• ベストアンサー

第一級アミンと亜硝酸との反応

いつも質問に回答していただきありがとうございます。 今回の質問なんですが、第一級アミンと亜硝酸との反応についてです。 塩酸とともに反応させるとジアゾ塩が生成しますよね?そこからハロゲン化銅を触媒にハロゲン化水素を反応させるとハロベンゼンが得られると本には書いてあったのですが、その付加したハロゲンの中にフッ素が入っていません。これはCl、Br、Iにのみ起こる反応なのでしょうか? もし、そうならばFが付加しない理由を教えてください。 自分としては電気陰性度が大きすぎてFが脱離してしまうんじゃないかなーと考えています。 どなたかご指摘お願いします。

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数0

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.2

> Fが付加しない理由を教えてください。 ハロゲン化銅(I)触媒下、ジアゾニウム塩とハロゲン化水素との反応によりハロベンゼンを 生じるザンドマイヤー反応の場合、ラジカル的な反応機構を経るそうです: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%8C%96%E5%90%88%E7%89%A9#.E3.82.B6.E3.83.B3.E3.83.89.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.A4.E3.83.BC.E5.8F.8D.E5.BF.9C こちらの「反応機構」の式をみてもらうとわかるかと思いますが、フェニルラジカルにハロゲンが 結合する際には、銅(II)イオンとハロゲンとの間で電子のやり取り(ハロゲンのアニオンから銅に 1電子が移動)があります: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E5%8F%8D%E5%BF%9C ところが、フッ素は他のハロゲンに比べて非常に電気陰性度が高いため、この「銅(II)イオンが フッ素から1電子を奪って銅(I)イオンになる」反応が起こりません。 (水の共存下では、フッ素よりは電気陰性度が低い酸素(→水由来)と反応:フェノール類の生成) その結果、フッ素置換体を得ることができない、ということだと思います。 一方、doc_sundayさんご紹介のシーマン反応では、フェニルカチオン(アリールカチオン)を 経由した反応となるので、フッ素(フッ化物イオン)の電子数は変化しなくてすむため、 フッ素置換体を得られる、ということでしょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%8F%8D%E5%BF%9C

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

フッ素化はSchiemann反応ですね。 http://www.geocities.jp/mo_by2/work/jikken/28.html ph-NH2 + NaNO2 + LiBF4 → ph-N2+BF4- ph-N2+ BF4- → ph-F + N2 + BF3:熱分解 でもこれもF- + BF3↑と考えれば他のハロゲン化反応と似ています。分子内分解反応にするのはエントロピー的に有利にするためでしょうから、F-の親核性の弱さを補っていると見るべきではないでしょうか。

関連するQ&A

  • 求核試薬とハロゲンとの反応性

    求核試薬とハロゲンを反応させるとき、ハロゲンにF2、Cl2、Br2、I2のどれを用いれば一番反応が速く進行するかというのが知りたいです。 自分の考えとしては、脱離基としての反応性がF2<Cl2<Br2<I2なのでI2が最も速く進行する気がするのですが、自信がありません。よろしくお願いします。

  • トリエチルアミンとアミンのアシル化

    Ar-NH2 + CH3COCl + Et3N → Ar-NHCOCH3 こういう反応なのですが、反応機構はどのようになるのでしょうか? それと、トリエチルアミンの働きがいまいち分かりません。 ~予想~ アミンがカルボニル炭素を攻撃して、CH3COClの酸素がアニオンとなり、電子が移動しClが脱離する。

  • 求核置換反応において

    SN2反応において反応性において置換される脱離基のハロゲンの順が反応性が高い順からI>Br>Cl>Fなんですか? Fイオンの方が電子ひきつけやすいので脱離しやすいとおもうのですが教えてください。 あと、求核剤や溶媒などは反応速度に影響を与えるのでしょうか? 例えば、CH3CH2ClとCH3O-を反応させてCH3CH2OCH3(溶媒はCH3OH)の時に求核剤をCH3O-からCH3S-に変えたりした場合などとかです。

  • アミンの水素結合について

    毎回自分の初歩的な質問に分かりやすく説明していただきありがとうございます。 今回も質問させていただきます>< アミンについてなのですが、 (1)アミンは分極した結合と非共有電子対をもっているので水素結合を形成することを本で読みました。その後に、「炭素数の少ないアミンは水と水素結合形成するため、水に良く溶ける。」と、書いてあったのですがこの文の意味があまり理解できません。 この文章にある炭素のどんな効果が水と水素結合を形成するにあたって障害になるのでしょうか?? (2)アミンとハロゲン化アルキルの反応についてですが、「過剰のハロゲン化アルキルを用いると最終的に第四級アンモニウム塩まで反応が進む。」と本に書いてありました。 たとえば第一級アミンとハロゲン化アルキルが反応した場合、第三級アミンの塩が得られますよね?? それならば上の文では第四級アンモニウム塩ではなくて第四級アミンの塩と表記しても間違いないのですか?? 非常に読みにくい文章で申し訳ありません。 ぜひ回答よろしくおねがいします><

  • 硝酸と金属

    硝酸と金属の反応について, 銅+希硝酸→一酸化窒素 銅+濃硝酸→二酸化窒素 鉄+濃硝酸→不動態形成により溶解しない はわかるのですが, 鉄+希硝酸→水素 アルミニウム+希硝酸→水素 がわかりません。 なぜ後ろの二つは一酸化窒素ができないのでしょう。 あと化学反応式も一応教えていただけたら嬉しいです。

  • ハロゲン化物のソルボリシス反応性

    (1) CH3CH2CH2CH2-Br (2) CH3CH=CHCH2-Br (3) CH3CH=CBrCH3 (4) CH3CH2CH2CH2-Cl のソルボリシス反応性の序列について教えてください。 まず(1)と(4)では、ハロゲンの脱離のしやすさの序列(I>Br>Cl)から、(1)>(4)と考えられます。 (2)では、Br脱離後、CH3CH=CHCH2(+)は、CH3CH(+)-CH=CH2の形となって、安定なカチオンになると考えられ、(2)>(1)となり、ソルボリシス反応性の序列は、(2)>(1)>(4)と考えられます。しかし、(3)は、どの順位に入ってくるでしょうか。またその理由についても教えてください。

  • 銅の硝酸に対する反応

    こんにちは。 銅と硝酸の反応で Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2NO2+2H2Oはありえて Cu+2HNO3→Cu(NO3)2+H2はありえないのはどうしてですか。硝酸が水素よりイオン化傾向の低いものも溶かす理由を踏まえて教えて下さい。化学しろーとですので何を勉強すればいいかも踏まえて教えて下さい。

  • SN2反応の脱離基と求核剤について教えてください。

    私は高校3年生で、独学で有機化学を勉強しているものです。 SN2反応における脱離基と求核試薬についての質問です。 まず、求核剤の強さとは電気陰性度の減少する方向(電子を相手に渡しやすい)に強くなる、つまりハロゲン化イオンであるなら、I->Br->Cl->F-の順になることは理解できます。 一方、脱離基としての優劣はその対応する酸が強酸であるかどうかということなので(以下にHXがH+とX-になりやすいか)、これもI->Br->Cl->>F-となることは理解できます。 私が疑問に思ったのはここからです。たとえばCH3BrにI-が求核攻撃を行い、I…CH3…Brという遷移状態になります。参考書ではここではBrが抜けていますが、Brが抜けると先ほどの脱離基としての優劣に逆らってしまうのではないでしょうか? そもそも、I-は「強い求核性を持ち、優れた脱離基」でというところに強い矛盾を感じます。 ネットで探しても「溶媒で変わる」とありますが、溶媒でどう変わるのかも分かりません。 どなたか私にも分かりやすいようにご説明をお願いします。 よろしくお願いします。

  • アルミ、鉄と希硝酸が反応して発生する気体は?

    問題集の解答では一酸化窒素となっているのですが、僕はアルミや鉄は水素よりイオン化傾向が大きい金属なので、塩酸との反応のように水素イオンとの間で酸化還元反応が起きて水素が発生するのでは?と考えました。 それとも希硝酸の酸化力が大きいので、水素イオン(あるいは発生した水素?)との兼ね合いで硝酸も還元されて一酸化窒素が(水素より多めに)発生するということでしょうか? またアルミや鉄以外の金属(例えばアルカリ金属や亜鉛)でも希硝酸との反応では一酸化窒素が発生するのでしょうか? よろしくお願いします。

  • エポキシドとアミン硬化剤の反応機構(熱硬化反応)

    熱硬化エポキシ樹脂接着剤におけるエポキシドとアミン硬化剤の反応機構について教えて下さい。 加熱によりアミンもしくはエポキシドがどの様に変化して、反応が開始されるのでしょうか。 簡単な教科書やWebで調べてみると、アミンNの不対電子がエポキシドの水素が二つ付いた炭素への求核攻撃により、開環しアミンが付加し、更に2級化したアミンが別のエポキシドと反応するといった機構がありました。この認識で間違いないでしょうか。 また、アミンのNが求核攻撃する前にエポキシドがプロトン化するといった内容もあったのですが、これはどういった反応でしょうか。 可逆的な平衡反応でエポキシドのCとOが分極しているということでしょうか。 あまり専門的なことが分からないため反応メカニズムについて詳しく教えて頂けないでしょうか。