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完全導体の誘電率

nubouの回答

  • nubou
  • ベストアンサー率22% (116/506)
回答No.2

誘電率という概念は巨視的に簡単に方程式が解けるようにするために用意されたものですから 電子が自由に動くならばもはや誘電率というのにこだわっては行けません ε0は単なる比例定数で分極を意識して用意されたもので余り意味がありません 本来(真空中であろうがなかろうが)EとBしかないのであって DやHは巨視的近似のために便宜的に用意されたものです 現実金属の場合に分極のようなものが起こるのであれば巨視的近似を使えますが 電子が自由に動いている状況では ニュートンの第2,3法則とマックスウェルを使うしかありません 電子が自由に動いているのならば誘電率というものはもはや意味を持ちません 電子を単なる電荷として方程式を解かないといけないのです 分極が起こっていても単なる電荷として求めるのが理想ですがそれは大変なので妥協の産物として誘電率があるのです 誘電率∞という話もありますが意味のないことです 誘電率をどのように定義するかということよりも E,Bを求めることが重要なのです

h3weier
質問者

補足

 再度の回答有難う御座います。 誘電率∞というのは、導体内では静電場=0というのを計算の便宜上解釈する為だろうかと思います。  ただ、この辺のことは私のような初心者には混乱を来たし易いもので…

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