• ベストアンサー

時間が過去から未来に進むとされている根拠は?

guiterの回答

  • guiter
  • ベストアンサー率51% (86/168)
回答No.21

>コバルトの観察結果が図の通りだったというような左右反転も >可能であるような気がしてしまいました。 するどいですね。 パリティ変換(空間反転、P反転)とともにmotsuanさんが仰っている 荷電変換(C反転)も同時に行なう鏡に映せばコバルト60の崩壊は対称的になっています。 そこで、この世界はCP反転に対して対称に出来ていると思われた時期もあったのですが、 K中間子の実験によりこれも非対称であることがわかりました。 素粒子物理学ではazertさんが仰っているように様々な反転が考えられ、 その反転についての対称性が問題にされています。 例えば、スピンが半整数のフェルミオン(電子等)とスピンが整数のボソン(光子等)に対する 対称性(超対称性)などがあります。 電子をこの鏡に映したときに映るであろう粒子はまだ発見されてもいませんが、 やはり考え得る対称性に対する理論だけは考えられています。 もちろん実験による検証も行なわれる予定(2005年?)です。 話が時間反転からそれてしまいましたが、 空間反転では弱い相互作用で対称性が破れているので、 弱い相互作用を含む素過程(コバルト60等)を調べれば非対称性を確認できます。 同じように、自然界における相互作用のうちのどれかが 時間反転対称性をわずかに破っているために熱力学等の現象が観測されるものと思われます。 時空に関係する重力相互作用の素過程なんかは調べてみたいところですね。 ただし、重力相互作用はきわめて弱いので現段階では 不可能といえるかもしれませんが・・・ 結局、時間反転を認識する術は今のところ複雑系を見るしかなさそうです。

azert
質問者

お礼

ここまでズバリとお答え頂くと、もう補足することはありませんという感じです。 電子の対称性に関して予定されている実験とは、いったいどのように行われるのでしょう?実際に反転させる方法があるのでしょうか? ・・・と聞いてしまうとまたのびてしまうので、自分で調べてみます。 「同じように、自然界における相互作用のうちのどれかが 時間反転対称性をわずかに破っているために熱力学等の現象が観測されるものと思われます。」 というのも興味深いお話しでした。当然ですが物理の世界も日々進行しているのですね。 それから、この場をお借りして、疑問にお答え下さったみなさんどうもありがとうございました。僕の疑問が整理されたと同時に、新たな興味が広がるという収穫も得ることができました。 良回答のポイントですが、勉強になる良回答がいくつもあって、回答を頂いても僕の理解不足もありましたし・・・。僕には判断しかねるので、誠に勝手ながら、回答を多く頂いた順にmotsuanさん、guiterさんとつけさせていただきます。他にも良い回答を頂いた方々本当にありがとうございました。

関連するQ&A

  • 現在、過去、未来を分けているモノって何ですか?

     抽象的な表現になってしまいますが、現在、過去、未来をそれぞれ区別した時にそれを証明する事が出来ますか? 例えば時間軸にそって前に起きた事を過去、先に起こるであろう事を未来というのは分かりますがそれは物理学的に証明されているのでしょうか?  過去と未来を分けているモノって何なんでしょう?  単に自分が進んでいる方向にそって区別されているだけなんでしょうか?

  • 過去・未来ってあるのでしょうか?

    ドラえもんで育ってきたので、当たり前のように、過去や未来があるような、気になっています。 また、科学雑誌でも、過去や未来の事が、まことしやかに書かれています。 科学的には、根拠があるのでしょうか? もし、あるとしたら、どこにあるのでしょうか? 少しここでも、他のサイトでも調べてみたのですが、この疑問に関して、ずばりな回答がありませんでした。 私が知る中で、一番具体的なのは、海王星の番組で 今から映像を宇宙に発信させて、遠い宇宙で鏡で反射させて、それをキャッチすると、時間差で過去になるという、アイディアでした。 月で反射すると、1秒くらい過去? でも、これって過去と言うよりは、・・・反射というか。 しかも、これは今の時間の連続であって、過去がある証明では、ないですし。 過去は確かにあったけど、今現在からすると、過去は消えた世界なのでは?と。 過去や未来って、科学的にはどうなのでしょうか?

  • 未来形

    ※ 例えば、「行く」 * 過去形  行った * 現在形  行く * 未来形  (  )   -「行った」=直ちに過去形だとわかる    「行く」 =現在 未来 の区別がつかない   -「未来形独自の形 例えば、行す 行と」の様なものがなく    現在形と同じ形なのはな~ぜ?      御存じの方よろしく  

  • 物理的に未来は決まっていないんじゃないか

    BIGLOBEなんでも相談室で、霊的なものでもない限り物理的に未来は決まっているんだという結論の出たQ&Aを見ました。 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa2917255.html そして霊的なものが無いとして、宇宙中の物質や規則を入力できるコンピューターがあったとしたら、未来や過去を覗けるのではと思ったのです。まずこの考え方は正しいと思いますか?もし正しいと仮定してみて、・・・そこでまた疑問が出てきました。もしそのコンピューターで未来を覗いたとしたら人間は予想を裏切りたい生き物ですから、未来を変えようとすると思うのです。そしたら、結局物理的に未来は決まっていないんじゃないかと思うのです。この考え方をどう思うでしょう?回答よろしくお願いします。

  • 今現在は特別な時間なのか

      過ぎ去った時間は無限に続くが、我々は過去を呼び戻し感受することはできない。 未来の時間もまた無限に続くが、我々は未来を呼び出して感受することも出来ない。 今現在とは過去と未来が接触する一瞬の時間であり、過去でもなく未来でもなく唯一我々が感受することが出来る一瞬の時間であると考えられる。 今現在とは無限なる時間の中にあって唯一つしかない特別な時間ということになる。 しかし時間は均一なはずであり、特別な時間というものが存在してよいのだろうかという疑問が生じる。 更にこの無限なる時間の流れの中において、我々が過去でも未来でもない今現在なる一瞬の時間を捕えることは確率的に考えてゼロであり、不可能なはずなのである。 にも関わらず我々は常に今現在を捕え経験できているのは何故か。 考えてみると不思議である。 そこで1つ仮定してみた。 我々が一瞬の時間と見做す今現在は実は一瞬ではなく、過ぎ去った時間であれ未来の時間であれ、どの時間も今現在で在り続けていると。 つまり時間には過去も未来も無いのであり、どの時間も全ての一瞬一瞬が常に今現在として現在進行中であると考えるのである。 このように考えると今現在は特別な時間ではなくなり、時間は均一なものになる 我々は通常時間を1次元と見なすが、このように仮定するためには時間を多次元のものと見なさなければならない。 果たしてこのように仮定することは宇宙の法則に反するものであろうか。      

  • 未来について

    誰の言葉だか忘れたのですが、 「もしタイムマシンが作れたとしても過去に行くことは不可能だ。」 という言葉を聞いたことがあります。それはこの先仮にタイムマシンが作れたとしても、過去にいけるのならば無限先にまである未来からのタイムマシンの使者が現在に来てもおかしくない、だけどいまだかつてそんな使者は来ていない、故にタイムマシンで行く事が出来るのは未来だけである そうどっかの本で見たことがあります。 さて、本題です。 学校の教授が、光速に限りなく近い速度を出せる宇宙船に乗り宇宙旅行をすることで周りの空間とくらべて宇宙船内での時間の経過が遅くなり、それゆえ宇宙旅行後の世界はある意味未来の世界だ。と言っていました。 でもこれには疑問があります。仮にその世界を未来と呼ぶのなら、自分がまだ死んでいない程度先の未来に行ったとき、そこに自分はいない。もし一般的に言われる未来ならばそこに自分がいなくてはいけないのではないか。それに単にこの教授の言ってるのは「単に自分の寿命を延ばすすべ」なのではないか。たぶん教授もさらっと言った流して欲しい一言だったと思うのですが、この言葉で今いろいろ考えています。 これについてみなさんのいろいろな意見をお聞きしたいです。

  • 未来は変えられない、を哲学的・物理学的に言い表す

    ”素粒子まで見ると世界は数えるほどの物理法則で成り立っているため、未来は変えることはできないはずです。 理想的に無限の計算速度と無限の並列計算ができるコンピュータを仮定すれば未来は予測可能です。 生まれる遠く前から私たちの行動は決まっています。 確率もマクロな現れ方でしかありません。ミクロでは物理法則が成り立っています。” こういう考え方って一言でどういう言葉で言い表しますか? また短い文章で用語を使いつつ説明してください。 エネルギー最小の原理、エントロピー増大の法則 で言い表せるでしょうか? 哲学的には唯物論、虚無主義とかでしょうか? 関連する用語を思い出したい、また知りたいだけです。

  • 今現在、すなわち感受表面とは特別な時間なのか

      過ぎ去った時間は無限に続くが、我々は過去を呼び戻し感受することはできない。 未来の時間もまた無限に続くが、我々は未来を呼び出して感受することも出来ない。 しかし今現在、すなわち感受表面は過去と未来が接触する一瞬の時間であり、過去でもなく未来でもなく唯一我々が感受することが出来る一瞬の時間であると考えられる。 するとこの今現在とは無限なる時間の中にあって唯一つしかない特別な時間なのであろーか。   そして今生きている我々だけがこの特別な時間である今現在を感受できるのは何故であろーか。    

  • 恥ずかしながらこの歳になるまで時間は無限じゃないかと思っていたんですが

    恥ずかしながらこの歳になるまで時間は無限じゃないかと思っていたんですが、、、、。 宇宙物理の本(といっても一般向けの)を読んでいたら、時間には始まりがあるんですって。 宇宙のビッグバンとかいう言葉は聞いたことがあって、宇宙の始まり、実際にはビッグバンの「少し」前が始まりということは理解していたのですが、「宇宙が始まる前」なんてのを勝手に想定していて、時間はその前にさかのぼれるんじゃないかと、漫然と思っていたんです。 ところが、宇宙の始まりが時間の始まりであって、それ以前の時間は「無い」んだそうです。 科学は、ときどき非常識な真実をつきつけてくるものですね。 過去にも未来にも無限にたどれると思っていた時間ですが、過去に遡れるのは「ここまで!」で、時間は有限であることが分かった。 始まりがあると言われると「じゃ、おしまいは?」と聞きたくなるのが人情じゃないですか。 物理学では、宇宙の終わりは、今のところ「分からない」そうです。 いつの日かわかる日がくるのかもしれないですが、私の生きている間ではなさそう。 科学でわからないことは、宗教か哲学に答えを求めるしかない。 無限でない時間のおしまいについて、哲学は答えを用意しているのでしょうか? 宗教に行く前にちょいと聞いておきたくて。

  • タイムトラベル?過去って?未来って?

    長文になります。 物理のカテゴリーで「光より速い=時間を逆行?」ということで 「光速を超えると、時間を逆行するとはどういうことなのか」 という質問をして、様々な回答を頂きました。 そんな中、ふと思ったのですが、 本当に過去に行けるとしたら、遠い未来で過去に行く技術が開発されていても おかしくないわけですよね。 ということは、現在人類が宇宙に向かって「宇宙人がいたら返事してください」 という信号を送り続けているのと同じように、 未来の人が「過去の人、過去に行く技術はできましたよ!」みたいな通信とか、 未来から旅行に来た人とか、いると思うんですが、 今のところ、そういう人や信号があるという確実な証拠はありませんよね。 まぁ、いくつかそういう未来から来た人の話を聞いたりもしますが、 未来って人類が滅びたり、地球が無くなったりしない限り、永遠なはずなのに、 そのわりにそういう未来から来た話の数は少ないですよね。 ということは、未来の人類がめっちゃ完璧に、タイムトラベルを規制しているか、 そんな技術は開発されないかのどちらかだと思うんですが、どう思われますか。 また、質問なのですが、 未来から現在に、何かがやってくるためには、 未来と現実が同時に存在していなければならないと思うのですが、 未来は、まだ来てないから未来なのであって、現在と同時に存在するのはおかしいと思うんですが、 哲学的に(物理的なご回答も歓迎です)どう考えられるのでしょうか? 長々と申し訳ありませんでした。 回答よろしくお願いします。