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微分で混乱
数IIIの微分において混乱しています。 f(x)=|X|が微分可能かどうかについて 私は極限lim(X→0)|X|=0(左右とも)だから微分可能なのではないか、 と考えたのですが、他のサイトで質問したところ、 微分可能かどうかを判定する極限は、これではなく、 lim(h→0){(|X+h|-|X|)/h}です。この極限は、右極限が1,左極限が-1ゆえ値を持ちません。 よって、微分可能ではないわけです。 という回答を頂きました。 私はこの2つの式の違いが分からないのです。 頭弱いので分かりやすくどうか教えてください。 ><
- math_tech
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- BookerL
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>極限lim(X→0)|X|=0(左右とも)だから微分可能なのではないか これはこの関数が 「x=0 で連続である」の確認ですね。 (厳密には lim(x→+0)f(x)=lim(x→-0)f(x) であることに加えて、それが f(0) に等しければ連続) 関数が連続でも、微分可能とは限りません。 微分可能であるためには、「左微分係数」と「右微分係数」が存在してそれらが一致することです。 http://next1.msi.sk.shibaura-it.ac.jp/MULTIMEDIA/calcmulti/node22.html 連続であって微分可能でない例が、例えば f(x)=|x| なのです。 なお、イメージとしては、微分可能でない関数は「とんがって」います。 http://www.nikonet.or.jp/spring/sanae/MathTopic/bibunkanou/bibunkanou.htm
- sanori
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こんばんは。 ご質問文にある lim(X→0)|X|=0 という式は、この関数がx=0において連続であるということには関係しますが、x=0で微分可能かどうかの判定には不適です。 この関数のグラフを描くと、 xが負のときは傾きが常に-1 xが正のときは傾きが常に1 です。 xがマイナスの領域から、x=0に近づく、 つまり、xが-1万のところから右へ-1000、-100、-10、-1、-0.1、-0.01・・・というふうにx=0の地点へ近づくとすると、 xが負のときは傾きが常に-1 なのですから、マイナス側からの傾き(の極限)は-1です。 式で書けば、(Xが負のとき|X|=-X なので) lim(h→-0){(|X+h|-|X|)/h} = lim(h→-0){(-(X+h)-(-X))/h} = lim(h→-0){(-h)/h} = -1 です。 xがプラスの領域からx=0に近づく、 つまり、xが1万のところから左へ1000、100、10、1、0.1、0.01・・・というふうにxの地点へ近づくとすると、 xが正のときは傾きが常に1なのですから、プラス側からの傾き(の極限)は1です。 式で書けば、(Xが正のとき|X|=X なので) lim(h→+0){(|X+h|-|X|)/h} = lim(h→+0){(X+h)-X)}/h} = lim(h→+0){h/h} = 1 です。 なお、上記では、|x+h|がxが負の領域とxが正の領域でそれぞれ正であるか負であるかの説明を省きましたが、 hの絶対値が十分小さいとして式を立てています。
お礼
分かり易く書いて頂きありがとうございます!
- Tacosan
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「微分」の定義を確認すること.
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お礼
ありがとうございます!