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深海底の海水の酸性化

ある本の中に,「深海の熱水は海底の玄武岩と反応することで海水中のCaイオンを沈殿させるので,周囲の海水は徐々に酸性になる」と書いてありました. Ca2+ + 2(OH)- ⇒(Ca2+が取り除かれる)⇒2(OH)- 深海底の海水では上のように(OH)-が増えていくと思うので,徐々に塩基性になると思うのですが.やはり,本に書かれているように酸性が正しいのでしょうか?その場合はどのように理解すれば良いのでしょうか?教えて下さい.

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  • DexMachina
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回答No.2

> 本に書かれているように酸性が正しいのでしょうか? 「酸性になる」については、正しいものと思います。ただ・・・ > 深海の熱水は海底の玄武岩と反応することで海水中のCaイオンを沈殿させる この記述は、少し言葉が足りない気がします(汗) 恐らく、  熱水と岩石(深海底なので主に玄武岩)が接触    ↓  高温にさらされることで、玄武岩中のアルカリ分やカルシウム分などが電離して溶出  (珪酸は無機高分子のため、一部が電離しても溶出はしにくい)    ex) KAlSi3O8(正長石) + H2O → HAlSi3O8 + K^+ + OH    ↓  放出の勢いや、海流、対流などにより、アルカリ分を含んだ熱水が拡散。  また、冷却により、一旦可溶化したカルシウム分は(少し離れたところで)再度不溶化    ↓  熱水が噴出していた周りには、ケイ酸の比率が高くなった岩石が残る  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E6%B0%B4#.E7.86.B1.E6.B0.B4.E9.89.B1.E5.BA.8A  (「熱水鉱床」の段の2項目、「岩石が熱水変質によってほとんど粘土鉱物になったり(粘土化)、   珪酸(SiO2、非晶質~結晶質)になったり(珪化)することも多く」とあります)    ↓  ケイ酸比が高くなった岩石が、海水中のアルカリ分を徐々に吸収    ex) HAlSi3O8 + Na^+ → NaAlSiO8 + H^+    ↓  周囲の海水が徐々に酸性化 ということだと思います。 (溶出したアルカリ分がその場からなくなれば酸性化は起こる、と考えると、  「カルシウム塩の沈殿」は不可欠とはいえない気がします(汗))

helium
質問者

お礼

海底の(熱水変質した)玄武岩と反応することで海水中のCaイオンを沈殿させる・・・ と考えれば良いということですか. なるほど,それでなんとなく分かりました.どうもありがとうございました.

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

>Ca2+ + 2(OH)- ⇒(Ca2+が取り除かれる)⇒2(OH)- これは初めからアルカリ性なので何の変化もありません。 カルシウムイオンが除かれて酸性化する原因は硫酸塩類の噴出物ではないでしょうか。 ちょっと自信ないけど。(汗;

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