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塩酸塩などの質量スペクトル

マレイン酸塩、臭化水素酸塩、塩酸塩などの物質を質量分析計で検出したとき、 マレイン酸、塩酸などは脱離しやすいものですか? 比較的ソフトなイオン化法であった場合、質量数から塩酸の質量数を差し引いたところに 強いピークが出る、といったスペクトルになるのでしょうか? 説明不足で申し訳ありませんが、もしわかればどなたかお願いします・・・。

  • 化学
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みんなの回答

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.3

> 質量分析計で検出したとき、  どの様なイオン化の質量分析計でしょうか? EI. FAB, FD, ESI, APCI, ・・・。それによって分解のしやすさも変わります。 > 比較的ソフトなイオン化法であった場合、  『比較的ソフトなイオン化法』といわず,具体的に上げていただけませんか? FAB はソフトなイオン化と言われていましたが,ESI 等に比べると,ソフトとは言えませんので。 > 質量数から塩酸の質量数を差し引いたところに強い > ピークが出る、といったスペクトルになるのでしょうか?  イオン化法や化合物のタイプが判りませんので正確な事は言えませんが,一般論としては次の様に考えていいかと思います。なお,その化合物を M・HA(M:塩基部分,HA:酸)とします。  EI, CI: 塩基部分の M+ または MH+。  FAB, FD: 塩基部分の MH+。  ESI: おそらく MH+。ただし,(M・HA+H)+ が出る可能性もあります。  APCI: 塩基部分の MH+。  MALDI-TOF: おそらく MH+。(M・HA+H)+ が出る可能性も無いとは言えません。  つまり,出る可能性が高いのは『質量数から塩酸の質量数を差し引いたところ』ではなく,「質量数から塩素の質量数を差し引いたところ」です。  一応,天然物の化学的研究にMSを使っている「専門家」で内容には「自信あり」ですが,calorie2000 さんの化合物で実際にどうなるかは「自信なし」と致します。

calorie2000
質問者

お礼

詳しく説明していただいてありがとうございます。 説明不足で申し訳ありませんでした。 知りたかったのは、ESIとAPCIについてでした。 教えていただいたことを参考にさせていただきます。 ありがとうございました!

  • kumanoyu
  • ベストアンサー率41% (156/380)
回答No.2

 過去にいろいろな有機化合物の質量スペクトルを測定しましたが、EIで塩の(酸+塩基の合計の)親ピークが測定できたことはありません。  (比較的分子量の大きい塩基を、分子量の小さい酸で塩とした化合物を主に合成していましたので)酸がはずれた塩基部分のみの親ピーク、あるいはさらに脱離が進んだピークが観測されます。 「比較的ソフトなイオン化法」とはFABのことでしょうか? FABは測定した経験が少ないので自信無しですが、やはりお書きのように塩基部分のピークとなるのでは?と思います。

calorie2000
質問者

お礼

ありがとうございます! 説明不足でしたが、イオン化法はESIとAPCIです。 参考にさせていただきます。

  • 38endoh
  • ベストアンサー率53% (264/494)
回答No.1

回答でなくて申し訳ございません。 マスでイオン性の試料って測れましたっけ? いや,イオン化の方法によっては測れるかと思いますが,EI や FAB,TOF などでは難しかったと記憶しております。 > マレイン酸、塩酸などは脱離しやすいものですか? 固体状態のイオン結晶性が強ければマスの測定は難しく,弱ければ容易になると思います。これは親ピークの出やすさ,蒸気圧の両方の観点からです。 イオン結晶性がほとんどない場合だと,酸と塩基との両方の親ピークが見える可能性もあると思います。以降は推測ですが,塩酸塩のイオン結晶性はマレイン酸塩より強いと思いますので,マレイン酸塩の場合は比較的脱離して見えやすいのではないかと思います。

calorie2000
質問者

お礼

ありがとうございます! 参考にさせていただきます。

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