• ベストアンサー

作品の数

モーッアルトは、交響曲だけでも41曲、ピアノ協奏曲27曲、オペラは20曲くらいの作品があるのですが、わずか35年の生涯に、なぜこれほどの、多数の作品を書けたのでしょうか、ベートーベンは、交響曲は9曲、ピアノ協奏曲5曲、オペラは、ひとつしかありません、ベートーベンは、モーッアルトより、長生きしていますが、作品の数が、だいぶ少なめの感じです、両者の、作曲の仕方の違いで、このような、ことがおこるのでしょうか

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

大まかなことは#1の方が答えられていますが、 音楽(特に器楽曲)が「芸術」という重みを持ち始めたのはベートーヴェンの9曲の交響曲からと言われています。 ベートーヴェンが音楽の在り方を変えたといえるでしょう。 それ以前は、特に交響曲やソナタなどの器楽曲は貴族の食卓のBGMに過ぎなかったのです。 ハイドンは貴族から「今日の晩御飯はあの交響曲を流してくれ。ただし明日は新しい曲が欲しいからそれまでに作ってくれ」て感じで、毎日のように交響曲を作って専属の楽団に演奏させていましたいました。そのような曲には斬新な手法や明確な個性は必要なく、さらにあまりに演奏が難しいと困るのでフレーズの使い回しや、パターンに当てはめた作曲法が取られました。要するに曲の内容よりも貴族が一日を楽しめれば目的は果たされたのです。 そのお陰でハイドンの交響曲は100曲以上あります。さすがに後期は質の高い作品がありますが、初期の頃は似たような曲が多いです。 教会に仕えていたバッハも仕事として毎週の礼拝で新作のカンタータを作るように頼まれていたので、そのお陰でバッハのカンタータは200曲を超えます。 同じようにヴィヴァルディは生徒の教材として500以上もの協奏曲がありますし、スカルラッティのソナタも500以上あります。 昔の人は基本的に多作です。とにかく数多く書かないとお金がもらえなかったし、書けないようならすぐクビでしょう。 モーツァルトも同じような環境で作曲していました。しかし天才と言われる所以はもともと早く作曲する才能があったのもありますが、広い交友関係のお陰で作品は室内楽から交響曲、協奏曲やオペラなど多岐にわたっている事、それぞれの曲に明確な個性が認められることでしょう。 しかしベートーヴェンは、人生において貴族に仕えることはしませんでした。 音楽は「自らの芸術性を表現するもの」という現在の思想に繋がる考えを示しました。似たような曲を作ったり、安易な発想で書き上げたり、そういう姿勢を拒否しました。芸術は自分の為に存在しました。その姿勢が如実に現れているのが9曲の交響曲といえるでしょう。 これに影響を受け、ベートーヴェン以降の作曲家は作曲した交響曲の数がぐんと減ります。 ブラームスは交響曲第1番に20年もかけましたし(ハイドンがこれをやったらクビでしょう笑)、マーラーはその生涯をほぼ交響曲の作曲だけに捧げましたし、チャイコフスキーにとっては自分の人生を語るものでしたし、 交響曲に限ってみても、ベートーヴェン以降の作品は1曲1曲に重大な意味があります。 だから、音楽の転換期はまさしくベートーヴェンにあるといえるでしょう。 しかし今でもハイドンのように作曲している人達がいます。 それはJ-POPのアーティストでしょうか。 彼らは社会のニーズに対応する為できるだけそれに合った楽曲をできるだけ早く提供するのが仕事です。1年経って忘れられようが別に構わないのです。 でも、それでも素晴らしい作品は100年経っても残ると思います。 要するに、ハイドンやヴィヴァルディは偉大だったのです。

ccc35201
質問者

お礼

ブラームスは交響曲の作曲は、大変慎重だったと聞きます、ハイドンなんかも、いかに貴族のためとはいえ、よく、あの数だけ、作曲したものだと関心します、重大な意味があるというのは、それだけ、作曲者の心が曲に伝わっているということですね、これからは、作曲した人の心を考えながら、聞きたいと思います

その他の回答 (1)

  • KoHal
  • ベストアンサー率60% (110/181)
回答No.1

>作曲の仕方の違いで、このような、ことがおこるのでしょうか その通りです。 交響曲に限ってみても、 交響曲の父ハイドンは100曲以上書いてますが(まぁこの人は長生きした人ではあります)、ベートーヴェン以降はぐっと少ない。 ベートーヴェン、ブルックナー、マーラーあたりが9曲。ブラームスは一生かかって4曲。ショスタコービッチが頑張って15曲というのが却って異色。 ハイドン・モーツァルトあたりを境目にして、作曲家というか音楽のあり方が大きく変わったんですね。 ハイドン・モーツァルト以前は音楽というのはあくまで実用品でした。 宮廷や教会で、何かの行事に際しその行事にふさわしい音楽(機会音楽といいます)を作曲して供するのが作曲家の使命でした。 同じ音楽を繰り返し使うのは格好が悪いことだったらしく、そのたびごとに新しい音楽を供することが作曲家には求められました。 だからこの時代の作曲家はともかく多作です。 求めに応じて必要十分な音楽をせっせせっせと作りつづける、それが出来なければ作曲家としてやっていけないわけです。 ところが、ベートーヴェンあたりから、 「音楽は作曲家の作品であり作曲家の個性を発揮するものである」 という考えが根付いてきました。 一曲一曲に新しい意匠とオリジナリティが期待されるようになったのです。 同工異曲は非芸術的として否定されるようにさえなりました。 こうなると、どんなに才能に溢れた作曲家でも、同じ形式の音楽を何十曲も作るのは難しくなります。同じ形式で、しかも一曲一曲に違ったアイデアを求められるわけですから。 まぁ、そもそも同じ形式の音楽を何十曲も作る必要もなくなったわけですが。 しかし、同じ形式でたくさんの曲を作る方法がないわけでもありません。 それは作曲家がそのときそのときの自分の感情を日記のように音楽にする方法です。 ベートーヴェンにとっては、多分、ピアノソナタがそれだったようです(32曲)。 なお、機会音楽をせっせせっせと作っていた時代の作曲家たちの作品が、ベートーヴェン以降の作曲家たちの作品と比べて芸術性で劣っているかというと、そうでもないんですね。 シュッツやバッハ(これは私の個人的な趣味で挙げてます)は確かに同じような音楽をたくさん書いていてかもしれませんが、彼らが渾身の力を注いで作った曲は後世の作曲家が到底真似できない凄みを持っています。 作曲家のあり方としてどっちがいいのかは分からないですね。

ccc35201
質問者

お礼

作曲家というのは、本当にすごいですね、みんな天才と思います、おんがくを聞いて感動していきたいと思います

関連するQ&A

  • 作品の多い作曲家

    バロック、古典派、ロマン派、の作曲家たちで最も、作品が多いのは、誰ですか、交響曲は、ハイドンが、104作品残しましたが、これが最高でしょうか、また、ベートーベンは、モーツアルトより、長生きしましたが、作品の数は、モーツアルトより、ぐっと少ない感じです。たとえば、交響曲の数は、モーツアルト、41作品に対し、ベートーベンは、9作品しかありません、モーツアルトとベートーベンは、作曲の仕方が、かなり、異なっていたのでしょうか

  • エクセルでデータの合計数をカウントする方法

    エクセルで個々の条件のデータの総数をカウントする方法を知りたいと思っています。例えば,音楽のデータベースで次のようなリストがあったとします。 ----------------------------------------------- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第19番 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 ベートーヴェン:交響曲第7番 ベートーヴェン:交響曲第8番 ベートーヴェン:交響曲第9番 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ブラームス:クラリネット五重奏曲 モーツァルト:交響曲第39番 モーツァルト:交響曲第40番 モーツァルト:交響曲第41番 モーツァルト:クラリネット五重奏曲 モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 モーツァルト:フルート四重奏曲第2番 … ----------------------------------------------- こんな感じで例えば作曲者が200人くらい,楽曲数が4,000曲あったとして,そのうちベートーヴェンの作品が154曲,ブラームスの作品が72曲…というように,個々の合計をカウントするにはどんな関数を作ればいいのでしょうか。 作曲者と楽曲名の間はコロンなどで区切るか,セルの列を別にするか,どちらでも構いません。

  • ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの作品個数

    ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの生きた時代の音楽の変遷について研究中ですが、これを定量的に議論するため に、この3人の協奏曲・弦楽四重奏曲・ピアノソナタの作品の「個数」を調べたいのですが今手元に資料が無いため解りませ ん。交響曲に関しては、ハイドン108曲、モーツァルト41曲、ベートーヴェン9曲で、またベートーヴェンのピアノソナタは 32曲と記憶しています(これに間違いがあれば御指摘お願いします)。また関係するURLなどもあれば教えてください。

  • クラシックの聞き方を教えてください。

    以前クラシックの楽しみ方をこちらで質問させていただいたものです。 皆様に進められたようにとりあえず、たくさん曲が入っているCDでいくつか曲を聴いてみました。 ・ベートーヴェン-交響曲第7番より第1楽章 ・ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番より 第1楽章 ・ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 作品68 第1楽章よりハイライトト ・ブラームス交響曲 第一番 ハ長調 ・モーツァルト:オーボエ協奏曲より 第1楽章 とりあえずこんな感じで聞いた見ました。 そこで私としてはラフマニノフとベートーヴェンがこの中ではとても聞いて良かったのですが(ガーシュウィンも中々…)、とりえず次のステップとしては同じ曲の違う指揮者や演奏家のを聞くべきか? それとも、好きな作曲家のほかのCDを買って色々聞くべきか? それともまったく違う作曲家のいろんな曲を聴いてみるべきか? よくわからない質問になりましたがご教授お願いいたします。

  • 第10番

    ベートーベンは、交響曲第9番を完成させた後、主に、弦楽4重奏曲の作曲をしましたが、10番目の、交響曲の構想もあったと聞きますが、もし10番目の交響曲が完成されていたら、どのような曲になったと思いますか,第9をしのぐ大曲、あるいは、こじんまりとした、比較的規模の小さな作品、第9番が、不滅の名作だけに、後に続く作品は、どのようなものか、関心があります、ベートーベンが、もっと長生きをしていたら、10番目の、交響曲は完成されたと思いますか

  • 楽譜の音符数を知りたい

    ピアノの小作品1曲に含まれる音符の数を知りたいのです。 漠然としていますので、例えばベートーベン作曲ピアノソナタ「月光」の第1楽章では、いかがでしょうか。 また、音符の数が分かるようなサイトをご存じでしたらお願い致します。

  • ピアノ協奏曲第5番にカデンツァはある? ない?

    ベートーヴェン作曲のピアノ協奏曲第5番に関する質問です。 Wikipediaの「ヴァイオリン協奏曲(ベートーヴェン)」の記述を読むと 「ピアノ協奏曲第5番にはカデンツァはなく」 とありますが、同じくWikipediaの「カデンツァ」には 「協奏曲の作曲者自身が同じ楽譜の上にカデンツァを書き記す」 としてピアノ協奏曲第5番が例に挙げられています。 結局、ピアノ協奏曲第5番にはカデンツァは存在するのですか? しないのですか?

  • ピアノ協奏曲

    私はクラシックが好きでよく聴いていたのですが、最近ジャズや クロスーオーバーなどを聴いていたので純粋なクラシックを聴きたくなり、質問させていただきました。 といってもピアノソロや交響曲はほとんど聴いてしまっているので、 ピアノ協奏曲を聴きたいと思っています。 それに、モーツァルトやヘンデル、グリーグ、ベートーヴェンなど有名な作曲家の曲も聴き飽きてしまいましたので、ちょっとマイナーな作曲家のものがいいと思います。 僕が最近聴いた物で良かったのはショパンのピアノ協奏曲2番3楽章です。 http://www.youtube.com/watch?v=3s05dFo8BcU&feature=related こんな感じの協奏曲を探しています。 ぜひ教えてください。

  • クラッシック音楽について

    クラッシック音楽というと、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、とかブラームスとかバッハとか思い浮かべるのですが、こういう緻密に作曲された交響曲とか協奏曲とかは、現代では作曲する人はいないのでしょうか? ベートーベンの「運命」に対抗できるのは現代作曲家の○○の「□□」だ、とか・・・例えば。 現代人で交響曲を作曲する有名な方と代表曲みたいなのがあったら教えていただきたいのですが。 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの残した名曲というのは現代では作曲不可能なのでしょうか・・・私が知らないだけなのでしょうか。 クラッシック音楽と言われる名曲の現代版というものがありましたら教えていただきたく、宜しくお願いいたします。m(_ _)m

  • チェロ

    ベートーベンは、チェロのソナタは、5曲書いていますが、協奏曲は、書きませんでした、これは、作曲する機会に恵まれなかったためでしょうか、モーッアルトは、ソナタも協奏曲もないですね、ドボルザークは有名な、協奏曲があります、チェロは、ピアノなどと比較して、協奏曲を作曲しずらい楽器なのでしょうか

専門家に質問してみよう