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血圧と運動の関係
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運動をすると、四肢などの筋肉が酸素やエネルギーを安静時よりも多く必要とするので、呼吸・心拍数・心拍出量を亢進させ、より多くの血流にのせて、エネルギーや酸素を末端の筋肉に届ける必要があります。 その為に、血管はより多くの血液を運べるように拡張します。 こういった反応を繰り返していると、血管壁は柔らかさを保ち、血流の圧力に耐えうる弾性をもつ事になります。血管が拡張できる状態であれば血圧は下がります。 また、血中の糖や脂質が多いと浸透圧の関係で水分が増え血液の量自体が多くなり高血圧につながります。それを解消する為に、血中の糖や脂質を減らす必要があります。運動をしたらエネルギーが必要なので、血液中の糖や脂質はエネルギーに変換されていきます。 ただ運動に関しては、極端に血圧が高い時(180mmHgとか200mmHg)のときにするのは避けてください。 なぜなら、はじめに書きましたように、運動時のより多くの血流を必要としている時点では、多くの血を送り込もうとしているわけですから、当然血圧は安静時より高くなるわけです。 運動の強度を考え、ウォーキングなどの有酸素運動(隣の人としゃべれるくらいの強度)が適していると思います。
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もちろん運動している時に収縮期血圧は上がります。適度な運動を週に3~4回繰り返し続けていくと、血管の弾力性がつき血圧を下げる効果があります。運動時の血圧を脳が感知し、血圧を下げるように体をコントロールするわけです。ウォーキングなどの運動は下肢の筋肉群が活発に活動する運動だから足のむくみを解消し、なおかつ高血圧を下げる効果もあります。 下肢の末端までいった動脈瘤は毛細血管を通り静脈血やリンパ液となり、下肢の筋肉群のポンプ作用により心臓へ返ります。特にこの時、運動されているふくらはぎは下半身の静脈血やリンパ液を上半身に押し戻すのに有効です。ふくらはぎが運動不足によりこわばり、弾力性が失われたら下半身に静脈血やリンパ液が滞留して足のむくみや静脈瘤といった形で表れます。 またリンパ液は、血液中の水分が毛細血管から漏れ出したもので、リンパ液中の下半身に滞留してしまうと上半身の血液は水分が不足し、血液がドロドロとなります。そして心臓はこのドロドロの血流を体全体に送り出すためにポンプ圧を上げなければなりません。血液循環も悪くなっているので心臓の負担は並大抵ではありません。 こうして血圧にも影響があるのです。
お礼
とてもわかりやすいご説明ありがとうございました。
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