- ベストアンサー
生物に関する面白い本を探してます。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず、生物学史上の一大奇書であるハラルト・シュテュンプケの『鼻行類』は必読でしょう。南太平洋にあるハイアイアイ群島で発見された、鼻で歩くという奇妙な生物たち「鼻行類」のさまざまな生態を記載した本です。 しかし、世界でこの島にしかいなかった鼻行類の動物たちは、近海で行われた核実験によってハイアイアイ群島が沈没してしまったのに伴って絶滅してしまいました………となっていますが、実のところ、この本は完全なフィクションです。しかし、細部まで実によく考察されて見事なまでの生物学の論文のパロディとなっておいます。あまりにも良くでき過ぎているため、未だに鼻行類は実在した生物だと信じている人もいるほどです。 同様の趣旨の本に、これまた実在しない奇妙な植物を扱ったレオ・レオーニの『平行植物』もありますが、読み物としての面白さでは『鼻行類』には劣りますね。 また、まじめな方の名著として、動物行動学の大家コンラート・ローレンツの『ソロモンの指環』も、この分野では紛れもない名著だと思います。動物好きならば絶対に外せない大変に楽しくて読みやすい本です。 他に変わったところでは、寄生虫博士として有名な藤田紘一郎の著作も楽しいです。まず何と言っても『笑うカイチュウ』かな。全編に寄生虫に対する愛が満ちあふれています (^^;)。 他に直接的な生物学の本というわけではありませんが、新米獣医である主人公がイギリスの片田舎で動物相手に悪戦苦闘するというジェイムズ・ヘリエットの『ヘリオット先生奮戦記』も大変に楽しいエッセイ集です。 あと、『ファーブル昆虫記』と『シートン動物記』はさすがに上げませんでしたけど、未読でしたらもちろん必読です。
その他の回答 (4)
- yashigani
- ベストアンサー率58% (42/72)
おなじ スティーブン・ジェイ・ グールド で『8匹の子豚』はいかがでしょう。 『ワンダフル・ライフ』が古生物という生物進化の成果物のはなしなら、『8匹の子豚』は、その進化の過程のはなしという感じでしょうか。 もうひとつ、おそらく新刊では手に入らないと思いますが『謎と不思議の生物史』(金子隆一/北村雄一/山本聖士/本多成正) 進化の過程で滅んでいったさまざまな生物がイラストと、当時の最新の学説に基づいた文章で紹介されています。一部、すでにちょっと古くなった復元もあるようですが、生物の進化は、ありとあらゆる可能性を試したということがビジュアルで納得できます。 ぜひ古書店や図書館で探してみてください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 今度古本屋でぜひ探してみたいと思います。
- nemosan
- ベストアンサー率22% (582/2598)
空想生物読本ですが… 『フューチャー・イズ・ワイルド』 未来の進化した生物の世界を描いた作品です。 http://www.futureiswild.jp/
お礼
ご回答ありがとうございます。 この本は何度かテレビで特集がやっていたので私も知っていました。 面白そうな本なのでぜひ今度読んでみたいと思います。
- びえひいと(@viejito)
- ベストアンサー率28% (22/77)
司書ではありませんが中学高校で図書委員をしていた本好きの たわごととして 生物がどのように生きていくための武器を持っていて 進化発達を遂げたか、その結果どのような生態を しているか、というのは興味深いことですね 具体的な署名はあげませんが「変な生き物」に関する本が複数出ています これは見た目の形態が一見合理的に見えないが、読み解くと 納得させる生命の神秘を感じさせるものです また「食虫植物」に関する文庫本がカラーブックスで過去に出ていました 山川学三郎という私の母校の英語の先生は趣味で収集していたのですが その魅力は不利な環境下で生き延びるために進化した結果、周囲にいる 虫をどのようにしてひきつけるか、またせっかく捕らえた虫をいかにして 逃がさないか、という機構が独特で面白いようでした また「環境ホルモン」に関する著作も興味深いでしょう ざくろにはエストロゲン、と言う女性ホルモンが含まれており、 ローマ時代には避妊薬としての有用性が認められていた、という 話がありますが、あらゆる生物が食物連鎖の中で生き残るために 毒を胎内に宿して捕食者の生息数を制限することを試みている のではないか、と言われています 手塚治虫などの作品の中には地球が増えすぎた人類を調節するために 異常な現象を引き起こしている、という作品がいくつかあります これは公害問題が社会問題化した時代背景を反映したものだ、 と言われていますが 著者は人類も生物の一つに過ぎないのに万物の霊長、などといって 驕っているといいたいのでしょう 興味があれば「持続可能な発展」と「格差のない平等社会」の実現が政治的に可能かどうか探るのも面白いでしょう
お礼
ご回答ありがとうございます。 今回のご回答を踏まえ、自分でももっと本を探してみたいと思います。僕も食虫植物の本はいくつか読んだことがあります。 なかなか面白い内容だったと思います。 手塚治虫先生の作品はあまり読んだことがないので、今度ぜひ読んでみたいと思います。
- viento-viento
- ベストアンサー率25% (26/103)
こんばんは 最近読んだ本では、「ひとりぼっちのジョージ」がおもしろかったですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ガラパゴスゾウガメのお話みたいですね。 まったくガラパゴスゾウガメについて知らないので興味があります。 ぜひ読んでみたいと思います。
関連するQ&A
- 王国史や宮廷陰謀などのある本のお勧めを教えてください
「ナルニア国物語」や「ベルサイユのバラ」から始まって、王国史や宮廷内の陰謀等を描いた小説に興味があります。皆様のお勧めを教えてください。 ご参考までに、今まで読んで特に好きだったもの ○「アイルの書」シリーズ ナンシー・スプリンガー著(ハヤカワFT ○「ファーシーア」シリーズ ロビン・ホブ著(創元推理文庫) ○「イルスの竪琴」シリーズ P・A・マキリップ著(ハヤカワFT) ○「やさしい竜の殺し方」シリーズ 津守時生著(角川スニーカー等) ○「デルフィニア戦記」茅田砂胡著(中公) ○「ローズハンター」シリーズ(特に1冊目)コニー・ブロックウェイ著(ライムブックス) 途中まで読みかけのもの ○「デイルマーク王国史」シリーズ D・ウィンジョーンズ著 (創元推理文庫) 呼んで挫折したもの ○「十二国記」小野不由美 名作ですし、3巻までは読んだのですが、地名と名前が漢字表記なのが苦手でした(汗)。一方、同じく名作の「精霊の守り人」シリーズは韓国風ですが、地名氏名とも片仮名表記でしたし大好きなシリーズでした。 ○コバルトから出ている、久美何某様の「竜」の本 「やさしい竜の殺し方」にのめりこんでいた頃、同じような「竜」がつく本で検索したのですが、全くだめでした。(ファンの方申し訳ありません) ファンタジーからヒストリカルロマンスと雑食で、幾分801気味な気もしますが、そうでないものも大歓迎です。藤本ひとみ著「ブルボン」や「ハプスブルク」も購入予定です。 上記にあるお気に入りの本も、インターネットで皆様が勧められているものの中から出会えた本達です。是非皆様のお勧めを教えてください。よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- ■お薦めの本、3冊紹介してください (No.3)
*わたしのお薦め本( 『多重人格』 ) ≪私はイヴ(ハヤカワ文庫)≫*中古¥1(Amazon)・・・・・【感想】★★★★★ ≪踏みにじられた魂 ≫*中古¥235(Amazon)・・・・・【感想】★★★★★ ≪失われた私(ハヤカワ文庫)≫*中古¥1(Amazon)・・・・・【感想】★★★★☆ ≪24人のビリー・ミリガン(上)≫*中古¥1(Amazon)・・・・・【感想】★★★☆☆ ≪24人のビリー・ミリガン(下)≫*中古¥1(Amazon)・・・・・【感想】★★★☆☆ ps:5冊ともに近くの図書館にありましたが、傍線、書き込みなどしたいため、すべてAmazonで購入しました。 ps2:簡単な内容またはコメントを添えていただければベストです。 ps3:回答へのお礼は「*わたしのお薦め本」でお許しください。 追記(2015年1月7日) 2011年、上記『わたしのお薦め本』のうち ≪失われた私(ハヤカワ文庫)≫ は、主人公シビル、担当医コーネリア・ウィルバー、著者フローラ・リータ・ シュライバー3名による捏造の可能性の高いことが 出版国USAでインター ネット情報として周知されました。したがって評価は★ひとつに訂正します。 情報元:(Wiki)『コーネリア・ウィルバー』においての後半の記述≪2011年に 出版された検証本『Sybil Exposed: The Extraordinary Story Behind the Famous Multiple Personality Case』 (著:デビー・ネイサン(英語版))によって、本書の内容がアメリカ人女性、 医師、著者による捏造である可能性が高いことが明らかとなった。 ≫より。
- 締切済み
- 書籍・文庫
- 「反在士の鏡」(川又千秋・著)の続編について
ハヤカワ文庫から出ている「反在士の鏡」(川又千秋・著)の続編を探してます。 そもそも、この本には続編があるのでしょうか? 出版元や川又氏関連のサイトでいろいろと探したのですが、分かりませんでした。 物語の内容としては、完結しておらず、まだ話は続いているように思えます。 「SFマガジン」(だったと思います)で何作か(何話か?)載ってたのは見つけたのですが、文庫、あるいは上製本などで続きが出ているのか、知っている方がいましたら教えてください。 この話は気に入っていて、とても大好きなので、続きがあればぜひとも読みたいので、どうぞよろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 妊婦にお勧めの本を教えて
はじめての妊娠で、現在3ヶ月です。 一生に何度もない貴重な妊婦ライフ中に、胎児・胎教・育児・出産関係の良書を読みたいと思っています。 現在、読んだのが、胎児の発達を貴重な映像で紹介されていた『産まれる~胎児成長の記録~』ニルソン著 講談社文庫、 学生の頃の課題図書であった『0歳児が言葉を獲得する時』中公文庫、 胎教で有名な『驚異の胎教』七田 眞 著 マンガ系では『ママはぽよぽよザウルスがお好き』シリーズ、『笑う出産』『出産てやつは』『わたしたちは繁殖している』などを楽しく読みました。 上記以外のオススメの本やマンガ・エッセイがありましたら、是非教えて下さい。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- ハヤカワ文庫は印刷が薄くて読み辛い?
チャールズ・カミング著「ケンブリッジ・シックス」を購入しましたが、文字のインクというか、印刷が薄くて卓上ライトの真下で読んでも辛くて、途中で読むのを断念しました。 自分が買った本がたまたまそうだったのかもと思い、書店で同じ本をチェックしてみたけれどどれも同じ状態だったので、「出版社に取り替えてもらう」選択肢も無くなり、個人的には1000円払って読めず仕舞いです。 新潮文庫もわりと印刷薄めのように見えますが、ハヤカワのこの本よりはましです。 これは諦めるしかないのでしょうか?同じ事を感じた人はいませんか?
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- おすすめの小説、教えてください。
このような要素が含まれている面白い小説、教えてください。 どれかひとつだけ含まれていても構いませんので、 不正な手段を使いながらも犯人を追及する警察官 諜報機関が起こした不正規の作戦が崩壊していく 静かに暗殺を遂行する殺し屋対殺し屋 このような小説があれば教えてください。 最近読んだ小説でこれに当てあまるのは、 「パーフェクト・ハンター」ハヤカワ文庫/トム・ウッド 著 熊谷千寿 訳 「ジェノサイド」角川書店/高野和明 著 「アウトバーン 組織犯罪対策課八神瑛子」幻冬舎文庫/深町秋生 著 特に「パーフェクト・ハンター」に近い作品を探しております。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 本の題名がわかりません。
何年か前の本なのですが、生き物、動物について書かれている本で、 文庫だったと思います。 赤い表紙だったような気がします。 題名は ・○○の××は何故---なのか(例パンダの模様は何故白黒なのか) ・○○は---と鳴くか(例ウサギはニャーと鳴くか) とかそんな感じの題名でした。 朝のテレビの本ランキングか、新刊紹介で出ていたのでそこそこ有名な本だと思います。 旅先で一度見かけましたが、帰ってから探そうと思って買わなかったら本屋で積んであるのを見かけません・・・。 最近読んだ漫画に、 ・パンダの背部分が何故黒いかというと、それは---の為 という文章があり、この本を思い出しました。 どなたか知っていましたら情報下さい。 よろしくおねがいします。
- 締切済み
- 書籍・文庫
- スペイン内戦
最近スペイン内戦についてとても知りたいと思っているのですが、なかなか初心者用というかわかりやすいものがありません。今まで読んだものはピエール ヴィラール著のスペイン内戦、狩野著(下の名前は忘れました)バスクとスペイン内戦、あとは文庫のスペイン内戦ですかね。 しかし未だなぜ発生したなどの背景がつかめません。ほかにおススメの本があれば、どなたか紹介してください。お願いします・
- 締切済み
- その他(社会問題・時事)
- 青銅製か、青銅色の野獣? どうやって判別するのでしょうか beasts of bronze.
こんにちは、いつもお世話になります。 現在、Michael Moorcock著 「Corum」というファンタジー系の洋書を翻訳本と、共に読み進めています。 そこで、このような文章がありました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ In those days there were oceans of light and cities in the skies and wild flying beasts of bronze. ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 斉藤伯好訳 ハヤカワ文庫 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ そのころあまたの空には光の海と都市があり、空を飛ぶ青銅色の野獣がいた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 僕の乏しい英語力では、(魔法か何かで動く)青銅製の野獣かな?と思ってしまいました。 どうやって判別するのでしょうか? 教えてください、よろしくお願い致します。
- ベストアンサー
- 英語
お礼
ご回答ありがとうございます。 鼻行類をこの度読ませていただきましたが、非常に巧妙でユニークな本でした。