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心惹かれる一枚の絵

上野の国立西洋美術館に友人と絵画展を観に行きました。 彼女は、特別展を観た後、常設展に好きな絵があるというので一緒に観に行きました。それはゴッホの「ばら」という絵でした。 残念ながら私にとってその絵は、なんだかぼんやりした色彩でちっともいいと思えなかったのです。 でも彼女は「ここに来ると必ず会いに行く」という、彼女にとってはとても心惹かれる、大好きな絵なんですね。 私と彼女の感性は違うけれど、そんなふうに何度でも会いに行きたくなる自分だけのお気に入りの絵があるというのは素敵なことだな~と思いました。 私もそんな絵に出会いました。ミレーの「オフィーリア」です。 最初にTVだったか何かでちらっと観たときに、とても印象的で心に残っていたのですが、その後実物を間近に観て忘れられない絵になりました。 観たままの感想を言うと、「この女の人はどうして水に浮かんでいるんだろう。手に花を持ち、まるで歌を口ずさんでいるよう。」その光景がなんとも不思議で女の人の無心ともいえる表情と状況のギャップに強く惹きつけられたのです。 長くなりましたが質問は、世間の評価や専門的なこと抜きにして、『貴方の今までに出会った心惹かれる一枚の絵はなんですか?』というものです。 人によって感じ方はまったく違うと思いますので、他の方のお話もおうかがいしてみたいと思いました。 私自身、絵について専門的なことはまったくわかりません。ただ自分の感性のまま、好きとか嫌いとか感じるだけの観方しかできません。 ですので難しいことは抜きにして、お気軽にお答えいただければと思います。

  • kyonn
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  • 美術
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noname#4821
noname#4821
回答No.9

このご質問を拝見した時、パッと思いついたのが2つあります。 なので、2つ挙げさせてください。 どちらも私にとって、素敵な「絵」なのです。 まず、私の絵が好きになった原点とも言える「M.C.エッシャー」。 「だまし絵」で有名な画家ですが(ジグソーパズルでもよく見かけます)、その数々の作品の中でも「滝」という1枚の絵に心惹かれました。 私が、小学2年生の時です。 学校の図書室で、自由に読書をしてよい…と言われ、ふと手にした本が、「エッシャー」の画集でした。 どちらが手前にあるかわからない柱、登っていたはずの階段がいつの間にか降っている階段、お魚の群れかと思いきや、鳥の群れ? …と、不思議な絵達に魅了された私は、暫く、図書室に通い続けました。 その中でも特に印象に残っているのが「滝(Waterfall)」という絵です。 上から流れ落ちる滝で水車が回っています。その落ちた水は…降っていったと思っていたのに、いつの間にか、また滝となって、水車を回すのです。 とても、とても不思議な絵でした。 (実際の絵はこちらからどうぞ。  http://www.worldofescher.com/  横の「Gallery」から画面右下の絵になります。) あと、もう1つが高校卒業と同時に出会った「マーク・コスタビ」。 シンプルな絵柄で、色は多くても5色くらいしか使わない作風の方です。 特にお気に入りなのが「配列」という、ビリヤードをしている人の絵です。 (これはWEB検索できませんでした~(>_<)お見せしたかったのですが…) 顔の無い、不思議な人々が織り成す、作風はどこか異質で、でも、何か訴えるものがあります。 (作風はこちらからどうぞ。なんとなくわかっていただけるかしら?  http://www.numazu-net.or.jp/~goto/index.html  画面中央右側の「MARK KOSTABI」からどうぞ) どちらの絵も、画集からスキャナーで取込んで、拡大して印刷し、部屋に飾ってあります。 私は、どうも色があまりない世界のほうが好きなようで…(根暗なんでしょうか(^^;)) コスタビの個展では、「配列」の絵の前で、1時間くらいぼーっと見ていたような気がします。 「心安らぐ絵」を紹介されている方が多いようですが、私はこの絵を見ても、全然、心が安らぎません!(笑) 「ワクワク」するんです。どちらの絵も。 本来は風景画とかすごく好きなんですが、どうしてこの2つの絵が、こんなに私にとって「特別」なのかな?と考えてみたんですが、私の活力源なんですよね。 「絵の中の動き」???って言うのでしょうか?それが伝わってくるようで、「やるぞー!」という気にさせてくれます。 こういう感じ方をする絵って、私にとって、本当に希少で…(*^^*) だから、落ち込んでいるときとか、忙しいときとかに、この2枚の絵を見ると、張り切って行動できる手助けをしてくれるような気がしています。

kyonn
質問者

お礼

M.C.エッシャー「滝(Waterfall)」 小学2年で画集を手に取る、そしてそれに魅了されて図書館に通い続ける・・・yayupuu3さんはおそらく持って生まれた芸術的センスに優れた方なのでは?と思わされますね~。 その頃の私は、と思い返してみると、親から児童文学全集をセットでどさっと与えられそれを読んでた、どちらかといえば活字のほうが好きな子供でした。 こんな「だまし絵」は私もワクワクして見てしまいます。 でも、yayupuu3さんと違うのは、私は最初はたしかにワクワクして楽しんで見ているのだけど、だんだんその摩訶不思議さに不安になってきて、落ち着かない気分になってきてしまうんです。 「マーク・コスタビ」 こちらはもっとそれを感じます。 顔のない、感情が感じられない不思議な人々が、私をザワザワした落ち着かない不安な気持ちにさせます。 でもyayupuu3さんはこれらの絵にワクワクして元気を与えられるんですね。 おもしろいですね。人によってこんなに感じ方が違うなんて。 人による絵から受ける印象の違いって、どこから来るんでしょう。 性格・気質・生育環境・現在の心理状態等々・・・これは心理学の分野になってくるんでしょうか。 この質問は、絵に対する感性の違いがきっかけになっていますので、私としてはとても興味深いご回答でした。 回答いただきありがとうございました。

その他の回答 (12)

noname#2308
noname#2308
回答No.2

私はいわさきちひろさんの絵です。 小学生のころ本で見ました。 あかちゃんの絵です。 片手の指をくわえていました。 イメージの中では白黒ですが、実際のものはどうだかわかりません。 題名もわからないし、どの本で見たのかも忘れてしまいましたが、ずっと心にのこっています。 月並みなことしか言えませんが、あんなにやわらかでやさしい絵を私は見たことがありませんでした。 「あかちゃん」という素材があのやわらかさ、やさしさをいっそう引き立たせていたのではないでしょうか。 それ以来すっかりちひろさんのファンになってしまって、何冊も彼女の画集を見ましたが、やはりいわさきちひろさんの絵といわれると思い浮かべるのがあの赤ちゃんの絵なのです。

kyonn
質問者

お礼

#1のkawarivさんに続き、いわさきちひろ、人気ありますね。(^^) ほんとにやわらかくてふわふわしてて「あかちゃん」のあどけなさ、かわいらしさがふわんと溢れてくるようですね。 ひねくれ者の私でさえ、思わず顔がほころんで、優しい気持ちになれるような絵です。 少し大きい少女や少年の絵もありますが、あかちゃんの絵が私もやっぱり一番好きです。 hotaruisiさんは画集を「見た」と書かれていて「持っている」とは書いていらっしゃいませんでしたね。失礼しました。(^_^;) 回答いただきありがとうございました。

noname#4746
noname#4746
回答No.1

 私も、芸術というものには縁遠い人間です(笑)。手先が不器用で、図画工作・美術は大キライでした(笑)。  その反動で、たとえ著名な絵描きさんの展覧会に連れて行かれても、その絵に向かって「絵が上手く描けるからって、いばるなよ!」とわけの分からないヒネクレを言い出す始末…。いや~、、、イジケって見苦しいですね(^^)。  そんな私でも、子供の頃から唯一好きな絵描きさんがいます。それは、いわさきちひろさん。  彼女の絵を絵本で見るたびに、ムズカシイ理屈を抜きにして、何とも表現しようのない安心感を覚えたものでした。子供達が仲良く遊んでいるシーンに、子供心ながら共感したのかな??  ちひろさんが描いた絵は全て好きなのですが、「1つ挙げろ」と言われれば、「おつむてんてん」。  赤ちゃん(というか幼児というか)がニコッと笑いながらおすわりして、両方の手を握って頭(耳の上、こめかみ辺り)に添えているだけの他愛もない絵なのですが、眺めているだけで幸せな気分になれるから不思議です。  社会人になってから、展覧会には2度ほど行ったのですが、いわさきちひろ美術館には行ったことないんですよ(涙)。時間を見つけて、ぜひ出かけてみたいと思ってはいるのですが…。  画集も欲しいので、プレゼントしてくれる方を募集しております。宛先は……って、しょーもない冗談でスミマセン(^^)。

kyonn
質問者

お礼

あっ、お仲間さん♪私も芸術的素養は持ち合わせていません。それに悲しくなるほど手先が不器用です。女性らしさをアピールできる手芸・編物・料理など、どれも大きくバツです。(涙) と、それはおいといて。 いわさきちひろ。とっても人気がありますね。特に女性にはファンが多いのではないでしょうか。 kawarivさんは男性でしょうか女性でしょうか?(笑)もし男性でああいうやわらかいかわいらしいタッチの絵に惹かれるというのは、とても柔軟で優しい心根をお持ちなのではないかと勝手ながら想像します。(^_^) 私は正直言いますと、かわいいものにはあまり心を動かされないひねくれ者なのですが、私の母は大好きです。東京の我が家に遊びに来た時にはぜひ行きたいから連れて行けと申しております。 東京の美術館は今リニューアル中で休館のようですね。秋にオープンの予定らしいですから機会があればぜひ行かれてください。 画集はどうやら#2で回答くださっているhotaruisiさんがお持ちのようですよ。(*^_^*)(失礼しました。(^_^;)) 回答いただきありがとうございました。

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