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グレゴール・メンデルの業績の生物学への影響力はゼロだったのではないですか

グレゴール・メンデルは、遺伝の法則を発見して生物学へ巨大な影響を与えたと言われていますが、それは本当でしょうか? メンデルは遺伝の法則を1866年に論文として発表していますが、その論文が世間に知られたのは、1900年に、ユーゴー・ド・フリース、カール・コレンス、エリッヒ・チェルマクという3人の学者がメンデルが発見したのと同じ遺伝の法則を全く独立に再発見したからですよね。 ということは、もしメンデルがこの世に生まれていなかったら、「メンデルの法則」という名称が「ド・フリース・コレンス・チェルマクの法則」という名称に変わるだけで、生物学の進歩の度合いは全く変わらなかったということではないですか。 時代に先んじたメンデルは偉大だったと言えるでしょうが、メンデルの業績の「生物学への影響力」はゼロだったと言えるのではないでしょうか。

みんなの回答

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.1

「3人の学者が全く独立にメンデルの法則を再発見した。」このことがまさにメンデルの業績を示しているとお思いになりませんか。土壌のないところには芽を出せません。 メンデルの論文は,当時のドイツの学会の重鎮だったカール・ネーゲリによって否定されました。しかしその間にはメンデルの統計数学的処理をめぐりまして数学者をも巻き込んだ論争の記録があります。彼の考えは,一般の人たちには広まらなかったけれど例え認められなくとも学会内に広まったことは事実です。 三人の遺伝学者もメンデルが初めて導入した統計数学的処理により遺伝法則を導き出しています。メンデルが学会内に統計数学的処理といった新しい手法を広め,その土壌の上に「メンデルの法則の再発見」があるのではと思います。 当時の博物学とは,貴族階級のものでした。進化論も単なる採集家のウォーレスがダーウィンに自然選択の論文を送ったことが発端です。その後は進化論は誰の業績とされているかはご存じの通りです。メンデルも同じ理由でカール・ネーゲリによって消されかけたのだと思います。

eehudob
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 遺伝の法則を再発見した3人の学者は、メンデルの統計数学は知っていたけれども、メンデルの法則そのものは知らなかったというわけですか。

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