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回答(3件中 1~3件目)
富士重の経営者にインタビューしないと分かりませんが、周辺状況から考えると以下のとおりです。
1)一番大きかったのは2000年にやる必要なかったからでしょう。
燃料電池車の開発は、70年から各社でやっています。表に出てこないだけです。富士重がアンダーグラウンドでやっていたかどうかはわかりません。
燃料電池の開発は試作車を仕立てるだけならばそんな難しいものではありません。メーカーからシステムを買ってくればすみます。今は、、大学生でも作っています。
2)カリフォルニアの規制対象となっていなかったからでしょう。
富士重はカリフォルニア州規制の対象とはなりませんでしたから、燃料電池車を市販して、デモンストレーションをする必要がありませんでした。カリフォルニア州は CaFCPという水素充電ステーションを州都のサクラメント郊外に作って、市場実験を行いました。参加企業は下記のとおりです。
http://www.cafcp.org/about_members.html
3)社長の方針でしょう。
基本的にはどこの自動車会社の技術系の経営陣も燃料電池車が今の技術で実用になるとは思っていないはずです。電気自動車でさえバリヤが高く、ハイブリッドでも体力が必要です。水素の貯蔵方法に目処がない状態で、試作車だけ作っても量産ができないことは分かっているはずです。
燃料電池車を進めたのは、簡単に言えば政治的な理由と、技術開発項目の洗い出しです。(特許の優先的取得と、水素および燃料電池の車への応用の課題をはっきりさせること)
富士重の前の社長(トヨタと資本提携する前)は電気自動車に大変熱心な方でした。エンジニアとしても未来に対しての、はっきりとしたビジョンを持っておられたと思います。このため、社長就任と同時に、NECとのバッテリ合弁会社の設立、電気自動車、ハイブリッド(シーケンシャルハイブリッドと呼ばれる独自のハイブリッド)を進めてきました。
政治的な思惑や、マスコミ、投資家の好感度向上のため、燃料電池車を開発するということはしなかったのだと思います。
3)資本関係があると思います。
富士重は、日産、GM、トヨタと資本関係が変わってきています。このいずれも燃料電池を開発しています。特に現在主流のPEMタイプの燃料電池をバラードが開発したときにGMは一緒にやっていますし(ベンツよりも前)、1960年代には下記の燃料電池バスを作っています。(このバスはPEMタイプではありません。)
富士重が電気自動車の開発に本格的に乗り出したときには、このようにGMは燃料電池の研究を進めていましたから、富士重としては車も作らなかったということは考えられます。
http://www.automotoportal.com/article/GM_Heritage_Center_Shares_History_of_Hydrogen_Fuel_Cells
4)世界の巨大自動車会社ほどの余裕がない。
No.1、No.2のトヨタとGMは燃料電池やハイブリッドに限らず、ありとあらゆることに研究開発を行っています。
マスコミはあまり騒ぎませんが、予防安全に関するITS技術開発もしのぎを削っています。この2社は、環境・ITSに関しての研究開発は、可能性がゼロでなければ何でもやっているとしか思えません。
これ以外の会社が、実用化可能性が低いものには、大々的には手を出せないのが現状でしょう。
投稿日時 - 2008-04-08 16:17:21