• 締切済み

鉄絵付けの酸化、還元焼成について

鉄絵付けって酸化と還元で全然焼き上がりが違いますよね。酸化だと黒くて還元だと茶色くなりますがそれはなぜなんでしょうか??私はいつも酸化焼成は1230℃で還元焼成は1250℃で焼いています。もしも、酸化焼成で1250℃で焼き上げると鉄絵付けした作品はどうなるのですか??鉄が還元焼成で茶色くなるのはガスだけでなく温度にも関係があるのですか??あと、どうして還元のとき1250℃なんでしょうか??わかる人がいましたらお願いします。

みんなの回答

  • toboke
  • ベストアンサー率47% (41/87)
回答No.1

陶芸はまったくの素人でよく知らないので申し訳ないですが、鉄イオンの状態について書いてみます。 複数の価数をもつ金属イオンとして、鉄、銅、クロム、マンガンなどいろいろありますが、温度が上がると価数の小さな方のイオンが段々と安定になってきます。 つまり、鉄の場合には、温度が低いときには3価の陽イオンが大多数であるものが、温度が上がると2価の陽イオンの数が増えてくるというわけです。 また、もちろん雰囲気(化学用語で周囲の空気の状態を指してこう呼びます)の違いによっても変化し、酸化雰囲気のときには価数の高い状態(鉄の場合には鉄3価)が安定に、酸素の少ない還元雰囲気のときには価数の低いものが安定になってくる傾向があります。 したがって、温度を上げるのは還元をより進めるという効果があることになります。もっと温度を上げればより還元方向に進むと思いますが、上限温度は素地や釉薬の関係もあるのでしょうか? 釉薬は一般にガラス質と考えてよいと思いますが、ガラス中では3価の鉄イオンは黄~茶色、2価の鉄イオンは青に発色します。釉薬中の鉄の濃度が高くないときには、酸化焼成では黄緑から茶色に、還元焼成では3価と2価が混じっていわゆる青磁色になります。 で、ここから先ですが、よくわからないのですが、ご質問の状態は多分ガラスに比べて鉄イオンがうんと多い状態なのではないかと思います。この場合には鉄が全部はガラスに溶けませんので、酸化鉄の結晶と溶けたイオンが混じっている状態になっているのでしょうか。 またそのような場合には温度によって鉄の溶解量も変わってくるかもしれません。その先はよく知らないのですが、リンク先を見るとかなり複雑なようです。

参考URL:
http://www5.ocn.ne.jp/~yuyaku/note.htm
hachi1234
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 陶芸:鉄絵付け

    わたしは鉄絵付けが好きなのですが鉄にはアルミナが含まれているそうなので釉薬をはじいてしまいます。鉄を薄くしたらはじくのはましになりますが仕上がりの色も薄くなるし悩んでいます。釉薬をはじくことなくうまく鉄絵付けをする方法を教えてくれませんか?? あと、鉄絵付けをしたものに透明釉を2度掛けすると鉄の色が黒っぽい灰色になるのでしょうか?鉄絵付けを酸化焼成で焼いたときにもっともきれいな黒色が出る温度は何度ですか??じつは先日、窯出しをしたときに、窯の下部に置いていた作品と釉薬を2度がけした作品が上部に置いていたものより鉄の黒色がにごって灰色がかっていました。 回答待ってますのでお願いします。

  • 【化学】鉄の酸化と還元ですが、鉄の表面が錆びると鉄

    【化学】鉄の酸化と還元ですが、鉄の表面が錆びると鉄自体は還元が起こっているわけですよね? なぜ還元が起こった鉄の強度が元の鉄より強度が落ちるのでしょうか?還元が起こると逆に錆びた鉄の強度は化学的には上がるはずなのでは?

  • 焼成雰囲気

    よく論文などを読んでいると、窒素雰囲気下で焼成、空気中で焼成などと異なる雰囲気下で焼成しているのを見るのですが、 そもそも窒素雰囲気下で焼成するのはどのような場合なのでしょうか?焼成する試料の酸化・還元に関係するのでしょうか? 基本的な質問かもしれませんが、回答よろしくお願いします。

  • 灯油窯の焼成について

    白土で作ったものを灯油窯の酸化焼成で焼いた時にどうしても土色が青冷めてしまいます。 1280まで昇温させるので、炎の勢いや高い温度などのせいで炉内が自然に還元状態になってしまっているのでしょうか? 原因がよく分かりません、どなたかご教授願います。

  • 酸化還元

    酸化、還元の明確な定義を教えてください。いつも酸化還元の領域になると頭がごちゃごちゃになってしまいます。

  • 電気窯での還元焼成について

    通常火炎をつけ空気流入孔からの酸素の流入を抑制することで窯の中を低酸素状態にして還元すると理解しています。そうならば窒素ガスを空気孔から適当量窯に流入すれば低酸素状態ができ結果として還元焼成ができるのではと思いますが何故この方法を一般的に取らないのでしょうか? コストだけの問題でしょうか?それとも何か他の理由があるのでしょうか教えてください。

  • 酸化カルシウムの還元

    イオン化傾向で一応水素から始まりリチウム…鉄…と続きますが、テルミット反応でアルミと酸化鉄で酸化還元できるのはわかります、ネットで調べたのですが、水素で酸化カルシウムを還元できないのは何故ですか? またリチウム電池のリチウム単体を空気で酸化させずに還元剤にすれはカルシウムの単体は得られますか?

  • 酸化と還元

     酸素と反応することを酸化といいますよね。 そして、その酸素がとれて元に戻ることを、還元といいますよね。  しかし、水素の授受や電子の授受をする反応でも酸化、還元ということがありますよね。酸素が関係していなくても、酸化還元というのはなぜなのですか。酸素と反応するという意味の酸化という言葉を使うことに疑問があります。 別にわざわざ、酸化還元という言葉を使う必要はないのではないですか? 詳しく教えてほしいです。

  • 陶芸の焼成の疑問です。

    陶芸の焼成のことで疑問があります。当方、灯油窯を使って焼いていますが、同じような温度上昇で焼いていても、還元で焼く時よりも酸化の時のほうがぜーゲルコーンsk8が倒れるまで余計に時間がかかるのはなぜでしょうか。私が感じているのは、酸化の時は火に伸びが無いけれど、還元のときの方が火が伸びて、直接にコーンまで火がかぶっているのが原因かなと思っています。でも釉の溶け合いは、酸化のほうが良く溶けている気がします。ご教示お願いいたします。

  • 酸化還元

    ヘモグロビン中に存在している鉄と銅酵素の酸化還元反応につい教えてください。 参考書では銅酵素は鉄の2価を3価にする働きがあるとのことなんですが、ヘモグロビン中の鉄は2価でしか酸素結合しません。なのに銅が重要と書いています。 電子移動の反応式などを教えてください。