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山本五十六が三国軍事同盟参加に反対した理由

miyabi15の回答

  • miyabi15
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回答No.3

質問者様に対するお答えになるかどうか分かりませんが「反対派の人たちは冷静な計算ができた」ということではないでしょうか。 三国同盟の大きなメリットとしては、帝国臣民と陸軍にとっての宿敵ソ連(ロシア)を牽制できることをまずあげるべきでしょう。確か独ソ不可侵条約は日本には知らされていなかったはずです。そしてナチスは共産主義を嫌っていましたから。また、締結の直前はドイツが破竹の勢いでヨーロッパを席巻していた時期です。「勝ち馬の尻に乗る」という発想を持つ人たちにには、宗主国を失った南方地域を日本が統治する夢や、ドイツと日本とイタリアが世界を主導する覇権国家となる夢想。つまりメリットしか見えなかったのでしょう。 逆にデメリットとしては、同盟間の連絡線が細すぎる(遠すぎる)ため同盟の恩恵があまりない(戦争協力はもちろん、技術交流や人的交流も自由に行えない。実際対米戦に突入すると、潜水艦くらいしか大容量連絡手段はなかったですし)というのが、致命的な気がします。もちろん外交的抑止力にはなるでしょうが、実利が少ない。そしてドイツと手を結べばその後には、対英米戦が控えているというおまけが付きます。 さらにいい加えれば、ヒトラーは黄色人種を白人種より下等な人種と見ていたようです。平時だとして、対等なお付き合いが出来たかは疑問です。 反対派は、この辺を聡く見抜いていたのでしょう。 ついでに言い添えるなら、海軍は大陸や欧州より米国を主敵に据えた視点で、陸軍や国民は欧州のドイツの動向やソ連への影響力(ソ連を押さえ込めれば、中国戦線に回せる戦力が増える)に主眼を置いた違いで、反応が違ったと言えるかもしれません。

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