新型Ｃクラスの４気筒 ： どうして５速なんですか？

質問

先日、メルセデスの新型Ｃクラスを見に行ってきました。

Ｃ２００というモデルで、スーパーチャージャーで加給する４気筒があるのですが、変速機は５速でした。

エンジン自体は前モデルより２０馬力ほどアップになっていましたが、変速機は古いタイプのまま。

４気筒モデルは最廉価版という事でそうなっているのかと思ったのですが、調べてみるとＢＭＷの４気筒は６気筒と同じく６速、またアウディ４気筒も６速かＣＶＴでした。　ＶＷパサートの４気筒も６速でした。

つまり５００万近くもする車種の４気筒版で５速のままにしているモデルは他にないという意外な結果でした。

試乗してみると５速と６速の差は明らかで、私の質問にはディーラーのセールスも首を傾げるしかなかったです。

おそらく２～３年して今度は 「６速モデル誕生」 とかで、販売のテコ入れをするようにも考えられますが、他のメーカーでそんな事をしているところはなかったように思います。　最初から６速にしているはずです。

という事は、あのメルセデスが販売のテコ入れを狙って姑息な方法を取ったのか、あるいは４気筒モデルは最廉価版なので６速は贅沢だとして最後まで５速のままで貫くのか、どちらかだと考えているのですが、皆さんどう思われます？

メルセデスには他の考えがあるのでしょうか？

回答No.3

tako-suke · ベストアンサー

6速ＡＴが主流になりつつある今、ナゼ5速であるのかが謎なのですね。

決して、姑息とかケチってという理由でC200が5速ＡＴになったワケではないと思います。
ファミリーカー（初心者含む）ですから、誰が運転しても 気持ちよく走れる事を目指しています。ですので、チョコチョコ変速ショックがやってくる6速ではなく、1つのギアの守備範囲が広い5速にしたのでしょう。太いトルクで余裕の走りをしてくれます。車の性格や方向性、エンジンの大きさを考えると妥当というか、正解という感じがします（ファミリーカーで中型モデル）。時代に翻弄されず本質を追求する姿勢は、さすがメルセデスという気がします。その他のC250とかは7速ATでしょう？

さて、その他の車はナゼ6速か？それは、メーカーの性格に寄るところが大きいです。
BMWはスポーティさが身上ですし購入する顧客も走り好きです。6速でも回転を上手くあわせて走りを楽しめるようにしているのです。
アウディもスポーティさを打ち出しており6速というチョイスになったのでしょう。ＶＷはアウディと同じ会社ですから同じミッション形式になるのもうなずけます。

私としましては、何でも6速という今の車に疑問を感じています。
本当に6速が必要なのは、ものすごく小さいエンジンの車（エンジンをフルに使用するため）か大排気のリアルスポーツカーで良いと思います。今、スーパーチャージャー付V8　4200CCのセダン型スポーツカー（英国車）に乗っていますが、このサイズでも6速を使用する事は稀です。首都高バトルでもしない限り活躍の場はありません。
セカンドカーとして利用していた4気筒1300ccのフランス車の方が回転の頭打ちがあり6速欲しいなぁと思ったものです。その後やってきた直6　1800ccのイタリア　スポーツカーは5速で満足しています。
先日、検討しているＭ５の試乗をさせてもらいましたが、急加速や高速巡航を試しても6速の出番は全くありませんでした。
日本で６速の出番は少ない・・・必要なのか？６速・・・という答えが出てしまいました。

Ｃ２００は、メルセデス社がテストを重ね最良と思ったから５速になったのです。Ｃクラスのベースグレードという事で手を抜き儲けるためではないです。
一番ベースになる車両に自動車メーカーは手を抜く事はありません。そのメーカーの入門モデルですから出来が悪いと継続して乗ってくれなくなりますからね。

最善の結果が得られた場合、時流に乗らないという決断が出来ることがメルセデス・ベンツ社の価値なのだと思います。

お礼

有難うございました。
そうですね、私もあのメルセデスが販売だけを考えて古いタイプの変速機を決定したようには思えないのですが、おっしゃるようにたとえばひとつ上のランクになるＣ２５０には７速を採用しているわけですね。
このＣ２５０は４気筒モデルと同じようにギンギンのスポーツタイプではないように思います。　最大トルクもＣ２００と同じ２５．５ｋｇ・ｍです。　ファミリーユースと言ってもいいかも知れません。　それなのに７速を採用しています。　それで価格は約１００万円ほど違います。
これらを考えると 「安物は５速で充分だ」 というような考えをユーザーに押し付けているような印象を受けました。
勿論、日本で本当に６速が必要か？ という疑問は承知していますが、その一方でトレンドというものもあるように感じます。　
少なくともこの価格帯で５速を採用している車種は世界中でも数少ないように思います。　メルセデスが本当に５速で充分と考えているのなら、少なくともＡＭＧ仕様などのスポーツタイプ以外は全車種５速にすべきではないかなと感じてしまいました。

回答No.6

jklm324

私はNo.3の方と同じくダイムラーベンツ社（クライスラーと別れたので多分今はこの社名）は5速で十分と考えているのだと思います。私は10年前のC230に乗ってますが、その5速ＡＴはで出来はものすごく良く、何で6速が必要なのという感じです。もちろん、エンジンも違し十年間で全体の進歩もあるので一概には言えないと思いますが、普通の人が普通に走るだったら、5速で十分と思います。

質問者さんは、5速と明らかに違うということですが、ある状況下であれば確かに違うと思いますし、6速あるいは7速の方がいい場合もあると思います。峠道を走ってどちらが楽しいかと言えば、6速のBMWでしょうね。でも、峠道を走って楽しいかかが車の判断基準として一番重要という人は少数派だと思います。したがって、C200が5速を採用しているのは、ライバルとの価格競争も踏まえた上でバランスを考えると極当然のことを思います。

では、何故C250には7速か？の疑問ですが、これには理由があります。ダイムラーベンツ社は、Ｃクラスの顧客の平均年齢が高いことを前々から憂慮してきました。もっと下の年齢層は同価格帯で何を選ぶかと言えば、もちろんBMWやアウディです。今回のＣクラスでは、顧客年齢層を若返させようと、開発のキーワードをアジリティ（敏捷性）にしています。このテーマに沿って、C250には7速ＡＴを採用したのだと思います。ですから、どちらかというと、C250の7速ＡＴがマーケティング戦略によるもので、C200の5速がメルセデスらしいと言えるのです。

No.3の方が書かれたように「最善の結果が得られた場合、時流に乗らないという決断が出来る」のがダイムラーベンツ社でしたが、残念ながら現在はそうでなくなりつつあります。ダイムラーベンツ社も一民間企業ですから、今の厳しい自動車業界で生き残るためにはライバルに打ち勝つ必要があり、マーケットに迎合していかなければならないのは避けられません。今回のＣクラスは、特にこの傾向を感じます。インテリアなどの以前に比べて落ち着きのない安っぽいのになっていると思います。（私見です。若々しくてよい！という意見もあると思います）ただし、安全性に関しては妥協を許さないというメルセデスのポリシーは貫かれていると思いますので、安心して乗れる車だということは間違いないと思います。

お礼

有難うございました。
やはりメルセデスなりに真剣に検討した結果、５速が最良の選択としたわけなんでしょうね。
でもＳＣ付きの７速って乗ってみたかったですね。
色々と理由はあると思うのですが、重さは別として、５速より７速の方が優れているでしょうし、付加価値が高くなって戦略性に富むように感じたのですが　・・
少なくとも私のように今まで散々メーカーの一方的な謳い文句に洗脳された馬鹿なユーザーとしては、「今回の新型Ｃクラスは、ＢＭＷやアウディより劣った古いタイプの変速機をそのまま使って販売している」 と写っているように感じました。

回答No.5

misasann

正解かどうかわかりませんが、ＳＣがついているので５速なのだと思います。他メーカーはすべてＮＡですよね？（違ったら、ごめんなさい）
だから、逆に６速が走りやすいのだと思います。普通の走りをするのなら、最適なシフトを選ぶ６速が理想ですが、ＳＣを活かした走りをするなら、５速がいいと思います。

もし、ベンツが多段化するなら、ＮＡエンジンの投入でしょうか？ないとは思いますが。

お礼

有難うございました。
たしかにこの価格帯の５速はメルセデスのＳＣ付きしかないように思います。
それが７速を採用しているＣ２５０との違いになっているのでしょうか。

回答No.4

４ 1/2（@1143）

○速ＡＴ搭載、とカタログに書い素人相手にセールスポイントにしやすいので、ＡＴの多段化が流行っています。
　７速シーケンシャルＣＶＴ搭載（本来無段変速なのに）などとセールスポイントにしている事など、ほとんどお笑いねたです。
　ＡＴの多段化は、メリットばかりではなく、構造の複雑化、重量の増加、変速クラッチの数が増える事による、引きずりロスの増加などが有ります。
　ＡＴの多段化は、トルクバンドの狭いプアーなエンジンで、重い車体を走らせるための物です。

お礼

有難うございました。
なるほど、多段化は逆にデメリットになる場合もあるんですねえ。

回答No.2

nekoppe

昔、シーマの４．５Ｌは４速ＡＴでしたが通常発進は２速からなので、実質３速ＡＴでしたが実用上は十分でした。Ｃ２００は過給するので十分なパワーがあり、５速で十分という考えではないでしょうか。

＞５００万近くもする車種の４気筒版で５速のままにしているモデルは他にない
先代Ｓクラスはもっと高額でしたが３バルブエンジンで、４バルブが進化して３バルブになったかのように言っていました。それでも買う人がいるのは購入動機がスリーポインティッドスターだからだと思います。

＞最後まで５速のままで貫くのか
昔、最新米車が輸入された時、ＯＨＶ、３速ＡＴ、後輪ドラムブレーキ、等に驚いたのですが、実用上はこれで十分だったのです。ただ日本人は輸入車に高性能を求めるので見向きもされませんでした。ユーザーの殆どは５速ＡＴと６速ＡＴの違いが解らず、解らないけれど、「６速の方がいいらしい」、と意識しだし販売に影響すれば６速も投入せざるを得なくなると思います。

お礼

有難うございました。
そうですね、要は車全体とのバランスで変速機が決められるという事なんでしょうか。
でも実際に試乗した印象ですが、意識して乗ったせいか、やはり５速と６速では滑らかさに大きな差があったように感じています。　６速の場合は気が付かない内に加速するというか、変速ショックが極めて少ないはずです。
世界中で販売される車ですから、この差を感じるユーザーも少なくないと思うのですが　・・　それに安くないですからね。

回答No.1

ceaser

最近のメルセデスは、「ブランドで利益をかせぐ」ことを戦略にしているようです。（実際に、株主総会でそういう発言があったとか。）
投資家には、非常にわかりやすく魅力的な発言でしょうが、自動車のユーザーにはどうか？

名前で売れるから、少々手を抜いても良いと考えている気配がしますね。そんなことをしていたら、そのうちブランドに傷が付くのですが。

お礼

早々のお答え、有難うございました。
なるほど、名前で売れるから手を抜いても構わないと考えているフシがありそうですね。
最初、ネット上でスペックを見た時に５速のままになっていたので、今時５速なんてあるかよ、何かの間違いに違いないと思っていたのですが、本当でした。
何だか期待を裏切られたような印象を受けました。
それでもディーラーの試乗会では満員御礼でした。　内容よりもブランドで選ぶ人が結構多いんですね。