• 締切済み

トランジスタの接地回路(コレクタ接地)について

コレクタ接地については、出力を抵抗を通したエミッタから取り出すところに特徴があり、これにより入力からみたインピーダンスは高く、出力側からみたインピーダンスは低くなるという説明がなされています。 基本的な事項ですが、この入力側、出力側とはどういう意味なのでしょうか? また、なぜ入力側からみると高く、出力側からみると小さくなるのでしょうか。 何とぞよろしくお願いいたします。

みんなの回答

noname#121811
noname#121811
回答No.2

電子回路でインピーダンスを議論する時、大抵は信号源から最終の負荷までの信号の大きな流れの中での話になります。その流れをある部分で切断し、右を見るか左を見るかで「○○側を見たインピーダンス」と表現するのです。 コレクタ接地回路ならば信号の流れは 信号源→トランジスタベース→エミッタ→負荷 なので信号源とベースの間で回路を切断し、ベース側を見たインピーダンスを入力インピーダンスと呼びます。また信号源側を見たインピーダンスを信号源インピーダンスと呼びます。エミッタと負荷の間で回路を切断し、エミッタ側を見たインピーダンスを出力インピーダンス、負荷側を見たインピーダンスを負荷インピーダンスと呼びます。

  • KEN_2
  • ベストアンサー率59% (930/1576)
回答No.1

1.入力側、出力側とはどういう意味なのでしょうか? 2.入力側からみると高く、出力側からみると小さくなるのでしょうか。 各回答の前にエミッタ出力の場合の入力側、出力側の動作状態を説明します。 コレクタ接地は電流増幅器で、エミッタ接地は電圧増幅器の動作になるのが前提になります。 エミッタフォロア動作の関係で、 入力側:ベースに流れ込む電流の関係で入力インピーダンスが高くなります。 エミッタに抵抗が挿入されていることで、ベースとエミッタの電圧が同様に変化します。 ベース側から見た入力インピーダンスの影響はエミッタ抵抗のβ(電流増幅率)倍となりエミッタ抵抗が1KΩでβ;150なら150KΩの入力インピーダンスとなります。 エミッタ接地の場合ベースの入力抵抗はベース→エミッタ→アースとなり一般に低抵抗になります。 *これを電流の負帰還といいトランジスタの安定動作に利用されます。 出力側:エミッタから取り出せる電流が、トランジスタの入力電流のβ(電流増幅率)倍になります。 エミッタ電圧はベース電圧→エミッタに連動します。 ベース電流が1mAであった場合βが150であればエミッタから150mAが取り出せます。 コレクタ出力の場合はコレクタ抵抗の値で制限されますので10KΩが接続されていればこの10KΩとなります。 *通常は各コレクタ接地・エミッタ接地の別々の回路構成で使用されないで、特に電圧増幅器の場合エミッタ抵抗に数100Ωを挿入して、電流の負帰還で安定動作させます。

関連するQ&A

  • トランジスタのコレクタ接地について

    こんにちは。トランジスタ初心者です。 勉強していて思ったのですが、なぜベース接地静特性、エミッタ接地 静特性はあるのにコレクタ接地静特性はないのでしょうか?以前にも このような質問が2件ほどあったようなのですが、その回答を見ても 納得できません。基本的に4つのhパラメータ(入力インピーダンス、 出力インピーダンス、電流増幅率、電圧帰還率)のおのおのに、静特性 のグラフが対応しているというふうに認識しています。実際に、 ベース接地のIe-Veb特性からはベース接地の入力インピーダンス ベース接地のIc-Vcb特性からはベース接地の出力アドミタンス ベース接地のIc-Ie特性からはベース接地の電流増幅率 ベース接地のVeb-Vcb特性からはベース接地の電圧帰還率 エミッタ接地のIb-Vbe特性からはエミッタ接地の入力インピーダンス エミッタ接地のIc-Vce特性からはエミッタ接地の出力アドミタンス エミッタ接地のIc-Ib特性からはエミッタ接地の電流増幅率 エミッタ接地のVce-Vbe特性からはエミッタ接地の電圧帰還率 がそれぞれ読み取れますよね?この8つに関しては参考書等で確認 できたのですが、これと全く同様に、 コレクタ接地のIb-Vbc特性からはコレクタ接地の入力インピーダンス コレクタ接地のIe-Vec特性からはコレクタ接地の出力アドミタンス コレクタ接地のIe-Ib特性からはコレクタ接地の電流増幅率 コレクタ接地のVec-Vbc特性からはコレクタ接地の電圧帰還率 が読み取れてもいいと思うのですが、なぜコレクタ接地のグラフは 存在しないのでしょうか? ためしに自分でこれらの特性を描こうと思っても、初心者ゆえに 全然イメージできませんでした。単純にエミッタ接地、ベース接地、 コレクタ接地の3つを同等に考えた場合、コレクタ接地の静特性の 存在を気にするのは自然な流れのような気がするのですが… 確かに、無くてもエミッタ接地hパラメータ等で計算できるので、問題 ないのはわかりますが、何かしっくりきません。 コレクタ接地だけ特別なのでしょうか? どなたでも是非回答をお願いします。

  • トランジスタの『接地回路』って?

    大変初歩的な質問ですが、つまづいてます。 ベース接地回路、エミッタ接地回路、コレクタ接地回路、の『接地』とはどういうことなのでしょうか。『入力側と出力側を共通に使用する』などなど、本によってそれぞれいろいろな表現がしてありますが、具体的にどういうことか理解できずにいます。よろしく御願いします。

  • トランジスタの接地の特徴について

    お世話になります。 標記について、トランジスタにはベース接地、エミッタ接地、コレクタ接地とありますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。コレクタ接地はあまり用いられないようですがお願いします。 調べたところでは、 ベース接地は電圧増幅作用 エミッタ接地は電流増幅作用(電圧増幅作用もあるようですが・・・いかがでしょうか?) コレクタ接地は、ある図書では電流増幅作用とあるのですが、あると書では電圧も電流も増幅作用はなく入力抵抗を大きく、出力抵抗を小さくすることができる・・とありますが、どちらが正しいのでしょうか?また、後者の場合、抵抗の大きさが代わると言うことはどういう利点があるのでしょうか? ヨロシクお願いいたします。

  • トランジスタ

    今電子回路を勉強している全くの初心者です。 トランジスタのベース接地、エミッタ接地、コレクタ接地回路について わからないことだらけです! 3つのトランジスタの基本増幅回路の特徴として、入出力インピーダンスの大小や電圧利得の大小、周波数特性の良し悪しなど電子回路の参考書や ウェブ上に表としてよく書かれているけど、「なぜ大きいのか?」「なぜ小さいのか?」が詳しく書かれている書物やウェブサイトを発見できません。 そこで質問なのですが、なぜベース接地では入力インピーダンスが 低く出力インピーダンスが高いのか理解できません。あと、エミッタ接地の入出力の位相が逆相でベースとコレクタ接地の位相が同相なのか?また、なぜベース接地とコレクタ接地の周波数特性が良いのか?どなたか説明していただけませんか?

  • トランジスタの見分け方 電子回路

    電子回路におけるトランジスタの見分け方について教えてください。 エミッタ接地とは、入力がベース、出力はコレクタから取り出すタイプ コレクタ接地とは、入力がベース、出力はエミッタから取り出すタイプ ベース接地とは、入力がエミッタ、出力はコレクタから取り出すタイプ という風に理解するとよいと教えられたのですが、いまいち意味が分かりません。 添付画像の回路においてはそれぞれどのようにして、エミッタ接地、コレクタ接地、ベース接地というのを見分ければよいのでしょうか? 画像が見にくくて申し訳ないです。 例えばcの回路はベース回路ですが、交流電源の電圧によって流れる電流はベースにもエミッタにも流れるのではないのでしょうか? なのに、なぜ入力はエミッタと決定できるのですが? このように頭の中で混乱して、分からくなってしまいました。 ご指南お願い致します。

  • トランジスタ コレクタ接地について

    トランジスタのコレクタ接地で、入力インピーダンスが高い理由を詳しく教えてください。

  • エミッタ接地における出力信号とエミッタ-コレクタ電圧の関係について

    エミッタ接地における出力信号とコレクタ-エミッタ間電圧について エミッタ接地における出力信号の反転については http://personal.okwave.jp/qa3648818.html で教えていただきましたが、引っ掛かりがあります。 出力信号については反転するとのことですが、コレクタ-エミッタ間電圧では、入力信号との反転はないといえるのではないでしょうか?しかし、勉強中の図書では反転しているのですが いま、コレクタ-エミッタ間にはコレクタ側から抵抗と直流電源が直列に接続されており、抵抗と並列に出力端子がでています。(出力端子の一端には結合コンデンサあり) このとき、コレクタ-エミッタ間電圧V、直流電源電圧E、抵抗に係る電圧v0とすると、v0=E-V となります。 このため、この関係式からも反転しないように考えているのですがいかがでしょうか? Vが反転していなからこそ、v0は反転するのではないでしょうか。 また、入力、出力の関係はよく電圧信号で考えられ、反転するとされていますが、もし電流信号で考えた場合でも 出力信号は反転するといえるのでしょうか?電流でとらえた場合、出力はそもそもコレクタ電流になることから、反転はしないと考えていますが・・・。 しかし、接地回路について特徴をまとめている記載では、エミッタ接地は出力信号と入力信号の位相は反転するとなっているはなぜでしょうか?

  • コレクタ接地について

    ご質問させていただきます。 コレクタ接地回路において、 ”コレクタがAC接地されている”と書かれていることがありますが、 接地してあるのは、エミッタの先の抵抗ではないでしょうか。 接地というのは、基準電位を設定することで、 コレクタには、電源がつながれていて接地はされてないと 思うのですが。。。 どなたか教えていただけると幸いです。

  • LSI エミッタ設置回路、コレクタ接地回路、ベース接地回路

    エミッタ接地回路、ベース接地回路、コレクタ接地回路がありますが、高周波数変換に用いられる回路はどれでしょうか? また、入力電流と出力電流がほぼ同じなのはどの回路でしょうか? どなたか教えてください。

  • 接地回路について

    エミッタ、コレクタ、ベースのそれぞれの接地の特徴をいかした用途を教えてください。 よろしくお願いします。