• ベストアンサー

無限に拡がる薄い平板に、電荷が帯電している時に作る電場。

電磁気のある問題で、 無限に拡がる薄い平板に電荷が帯電している。この平版からxの点における電場と電位を求めろ。 という問題があるのですが、答えは電場はxによらない、という答えになります。計算してみると、確かにそうなるのですが、イメージが沸きません…。近ければ近いほど、強い電場が働きそうなのですが。。。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.4

siegmund です. 前の回答(No.3)で 10cm 四方と書いちゃいました. 10m 四方でしたね. そこだけ訂正すれば,回答内容は変わりません. > ということは無限平面の場合だと、 > 「10m四方の平面に帯電している平板があったとすると、 > 平板から1cmのところでも、1kmのところでも、 > 同じ大きさに電荷をおいたら電場から受ける力は同じ大きさということになる」 > のですよね…? 一様に帯電した無限平面があって, そこから 1cm あるいは 1km 離れたところに10m 四方の帯電平面をおく, という意味でしょうか? それなら,1cm でも 1km でも 10m 四方の平面が受ける力は同じです. また,20m 四方でも30m 四方でも,平面の総電荷量が同じなら受ける力は同じです. もし,単位面積あたりの電荷が同じなら,10m 四方の場合に比べて 20m 四方なら4倍,30m 四方なら9倍になります. もし,無限平面でなくて10m 四方の帯電平面があって, そこから 1cm あるいは 1km 離れたところに電荷(例えば点電荷にしますか)をおく, というのでしたら, 点電荷の受ける力は当然違います. No.3 で書きましたように,電場の大きさが距離 z によって違いますので.

その他の回答 (3)

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.3

chakulla さんや BookerL さんのご回答がありますので, 二番煎じみたいなものですが... > 10m四方の平面に帯電している平板があったとすると、 > 平板から1cmのところでも、1kmのところでも、 > 同じ大きさに電荷をおいたら電場から受ける力は同じ大きさと > いうことになるのでしょうか? そうはなりません. 電荷をおいた点が帯電平面に近ければ(距離 1cm の場合) 状況は無限平面の場合とほぼ同じですし, 帯電平面から遠ければ(1km),点電荷がある場合とほぼ同様です. つまり,10cm 四方の帯電平面は 1cm の距離から見れば非常に広い平面に見えるのに対し, 1km の彼方から見ればほとんど点にしか見えません. 正方形ですとちょっと対称性が悪くて式が複雑になるので, 半径 a の円板にしましょう. これに面密度σで一様に電荷が分布しているとします. 円板の中心軸上で円板から z だけ離れている点での電場の大きさは (1)  E = (σ/2ε_0){1-z/√(a^2+z^2)} で表されることが知られています. 理工系1年次基礎教育の電磁気学の演習書など探すとよく載っています. (1)で z/a→0 とすると (2)  E → σ/2ε_0 となり, 質問者さんもご存知の無限平面による電場に帰着します. 一方 z/a→∞ とすると,(1)は (3)  E ~ π a^2 σ/4πε_0 z^2 のように振る舞うので,点電荷と同じ状況であることになります. π a^2 σが円板上の全電荷になっていることも大事です.

nabewari
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど…。ということは無限平面の場合だと、 「10m四方の平面に帯電している平板があったとすると、平板から1cmのところでも、1kmのところでも、同じ大きさに電荷をおいたら電場から受ける力は同じ大きさということになる」 のですよね…?イメージ的には平板に近くても、遠くても巨大な無限に広い平板が立ちはだかる、というイメージだから、という具合に理解して大丈夫でしょうか?

  • BookerL
  • ベストアンサー率52% (599/1132)
回答No.2

>計算してみると、確かにそうなるのですが、イメージが沸きません…。近ければ近いほど、強い電場が働きそうなのですが。。。  これは要するに「無限に拡がる平面」がイメージしにくいのではないでしょうか。無限に大きくなくても、10m四方くらいの平面に帯電しているところで、面から1cmのところと2cmのところで電場の強さが2倍とか4倍とかの違いが出るか、という風なイメージではどうでしょう。  #1さんのおっしゃるように、電気力線が面に垂直になっているので、力線同士は平行で密度が変わりません。これをわたしは草原の草のようなイメージで考えたりします。  別のアプローチで、 ○点電荷(0次元)による電場は距離の2乗に反比例 ○線電荷(1次元)による電場は距離の1乗に反比例 ○面電荷(2次元)による電場は距離の0乗に反比例=距離に無関係 というのも、理解の助けになりませんか。

nabewari
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 とても理解が進んだと思います。 私が下の「お礼」に書いたようなイメージですよね。。。

nabewari
質問者

補足

質問者です。 すみません。もう少し補足質問させてください。 面電荷による電場は距離に無関係ということですと、例えば、10m四方の平面に帯電している平板があったとすると、平板から1cmのところでも、1kmのところでも、同じ大きさに電荷をおいたら電場から受ける力は同じ大きさということになるのでしょうか?

  • chakulla
  • ベストアンサー率33% (1/3)
回答No.1

電場の強さは電気力線の密度によることを思い出してください。 ご質問のような無限平板の場合、対象性から電気力線は平面に垂直になることはイメージできるかと思います。 そうすると、電気力線の密度がxによらないことがわかります。 したがって、電場の強さも変わらないというわけです。 こんなんでよろしいでしょうか?

nabewari
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど。言われてみれば、、、 つまり、xによらず(平行板からの距離によらず)電気力線の密度が変わらない、ということですよね。逆にいうと、点電荷や線電荷が作る電場は、その電荷からの距離で密度が変わるので電場の大きさが変わる。。。と?

関連するQ&A

  • 帯電した導体の表面の電位、電場: 無限大では?

    こんにちは、いつも勉強させて頂いております。 今回、ふとした疑問が湧き、それが説明できずに悩んでおり、どうか回答頂ければと思います。 帯電した球形の導体があります。その半径はRとします。 総電荷量をQとします。この導体の表面の電位、電場はいくつか、という問題、というか公式ですが、 電位 = k (Q/R) 電場 = k (Q/R^2) で与えられると教わりました。 (ある点電荷Qがつくる、距離Rはなれた点での電位、電場ではありません。あくまで帯電した球体の表面の電位、表面の電場です) なぜ、無限大ではないのでしょうか。 といいますのも、「帯電した導体では電荷は表面に存在する」、はずです。すると、 表面の電位というのは、電荷から距離ゼロ離れた場所の電位、電場であり、クーロン式(上式と同じ)からも、電場、電位は無限大になるのではないでしょうか。無限遠から、この帯電した導体の表面まで点電荷を移動するのに要する仕事、という観点から考えても、その仕事は無限大になると考えます(点電荷を最表面にもってくると、電場が無限大のため、仕事も無限大)。 いかがでしょうか。何か誤解している部分があるかもしれませんが、不躾ながらその点もどうかご指摘頂ければ幸いと思っておりまして、どうぞ宜しくお願い致します。

  • 電場と電位を求めたい。

    2つ質問があります。 1つめ。 「真空中に一様に帯電している半径Rの球があり、電荷の合計はQであった。球の内部r<Rの点での電場を求めよ。ただしr=0の電位を0とする基準をとる。」 という問題なのですが、無限遠方で0になるように基準をとる話ならば本に載っていたのですが、この話ではどうやって解いていいのか戸惑っています・・・。 2つめ。添付した画像を見てください。 「図のように無限に長く太さの無視できる導体棒に線密度λで電荷が一様に分布している。 ガウスの法則を用いて導体の中心から距離l離れた点Pに作られる電場と電位を求めよ。(電位は無限遠方で0になるように基準をとる)」 という問題です。 できたら途中式まで詳しく書いてくださると助かります。よろしくお願いします!

  • 孤立平板導体の電位、電気容量の求め方

    孤立平板導体に電荷Qを与えたときの導体の電位を求めようとしています。 平板導体の厚さをd、面積をSとし、d^2<<Sとします。平板導体外の電場Eはガウスの法則より、 E=Q/(2*ε_0*S) になると思います。そこで、無限遠点を基準とした導体外のある地点aの電位Vを求めようとしても、 V=∫Edr(積分範囲はaから∞) → ∞ となってしまい、孤立平板導体の電位を求められません。 電位が無限なんてありえないと思います。私の計算あるいは考えのどこかが悪いと思います。 いったい、孤立平板導体に電荷Qを与えたときの導体の電位はどうなっているのでしょうか? 実際には私は孤立平板導体の電気容量Cを知りたいのです。(C=Q/V、このVが発散してしまう・・・)

  • 二枚の無限に広い平らな板の電場

    二枚の無限に広い平らな板が、それぞれ面密度σで一様に帯電している。この二枚の板を平行に並べたときの電場は、どうなっているか。またこの場合、一つの板の上の単位面積上の電荷が、もう一つの板の電荷から受ける力はσ^2/2ε0であることを示せ。 この問題の後半部分がわかりません。平行板の外でσ/ε0になるのまではわかるのですが、解答を見ても「一方の板の上の電荷が他方の板の上につくる電場はσ/2ε0。従って単位面積上の電荷σの受ける電気力はσ^2/2ε0」とあるだけです。これではまるで何をやっているのかがわかりません。よろしくお願いします。

  • 平面電荷と点電荷の作る電位

    http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~masiyama/ube-k/deni2.pdf ここのページにありますように 点電荷が作る電位は V = Q / εr で表されます。 一方で、点電荷を平面状に並べることで作られる平面電荷による電位は http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~saitoh/parts/lectures/staticelectricity.pdf ここの5ページにありますように -σr / 2ε で表されます。 つまり、点電荷の場合、電荷の上で電位が無限大で、 電荷から離れるに従って電位はゼロになるということになります。 一方で、平面電荷の場合には、 電荷の上で電位がゼロで、電荷から離れるに従って電位はマイナス無限大に発散するということになります。 なぜ、平面電荷の場合で、電荷の上で電位がゼロになるのかということと、 距離無限大で電位が無限大に発散するのかということが理解できません。 点電荷上で電位が無限大になるのであれば平面電荷であっても同様に無限大になり、 遠い距離では同様に電位はゼロにならないのはなぜでしょうか? 電場を積分することで電位が得られ、平面電荷の場合には電場が距離によらず 一定であるために、このようなことが起きることは数式的には理解できるのですが 直感的に理解することができません。 どなたかわかりやすい説明をよろしくお願いいたします。

  • 平面電荷の作る電場

    ガウスの法則を使って平面電荷(電荷面密度一定=ρ)の作る電場を求めているのですが、うまくいきません。 平面電荷が、無限に広い時は打ち消しあいを考えることで求まるのですが、問題は有限の長さの正方形の場合です。 どなたか方針を教えていただけないでしょうか。(計算は自分でできます)

  • 電場と電位

    無限の長さ、半径Rの円筒の表面に一様な電荷密度σで電荷が分布しています。 [1]周囲の電場Eを円筒の中心軸からの距離rの関数として求めなさい。 [2]周囲の電位φ(r)を求めなさい。 このような問題なんですけど、電場が間違えているのか、電位が無限大になってしまって…困ってます。 よろしくお願いします!!

  • 無限遠方を基準にした場合の計算

    「図のように無限に長く太さの無視できる堂待望に線密度λで電荷が一様に分布している。ガウスの法則を用いて導体の中心から距離l離れた点Pに作られる電場と電位を求めよ。(電位は無限遠方で0になるように基準をとる)」 という問題なのですが、電場はλ/2πε_0*l となりましたが、電位を求める際、無限遠方を基準にすると答えがでなくなってしまいます・・・。 教科書にも、無限遠方を基準にすることはできないと記載してありました。 もしかして自分が勘違いしているのでしょうか。電場の値も違うのかなぁ・・・。 電位の答えまでの解説をよろしくお願いします。

  • 線電荷密度 電場 

    無限に長い直線上に電荷が一様な線電荷密度λで分布している。 直線から距離aのある点Pにおける電場Eベクトルを求めよ。 という問題が解けません。 どなたか解いていただけないでしょうか? よろしくお願いします。

  • 電磁気学(静電場)

    一様に帯電した半径Rの薄い円板の軸上で、中心から距離rの点Pにおける電場を計算せよ。 という問題なのですが、 円板を、円板の軸がx軸に一致するようにyz平面において考えました。 電荷の面密度をσとすると、z軸上のσがつくる点Pでの電位は (σ/4πε)(1/(r^2+z^2)^(1/2)) で、それをz:0→R、θ:0→2πまで積分すると、 点Pでの電位は φ=(σ/2ε)log((R+(r^2+R^2)^(1/2))/r) となったのですが、ここからどうすればいいのかわかりません。 そもそもE=-∇φを使おうと思って電位を出したのですが、φをどのように微分すればいいかわかりません。 因みに答えは 向きはr方向で、大きさは (σ/2ε)(1-(r/(r^2+R^2)^(1/2))) となっています。 宜しくお願いします。