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イチゴの残留農薬が人体に与える影響とは

noname#24736の回答

noname#24736
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農薬残留度ベスト10の輸入作物 6位 イチゴ 冷蔵庫で20日以上もカビも生えず、痛まなかったイチゴ。輸入割合は少ないが、夏場のケーキなどに使われるのはほとんど輸入品です。 「農薬は発がんと関係ない」 家庭の台所を預かる主婦とがんの疫学者を対象にアンケート調査をしたところ、主婦は発がんの原因の第1位に食品添加物、第2位に農薬としています。これに対してがんの疫学者は農薬は発がんに関係なしとしています。 疫学者とは、病気の原因について種々な角度から調査している専門家です、その専門家ががんと農薬は関係がないと思っているのです。 皆さんは、どちらが正しいと思いますか? 当然、疫学者です。つまり果物、その他の農作物の残留農薬は慢性毒性的にも安全なのです。 果物知識 『なぜ農薬は発がんの原因ではないのか』 疫学者は、がんの原因は普通の食物35%、煙草30%、ウィルス10%、性生活. 出生7%、職業に原因するもの4%、アルコール3%、放射線.紫外線3%、大気汚染. 公害2%、工業生産物1%、医薬品1%と考え、主婦が最も恐ろしいと思っている 食品添加物は1%、農薬は0%と考えています。 なぜ、専門家が農薬は発がんの原因ではないと考えているのでしょうか? 「毒性試験」 それは農薬を販売する前に毒性試験を行って、人間にとって安全な1日当たりの摂取許容量を定め、その許容量に達しないように残留農薬の濃度が決 められているからです。 「毒性試験とは」 (1)急性毒性試験 : 1回の投与の影響 (2)亜急性毒性試験 : 約1カ月間毎日投与の影響 (3)慢性毒性試験 : 1年以上毎日投与の影響 (4)発ガン性試験 : 一生毎日投与の影響 (5)繁殖毒性試験 : 三世代毎日投与して妊娠率、出生率、胎児の死亡率 の調査 (6)催奇性試験 :妊娠時に投与して胎児への影響 以上をマウスやラットで行うのですが、これらの試験から体重1kg当たりの 最大無作用量を求め、その1/10を人間の最大無作用量、さらに安全係数と して1/10を掛けて1日当たり摂取障害量とします。つまりラットやマウス に対して安全な量の1/100を人の摂取許容量にしているわけです。 これらの研究が済まないと農薬、食品添加物の販売が許可されません。 1つのものを開発するのに莫大な時間と予算を要します。 「残留農薬基準値」 1日当たり摂取許容量が定まると、次に残留農薬の基準値を定めます。 国民栄養調査から、米は200g、大豆は65g、じゃがいもは30gなど、1人が 1日に食べる量が計算されます。この量と農産物の残留農薬の実態と国際残 留農薬基準値を参考にして各農産物に許容量し得る残留農薬基準値を定め ます。そして、この基準値に各農産物の摂取量を掛け合わせると、市場に流 通しているすべての農産物に基準値ぎりぎりまで農薬が残留していたと仮 定した場合の摂取量、つまり農産物を経由して人間が摂取する可能性のあ る農薬の量が求められます。 厚生省は1997年9月現在で161の農薬について農産物ごとの残留基準値を定 めています。そして、都道府県の衛生研究所や保健所が流通する農産物を分 析して監視しています。輸入農産物の場合は、これに加えて輸入港の検疫所 で分析しており、基準値を上回る農産物が発見されると販売停止になりま す。 これらの分析値に基づいて日本人の人体に入る農薬の量を計算する「マー ケット・バスケット」 調査をして監視しています。 これらの分析は農産物の全体を分析したものです。果物の場合ほとんど皮 は食べないと思いますし、農薬はほとんど皮をとおりません。この意味でも 果物から体内に入る農薬は分析値よりはるかに少ないのです。 「農薬はほとんど皮をとおりません、1日レモン丸ごと750個食べるか?」 2,4-Dは除草剤ですが、植物の生長調節の作用があり、レモンにはヘタ落ち を防止して黒腐れ病の発生を抑えるために使います。 カリフォルニアのレモンの2,4-Dの平均残留濃度は、0.2ppmです。これは、100  gのレモン1個に0.02mg残留していることになります。1日当たり摂取許容量 は、 0.3mg/kg ですから、体重50kgの摂取許容量は15mgです。15mgを0.02mgで割 るとレモンは750個になります。これが1人1日の摂取許容量です。 例えば、レモン1個を10片にスライスして紅茶に入れて飲んだら、1日に7,500 杯になる計算で、これも1日の摂取許容量です。これは、レモンに残留してい る2,4-Dがすべて紅茶に溶け出した計算です。 1日にレモンを丸ごと750個食べる人がはたしているのか?レモンティーを 7、500杯以上飲む人がいるのか?もし飲んだとしたら、むしろ砂糖の害が心配 です。砂糖を入れずに飲んだとしたらタンニンの害が生じます。 いずれにしても、残留農薬がいかに厳しく規制されているかがおわかりでしょ う。 「農薬の複合汚染も心配ない」 個々の残留農薬の心配はないとしても、複合汚染を心配する方がいらっしゃ ると思います。 複数の化学物質が、個々の毒性を強めあって、強力な毒性を生じることを 専門的に「相乗毒性」と言いますが、これについても9種類の農薬を組み合わ せで多数の実験がおこなわれ、いずれも相乗毒性は認められていません。 100種類の化学物質を致死量の1/100ずつ混ぜても有毒な作用は認められま せん。 『普通の食物に含まれる発がん物質』 「普通の食物が危ない。日本人に胃がんが多いのはワラビ?」 まず考えられるのは発がん物質を含んでいる植物、例えばワラビです。日本 人は昔からワラビを食べていました。しかし、急に多く食べるようになったの は農薬の恐怖が騒がれ始めてからです。ワラビは農薬の散布されていない自 然食品の代表として急に売れ始めましたが、日本の収穫量では間に合わず、中 国、ソ連から1年に1万5,000tも輸入されるようになりました。 しかし、ワラビにはブタロキサイドという発がん物質が含まれてて、これを研 究したアメリカの学者 は、日本人に胃がんが多いのはワラビを食べるから だろうと論文に書いているそうです。ワラビは放牧する家畜の最もやっかい な雑草です。しかし人間は動物と違ってワラビを湯がいてアク出しして食べ ますから水溶性のブタロキサイドや多くの毒物質は除かれます。普通に食べ ている分には心配ありません。 戦後、ソ連に抑留された軍人は食料不足から毎日ワラビを食べていて、帰国後 に多数の人達ががんで亡くなった例があったそうです。ワラビ以外にも発が ん物質を含んだ植物はたくさんあります、でもまだ研究が進んでいません。 「サンマに大根おろしは定番ですが」 日本人の胃がんに大きく関係していると考えられるのがニトロソアミンです。 これは野菜に含まれている硝酸が体内で亜硝酸に変わり、魚や肉に含まれて いるアミンと結合して体内で生成される物質です。硝酸は肥料成分ですから、 すべての野菜に含まれています。肥料だけで育った有機野菜も同様です。 サンマなど焼き魚には大根おろしを添えて食べますが、これはニトロソアミ ンを食べているようなものです。それじゃあ食べないようにするのか? いいえ、サンマも大根も大事な食品です。ユズ、カボス、スダチ、レモンなどの 酢みかんの果汁を搾って一緒に食べればニトロソアミンが生じないのです。

KINGBIRD
質問者

お礼

 こんなに詳細に、ありがとうございます!すばらしい・・・。  貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます。要点が簡潔に、かつ十分染み渡るようにまとめてあって、人にまとめさせて申し訳ないという感じです。  発ガン性についてはあまり重要視されていないのですか。これは知りませんでした。もっとも、パーセンテージについては全体からの割合で、やっぱり発ガン性のある農薬もあるということなんですね。  それにしても、個人的には焦げたりカビの生えたアーモンドが統計に入っていないのがとても残念という妙なところで気になります~(笑)。(食生活のうち?)  でも、冷蔵庫であっても20日以上もいたまなかったイチゴって・・・。私の購入したイチゴはいずれも3日持たないのですが、どんな食品でもそれは怖いですね。  話はずれますが、いちばん疑っているのが実はドッグフードです。ドライフードの。わりと油分が多く(さわるとべたっとします)、水分も多そうな割に常温で1年の保存が可。しかし、ドッグフードを与えている犬の多くが「食物アレルギー」と診断されるとか・・。缶詰だって変です。いくら発展途上国で作っているとはいえ、450g入りの総合栄養剤としてビタミンやカルシウムを添加した「牛肉」の缶詰が100円足らずで売られているのが、高校生のころとても不思議でした。  また、自宅の犬はそういった缶詰を出すと、こちらを恨めしそう~な目で見上げ、「・・・・食べなきゃだめ?」と訴えたものです。    kyaezawa様は、農薬の発ガン性についてより、他の食品の発ガン性のほうを重く見てらっしゃるのですね。  ただ、私は根性わるなので、政府の定めた残留農薬基準量をあまり信じていません。だって、「最低限害にならない」って採らないほうがいいから定めているわけでしょうから。  ありがとうございました。時間がなく、と言い訳ですが、お礼を十分にできないことをお許しください。

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