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一重項酸素の励起エネルギー
一重項酸素の励起エネルギーは37.5kcal/molで、これがローズベンガルの励起エネルギーと同等。そしてローズベンガルは吸収波長が580nm。それなのに光の波長が580nmでエネルギー換算するとどうしても一重項酸素の励起エネルギーに相当しません。(約49kcal/molになってしまいます。)こうまでエネルギーが違うのにローズベンガルを用いた一重項酸素への励起は起こるものなのでしょうか?
- 1306gucchi
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下記URLによれば、「最も低い」一重項酸素^1Δ_gへの励起は1267nm、その上の^1Σ_gへの遷移でも762nmとなっています。 http://www.chem.ynu.ac.jp/lab/yagilab/oxygen.html そもそも、^1Δ_gへの励起はスピン反転だけなので(だから禁制遷移)、そんなに大きなエネルギーは必要ないはずです。 なお、一重項の酸素は^1Σ_gの上にも多数あります。
励起種が基底状態に遷移する際、まっすぐに落ちてくる訳じゃなく、いくつかの過程を経て落ちてくることがあります。 その何処かの過程のエネルギーギャップが、一重項酸素の励起エネルギーのギャップに相当するという事はありませんか? 色素が云々という話では、緩和過程が重要だったと記憶しております。
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