投機について

質問

今読んでる本に、『有利な投資先を失った過剰資金はアメリカを経由してヘッジファンドとして株式や為替投機を繰り返し、発展途上国を襲ってきた。』って書いてあったんですが、いまいち意味っていうか、流れが分からないので誰か教えて下さい！！

回答No.3

welovekobe · ベストアンサー

No.1の方の話の続きになると思いますが、多分、
ヘッジファンドと書かれていらっしゃるので、
投資ではなく、「投機」なんだと思いますが、ヘッジファンドというのは、
その国の実態経済と為替相場との乖離の矛盾を突いて、空売りをしかけてくる
輩であります。つまり、おそらく、その書物に書かれている発展途上国とは
ドルペッグ制を取っている途上国だと思われます。
発展途上にある国は往々にして、まだ輸出競争力が弱いので、為替相場の
影響をなるべく受けないように、ある程度、ドル（国際基軸通貨）と
リンクしているのが普通です。つまり、アメリカが景気が良くドル高だと、
いやでも、それにリンクして自動的にその国の通貨も高くなるわけです。
そうなると、危ないのは、実体経済がまだ順風満帆でないのに、
その国の通貨が高く人気がある。当然、リンクして金利も高くしているでしょう。
そうなると、その矛盾を突いて、ヘッジファンドがその通貨を空売りして、
価値を下げようとしてきます。それを知った他の海外投資家も資金を
そそくさと引き揚げてしまいますので、外貨が足らなくなり、自国通貨を
政府が買い支えることさえ困難になってきます。それで、結局、その国は、
通貨を切り下げざるを得なくなるわけです。当然、国内の産業には多大な
悪影響がでてくるでしょう。ヘッジファンドは大もうけというわけですわ。
そうやって、マネー経済で景気を良くしたのが、アメリカであり、
経常赤字ファイナンスで日本等から資本を流入させて、それこそ、
他人のふんどしで、見事、ＩＴインフラを完成させてしまいました。
あとは、その借金を合法的にアメリカの地に落とすために、
株式相場をちょっと暴落させれば済むわけです。借りてきたお金が、
自国のものになるって訳ですわ。アメリカは頭いいよ～っ！！

お礼

アメリカも頭良いが、あなた様もすごいよ～。
どうもありがとう！！

回答No.2

appaloosa

今読んでいる部分に発展途上国に関するもう少し具体的な記述がありませんか？そちらの補足をお願いします。

お礼

ここらへんはあまり詳しく書いてないんですよ。あとは『多国籍企業が途上国を危機に落とし込むような行動は規制すべきだ』って書いてあるくらいなんですよ。
なんかアジア通貨危機に関係があるみたいなんですが・・・

回答No.1

appaloosa

過剰資金ってどこの国のでしょうか？ここでは日本という事にして考えてみます。
　現在、日本には多くの個人資産がありますね。貯蓄にして約１３００～１４００兆円になると言われます。しかし、今日本の銀行にお金を預けても利子なんて無いに等しいですよね。
　そこで、有利な投資先として海外、特にアメリカの国債・株・為替がある訳です(今は微妙だが)。こうした形でアメリカに流れた資金はアメリカの投資家の下に集まります。そして彼らはその資金で投機を行なう、言ってみれば他人のふんどしで相撲を取るわけです。
　アメリカの投資家は大きな力を持っています。市場のトレンドを先読みするセンス、情報収集力などはピカ一でしょう。こうして彼らのマネーゲームによって、発展途上国は搾取を受けるわけです(投資家の動きに太刀打ちできない)。

お礼

日本の過剰資金のことです。
すっごくわかりやすかったです。ありがとうございます！
でもなんで被害をうけるのは発展途上国なんですか？？投資家が発展途上国に投資するから？？ここらへんがいまいちわかりません・・・。