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旗印の逸話
kawamebaruの回答
- kawamebaru
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鎌倉幕府の打倒と足利政権の樹立に多大な貢献をした武将、赤松円心にこんな逸話があります。 本拠地の播磨で倒幕の兵を挙げ、破竹の勢いで京の都に突入した円心でしたが六波羅探題の力はまだ強く、激戦の末に敗退してしまいます。主従7騎、一時は自害すらも考えた敗走でした。 この時円心は男山八幡宮に向かって「味方がこの戦いに勝つことが出来たならば、一寺を建立して神助に報いよう」と念じた所、 「敵の北条の旗印は三つ鱗=水であり、赤松の旗印は左三つ巴=水である。今は水と水が戦っているのだから勝敗を決することが出来ない。汝の紋に(水を統べる)大龍を描き加えれば必ず勝利を得るだろう」 という神託を得てその通りにしたところ遂に勝利し、足利尊氏の裏切りが決定打となって六波羅探題は陥落しました。 そして円心は室町幕府成立後に誓願どおり故郷・赤松の地に法雲寺を建立したという話が「雪村和尚道行記」に記されているそうです。 赤松氏の家紋は「二つ引きに左三つ巴」ですが、この二つ引きは龍を表しているとされています。 http://www2.harimaya.com/akamatu/html/ak_kamon.html 同じ南北朝時代に南朝の柱石として活躍した北畠親房・顕家親子は 中央に日の丸(?)、左右両端に「疾如風 徐如林 侵掠如火 不動如山」の文字が書かれた軍旗を使っており、武田信玄はこれを参考に例の風林火山の旗を作ったんだとか。
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