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鉄道の維持がなぜそんなに難しい

tiuhtiの回答

  • tiuhti
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回答No.6

まず、細かい話で恐縮ですが、ロンドンからエディンバラへの乗り換え無しの直行列車、という意味なら確かに1日2本ぐらいですが、1回乗り換えれば、本数はぐっと増えます。RailtrackのHPで調べたら、1月8日は、EustonからEdinburghまで、朝6時半ぐらい~夕方17時半ぐらいの間に16本ありました。(http://www.railtrack.co.uk/) 直行便の2本は、「昼間1回乗り換えるだけで5時間ぐらいで着く所を、夜行の直行便で行こうとしたら2本しかない」という意味に理解したほうが良いと思います。これに、スコットランド西部のGlasgowとの間の乗り換えありの便まで加えれば、本数は更にぐっと増えます。 これだけ走っていても、ロンドン・エディンバラ間は飛行機に負けていたと記憶しているので、仮に本当に1日1~2本程度の便しか使えなかったら、完璧に競争にならず、ロンドン・エディンバラ間の鉄道を走らせる社会的意味は無くなると思います。 また、英国は、1994年からの鉄道民営化で、線路保有会社(Railtrack)と数多くの地域旅客鉄道会社に分割されましたが、線路保有会社は、元々かなりボロい設備だった上に、民営化後も目先の利益を優先して設備投資を怠り、その為事故が頻発し非難をあびた挙句に、一昨年に倒産してしまいました。 英国の民営化は、鉄道事業の大幅赤字の解消とサービスの維持向上を両立させるものとして、当初はずいぶんと期待され、かつ海外からも注目されましたが、結果は今のところはこんなものです。 乱暴ですが、あえて日本と英国を比較すると、民営化後、路線毎の採算を重視して、残った路線に限ればそれなりのサービスを維持している日本と、民営化でまとめてどうにかしようとして全体として変になってしまった英国、って事になるのでしょうか?(英国でも廃止された路線はあったかも知れませんが。) 尚、現在の英国は、公的資金を投入して再建しようとしており、そこには環境問題等を意識した政策的な判断も働いているのは間違いないとは思います。また、1998年には高速道路の有料化、自治体への「道路混雑料の徴収の権限」の付与等、自動車優先から大転換する方針が出されました。(何時から実効かは忘れましたが…) 「このような政策上の違いがサービス面も含めた鉄道の維持にどうつながってくるのか」は、殊、英国に関しては、これからの話だと思います。

参考URL:
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yusei/dai7/7gijiyousi.html,http://www.koiwascotland.plus.com/scot/japanese/a01118.html
ivallo
質問者

お礼

要するにどこの国でも鉄道が不振なのは変わらないのですね。あとは政治、政策決定なわけですか。

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