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イオン結合性化合物は水には溶けるが、有機溶媒には溶けないのはなぜでしょう??

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回答No.2

固体が解ける際には、固体に液体分子が激しくぶつかってきて 剥がれ落ちるわけだけども この力に加えて イオン性の化合物どうしは 電荷がプラスの部分とマイナスの部分が引き付けあうので イオン性溶媒ではイオン性固体を引っ張りだす効果がある。 このため剥がれ落ち易い。 ところが有機溶媒では イオン性固体を引っ張り出す効果がほとんどないので 剥がれ落ちにくくて解けにくい。

kimitu
質問者

お礼

ありがとうございます。 テストででたので助かりました。

  • phosphole
  • ベストアンサー率55% (466/833)
回答No.1

溶けるというのがどういうことか考えてみましょう。 塩の中では、陽イオンと陰イオンが静電引力で強く引きつけ合っています。 これが溶けるには、イオン同士の引きつけ会う力を断ち切ってやる必要があります。 さて、水分子は水素結合を形成することからも分かるように、酸素がマイナス、水素がプラスに強く分極しています。 従って、イオンは水の中に入ると、陽イオンは酸素原子からの配位を受け、陰イオンは水素原子からの配位を受け、それぞれ安定化されます。これを水和と呼びます。 この効果によって、イオン結合を一回バラバラにしなければならないという不利は補填されます。 一方、一般に有機溶媒は水に比べ分極が弱く、イオンへ配位することができません。そのため、イオン結合をバラバラにするのに必要なエネルギーを溶媒和で補填することができません。 しかしながら、世の中にはいろんな有機溶媒があります。 身近な例だと、アルコールは結構塩を溶かします。 アルコールの有機基部分に依存しますが、身近なアルコールであるメタノール・エタノールは水に溶けるくらいですから、イオンを溶かしやすいものです。 エーテル系もそうです。(THF、ジエチルエーテルなど) 酢酸もそうですね。 他にはアミド系、スルホキシド系などいろいろ・・・ 要するに、有機溶媒といっても、十分に強い極性官能基が付いていると、塩によっては溶かすことができます。 こうしたものが無い有機溶媒、すなわち石油系の溶媒だと、ほとんどの塩は溶けません・・・ほとんど、というのは、イオンによってはベンゼンくらいに溶けるものもあるからです・・・例外を調べ始めると切りが無いのでこれくらいで。

kimitu
質問者

お礼

ありがとうございます。 学校のテストで出たので助かりました。

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