• ベストアンサー

圧力センサの温度係数は?

ピエゾ抵抗素子を使った圧力センサについて質問があります。 データシートには、温度係数が0.5[%FS/℃]のような形で記載されています。 この温度係数というのは、使用温度範囲で一定なのでしょうか? もしそうなら、温度による圧力の誤差は、直線的に増減していきますよね。 それとも最悪値が記載されているのでしょうか? たとえば2次曲線のかたちで温度係数が変化するなど。 どうぞよろしくお願いいたします。

noname#105136
noname#105136

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

※ピエゾ効果ではないので同じに扱えるか心配な面も有りますが、参考程度にして下さい。 ●ピエゾ効果の温度依存性は製品の製法によるものではなく、現象そのもに伴うものなので、素子の違いによるばらつきは考えなくてよいのでは無いでしょうか。(抵抗やコンデンサの場合には規格によってはプラスマイナス50%が許容されているといいます。これは製造過程での誤差です。温度依存性にはそのような誤差はないと考えてよい。) ●「温度による圧力の誤差は、直線的に増減」   25℃の値×{1+(0.5/100)×温度差}                ↑温度係数 としてよいので直線的に「増加」します。このような規格の記載は常温使用時にはほぼ一定と考えてよい場合にしか使わないはずです。  ただ10℃で5%の誤差になるので、比較したい測定値の温度条件が極端に大きいときは補正が必要であることは確かですね。 ●この場合、秩序-無秩序転移のエネルギー差を利用していますが、このようなエネルギー差を利用した現象の温度依存性はアレーニウス式;   A=A0・exp(-a/T)     ;A0=定数、a=定数、T=絶対温度 でよく近時できることが知られています。 (指数関数的に変化; 例:金属や半導体の抵抗や蒸気圧曲線)  厳密に扱う時は、違う2つの温度で測定して、係数A0とaを定めて、計算で求めることができます。(グラフを使うと簡単に求められ、よい値がえられる。) ●温度変化が小さい測定範囲だったら直線的に変化すると考えてよい。 (1)上の式から、温度係数は25℃以下では5%FS/℃より小さく、25℃以上では5%FS/℃より大きくなるだろう。 (2)「温度によって一定とみなしたときの誤差」は、同じ測定範囲(例えば20~40℃と80~100℃のように)なら、低温のほうが誤差が大きく、高温のほうが誤差は小さく直線性はよい。(放物線に接線を引くとXが小さい時は曲線とのずれがおおきく、xが大きくなるとグラフが直線に近くなり接線との差が小さくなるのと同じ。) (1)と(2)は反対の傾向を持っているので、通常は一定の値であるとしてかまわない。(温度範囲が大きいと放物線の途中のような変わり方をします。)

noname#105136
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 温度範囲が狭ければ、一定の値と見なせそうですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 圧力センサの繰返し精度

    圧力センサの仕様で、繰り返し精度がありますが、記述していたり、いなかったりします。 どうやら、 +表示器つき +ON/OFF出力つき +デジタル出力 のどれかがある圧力センサには、繰返し精度の項目があり、 +センサ単体 の場合には、アンプの有無にかかわらず繰返し精度の項目が無いようです。 質問なのですが、ピエゾ抵抗などの素子自体は、同じ圧力を繰り返しかけた場合、抵抗値などの値は必ず同じ値が得られるものなのでしょうか。

  • 圧力センサの長期安定性

    圧力センサのデータとして、長期安定性という項目(%FS/年)がありますが、この特性は、以下のどちらの考え方が正しいでしょうか? 1. 経年に従って、出力の変動が安定していく 2. 年数が経っても、記載された範囲で出力が変動する ご存知の方、どうぞよろしくお願いします。

  • 油圧圧力センサーの耐圧について

    一般的に油圧圧力センサー(圧力トランスミッター)の耐圧はどれくらい有るのでしょうか? 立て続けに壊れて困ってます  1 センサーメーカ不明(イタリア製らしい)   フルスケール圧力250kg/cm   4-20mA2線式 2 ケーブルラックにセンサー用ツイストペアシールドケーブル(0.5sq×2P)を敷設   ケーブル長は約30m   モータは22kwY△、3.7kwINV 同一ケーブルラック内を敷設 5 経験的に動力線からシールドケーブルを超えてセンサーが破壊されるほどの   サージエネルギーは動力ケーブルからは発生しえないと思っています   オシロスコープで観測する限りP-P1V数100kHz程度サージが載っています  6 油圧ポンプ圧力は220kg/cm(Pa表示では無くてPsi、Kg/cm表示の輸入機械)   リリーフバルブ230kg/cm   油圧センサー 250kg/cm 通常では油圧センサーのフルスケール値を超える筈など無いがウォータハンマー等で 油圧センサーの耐圧を超える圧力サージが発生しているのではないかと推測してます しかしながら油圧屋さんの意見では油圧回路ではウォータハンマーはありえない 仮に有った所でリリーフバルブで開放されてしまうそうです 長くなりましたが以上の条件でセンサーが壊れる推定原因は何があるでしょうか? 1 モータ動力線からのサージ電圧 2 油圧回路のウォータハンマー等での圧力サージ 3 それ以外   センサー形状は長野計器のトランスミッタKH77に似た物です ↓の長野計器製で似たような形状のセンサーの耐圧は定格の2倍と記載 http://www.kistler.co.jp/pro/pro_1/4095a.htm http://www.naganokeiki.co.jp/ センサー入力はPLC そのPLC入力端子で電圧を測定すると(1-5V入力250Ω)約6.7V センサー内部回路はCPUなど無くてアナログ回路であると推測 また、圧力検出素子が耐圧オーバで故障し 故障した時点での圧力値を出力し続けていると憶測すると掛かった圧力は350kg以上

  • センサの分解能と精度について質問させて下さい。

    センサの分解能と精度について質問させて下さい。 圧力センサについてなのですが、 分解能が0.01kPaだとすると、 このセンサを用いて微差圧を10Pa単位で正確に測定することができるのでしょうか? その際、ヒスや温度特性、繰り返し精度など含めて、フルスケールの1%の誤差が生じるとすると 200kPaの幅を測定できるセンサならば、その1%で2kPaの誤差が生じてしまいませんか? つまり、2KPaの誤差が生じるかもしれないのに0.01kPaまで測定できます、の意味がよくわかりません。

  • ボイルの法則に矛盾だと!?(温度が変化?)

    突然すみません、、変なこと書いてしまって・・・ 早速本題です。。ボイルの法則はご存じの通り、 『温度が一定のとき気体の体積は圧力に反比例する』 (温度が一定のとき圧力が増えると体積は減る又はその逆) ですがここである疑問が出ます。 『気体は圧力を高めて圧縮すると温度が高くなる』ことは知られてますが、 ボイルの法則において圧力を高めて体積を小さくすると温度が上がるはず・・・!!!???温度が一定のはずなのに温度が上がってしまう・・・そっか温度が上がらないように体積を増やせばいいんだ?ん?でもそうしたらボイルの法則の曲線が2次関数に!! (↑上のように体積を増やしても元の温度まで下がらないことに後から気づく・・・) 質問はこのボイルの法則における『温度の発生』をどう説明するかです。 実はこの疑問には一つの答えがあるみたいです。それは、『ボイルの法則における「 温度が一定」とは「外界からの熱の流入がゼロ」という意味で圧力の変化による熱の変化は考えない』というもの。しかし、私にはこれが正解なのかよく分かりません、、、 そこでこの答えが合っているのかも教えていただきたいのです。。 皆さまのご協力よろしくお願いたします!

  • 赤外線センサによる温度測定におけるチョッピングの…

    赤外線センサによる温度測定におけるチョッピングの理由 赤外線センサーにより約600℃ぐらいのニクロム線の温度を 非接触で測定することを検討しています。 現在、センサ資料を収集中です。 そのなかで「センサ信号をチョッピングして交流結合で信号を得る」という 記載をみました。 私の理解では 1.センサー自体の雑音を除去するためにチョッピングする。 2.しかしセンサに入力される被測定物からの信号と周囲からの信号の 分離のためには全く効果はない。 と思えますが、間違っていたらご指摘ください。 測定は計測器のような精度を必要としませんので、実験によりますが チョッピングをやめて回路の簡素化をはかりたいと考えています。 具体的な回路例がみつかりません。紹介いただければ幸いです。 発熱体からの赤外線、また周囲からの赤外線は 光のように反射等をくりかえしてゴチャマゼになるものでしょうか? それともレーザビームのように直線性の鋭いものなのでしょうか?

  • ファンデルワールスの(P-V)曲線について

    学校の授業で,いまいちピンと来ないことがありました; 気体と液体が熱平衡にあるときは圧力が一定ですよね。 この一定圧力の直線と(P-V)曲線が囲んで出来る図形は2個あって,それらの面積は等しくなる・・・と習いました。 すっごい微妙なんです; 何で等しくなるんですか? ただ計算したら等しくなっただけなのですか? 等しくなったから,何か言える物なのでしょうか? お願いします・・・。

  • 測温抵抗体の接続、延長による温度誤差について

    温度制御について初心者なのですが、 測温抵抗体について御指導をお願い致します。 先日、お客様に導入した測温抵抗体にて不可思議な現象が発生しています。 現在の設置状況 ・使用センサ:E52-P35A D=3.5 NETU 8M (O社製) ・中間ケーブル:0.5スケ 3芯 20メートル ・センサー側の8Mのケーブルはフレキ菅を通しています。 症状 今回の制御盤には他に温度調節器が2台設置しています。 温度センサーは1台はボイラー室内の天井付近、 1台は部屋の奥の方に設置してあり、今回のセンサーも奥のほうに設置しています。 30度くらいの状況だと、3台の温度調節器が表示する温度はほぼ同じ値です。 しかし、90度くらいまで上昇すると、今回の温度センサーを接続した 温度調節器の表示が他のものに比べて10~13度くらい低く表示されます。 これまでに行った対策 今回設置した温度センサーについて、中間ケーブルを切り、配管を無視して 直接温度調節器に接続しました。 結果、他の温調に比べ、多少誤差(3~4度)くらいあるものの、12度まではありませんでした。 中間ケーブルをはさみ、もとに戻したところ、再び温度差が10度を超えました。 これらより、温度調節器ではなく、温度センサーまたは中間ケーブルに原因がありそうですが、 具体的な原因は追究できていません。 今回の件、温度差が一定というわけでなく、低い温度域では同じくらいの表示なのに、高温になると表示誤差がどんどん大きくなります。 どのような原因が考えられるのでしょうか?(ノイズ?) 何か良い対策はありませんでしょうか? 失礼な記載がありましたらすいません。 対策方法がなくて困っています。 是非ご教授お願い致します。

  • 最小二乗法における誤差の求め方

    こんばんは。 皆様よろしくお願いいたします。 あるデータにフィットさせる関数の係数を 最小二乗法を用いて、自分でプログラムを作って 見つけようと考えているのですが、 係数の誤差をどのように求めればいいかが わかりません。方法を探しても、直線の 場合はきれいに連立方程式が解けて、 誤差の伝播から計算するべき式が求まりますが、 一般の曲線の場合は解けないと思います。 gnuplotなどでフィッティングするとerrorが 出てきますが、あれはどのようにして 計算しているのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

  • ルシャトリエの法則

    例えば a■+b●=c▲+d▼+20kJという熱化学方程式があったとして a+b>c+dであるときについて、右へ反応が傾くようにするためにすることはどれかという問題で x:温度一定で圧力を上げる y:温度を上げて、圧力を下げる のどちらかなんですが、答えがxでした。 しかし、圧力を上げると体積が下がり、係数を考えるとmol係数の和が大きいほうに移動して左へ(体積比=mol比より) 温度を上げ、圧力を下げると体積が、より大きくなり、mol係数の和が小さいほうに移動して右に行くと思うのですが、どうしてxが正しいのでしょうか・・・ 分圧比で考えると、圧力が上がるとmol係数がちいさくなる方向・・・すなわち右(分圧=mol比) 圧力が下がると、mol係数が大きいほう・・すなわち左に行くように思うのですが、この矛盾はなんでしょうか・・・? おねがいします!