという問題が出されたのですが、どのように児考えたらいいのかわかりません。僕は、反結合性軌道に入る電子の数が少ないものほど小さいと思ったので、エネルギーが大きい順は、陽イオン、フッ素分子、陰イオンだと思ったのですが、あっているのでしょうか?
- ベストアンサー
- 化学