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「バイオ燃料悪玉論」は欺瞞?

cse_ri2の回答

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  • cse_ri2
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回答No.1

問題の根底には、日本政府に農業政策の不在、エネルギー政策の不在があると私は考えています。 日本は長い間、エネルギーを石油の輸入、そして一部を原子力発電に頼ってきましたが、今後どうしていくかということについて、青写真がまったく描けていません。 そこに二酸化炭素削減問題が加わり、どうやって二酸化炭素を削減するかという具体的な方針を持たないまま、数値目標だけを掲げています。 これでは、「バイオどうする?」なんて聞かれても、答えられるわけがありません。 次の問題は、農業政策の不在です。 戦後の日本は米の増産に邁進してきましたが、やがて米余りの時代を迎え、さらに農業従事者の減少と高齢化、そして耕作放棄地の増大といった問題にどう対処するか、やはり青写真を描けていません。 実は、前の安倍内閣で農業政策の方針転換がされようとしていました。 自殺した松岡元農林大臣が主張していた「攻めの農業」です。 しかし、本人に問題があったとはいえ、その政策を主張していた松岡大臣が命を絶ち、さらに安倍内閣が潰れた今、農業政策の転換は振り出しに戻ってしまいました。 日本の役所は縦割り行政のため、農業とエネルギーの両方に関わるバイオ燃料について、総合した政策を打ち出せずにいます。 こういう場合は政治家が方針を決めなければいけないのですが、まあ「何もしない」のが持ち味の福田内閣ですから、この問題にも主導できないのが実情です。 一応、政府の方針として次世代バイオエネルギーの開発を進めると主張しています。 おそらく、何もしてこなかった日本政府としては、実際問題としてこれしか言えないのでしょう。 もちろん、次世代バイオの研究・開発は着実に進んでいますが、これを進めてきたのは、大学の研究所やホンダ技研などの民間企業でした。 日本のバイオ燃料については、民間主導で何とかするしかないと、私は思っています。

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