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フェルマーの小定理

http://www.math.kobe-u.ac.jp/~taka/asir-book-html/main/node96.html このサイトの"証明: 定理 17.2 をx = m^(q-1) mod pに対して適応すると"という行からひとつしたの (m^(q-1))^(p-1) = m^(n') = 1 mod p これはフェルマーの小定理を用いて導いてるのは分かります.しかし,m と p が互いに素でなければ成り立たないはずなのにそこに言及していないのが気になります.なぜ成り立つのでしょうか?

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  • R_Earl
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回答No.3

> >mがpとq両方の整数倍の時は、 > >nを法とする合同式では、mもm^(ed)も0になるので、 > >m^(ed) = m (mod n)が成り立つのは自明となります(左辺も右辺も0なので)。 > > この部分ですが,なぜmもm^(ed)も0になるのでしょうか? mがpとq両方の整数倍ということは、mはpqの倍数(つまりnの倍数)ということです。 つまりm = kn(kは整数)とおけます。 kn = 0 (mod n)なので、 [1] m = kn (mod n) ゆえにm = 0 (mod n) [2] m^(ed) = 0^(ed) (mod n) ([1]よりm = 0 (mod n)なので) ゆえにm^(ed) = 0 (mod n) [1][2]よりm = m^(ed) = 0 (mod n)となります。 > あと,mがpとq両方に対して互いに素の場合はどう考えればよいのでしょうか? 質問者さんが掲載したサイトの内容が、 『mがpとq両方に対して互いに素の場合』だと思います。 なので特に触れませんでした。

garusu
質問者

お礼

なるほど! わかりやすい解説ありがとうございました.

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その他の回答 (2)

  • R_Earl
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回答No.2

ANo.1ですが、訂正です。 質問の意図を勘違いしていました。 mはpの整数倍で、mとqは互いに素の時(m = spと置きます。sはq未満の整数です)、 m^(n') = 1 (mod q)だけが成り立ちます。 つまりm^(n') = tq + 1となります(tは整数)。 ここで、 m^(ed) = m^(1 + fn') = m・{ m^(n') }^f を考えます。 m・{ m^(n') }^fの左側の『m』にm = sp、右側の『m^(n')』にm^(n') = tq + 1を代入します。 すると m^(ed) = m・{ m^(n') }^f = sp・{tq + 1}^f {tq + 1}^fを二項定理で展開することを考えて下さい。 そうすれば、『m^(ed) = sp・{tq + 1}^fをn = pqで割ると、sp余る』 ということが分かります。 つまりm^(ed) = sp (mod n)です。 最初にm = spと置いたので、結局m^(ed) = m (mod n)となり、 『平文mを、nを法とする合同式でe乗してd乗すると、元の平文mに戻る』 となります。 mがqの整数倍で、mとpが互いに素の場合も同様になります。 mがpとq両方の整数倍の時は、 nを法とする合同式では、mもm^(ed)も0になるので、 m^(ed) = m (mod n)が成り立つのは自明となります(左辺も右辺も0なので)。

garusu
質問者

補足

返信ありがとうございます >mがpとq両方の整数倍の時は、 >nを法とする合同式では、mもm^(ed)も0になるので、 >m^(ed) = m (mod n)が成り立つのは自明となります(左辺も右辺も0なので)。 この部分ですが,なぜmもm^(ed)も0になるのでしょうか? あと,mがpとq両方に対して互いに素の場合はどう考えればよいのでしょうか?

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  • R_Earl
  • ベストアンサー率55% (473/849)
回答No.1

> しかし,m と p が互いに素でなければ成り立たないはずなのにそこに言及していないのが気になります. pは素数です。 なのでmとpは互いに素です。

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