ピペリジンを用いたアルドール反応機構

このQ&Aのポイント
  • ピペリジンを用いたアルドール反応機構について詳しく調査しました。
  • プロリンを用いたアルドール反応では、エナミンが生成して反応が進行すると目にしますが、ピペリジンを用いた場合はどのような機構が起こるのか疑問に思いました。
  • 今回の質問では、ピペリジンを用いたアルドール反応の遷移状態について詳しく知りたいという内容です。
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ピペリジンを用いたアルドール反応機構

金属触媒の代わりに金属を用いない触媒として プロリンを用いた反応(アルドール反応など)が報告されていますが プロリンの場合は、アルデヒドとケトンのアルドール反応における遷移状態は プロリンとケトンからエナミンが生成してこのエナミンとケトンがイス型をとり、そのため反応が進行すると目にします。 しかしピロリジンを用いた場合は遷移状態における反応機構はどのようになっているのでしょうか?イス型が取れないような気がするのですが。 アルドール反応 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%8D%E5%BF%9C プロリン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%B3

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noname#30845
noname#30845
回答No.2

>イス型は光学活性でないと経由しないものなんですか? ご質問の件ですが、遷移状態でカルボキシル基が関与しておりカルボニル基への攻撃の方向性をコントロールしています。それで光学活性体がえられることになります。 しかし、ピロリジンでは遷移状態をコントロールする要素がありませんので、光学活性体を与える事が出来ないのです。

nirvanana8
質問者

お礼

ありがとうございます。 プロリンのカルボキシル基が遷移状態で重要になってくるわけですね。 理解できました。

その他の回答 (1)

noname#30845
noname#30845
回答No.1

1:プロリンを用いた場合 アミノ酸の一種であるプロリンは光学活性であるので、それを利用した不斉アルドール反応です。生成物は、光学活性体が得られます。 その反応機構として、イス型遷移状態が考えられると思います。 2:ピロリジンを用いた場合 これは普通のアルドール反応で光学活性体は得られてこない。

参考URL:
http://www.chem-station.com/odoos/data/hajos_parrish_eder_sauer_wiechert.htm
nirvanana8
質問者

お礼

ありがとうございます。 プロリンを用いた場合はイス型遷移状態を経由することは理解できるのですが ピロリジンを用いた場合はピロリジンが光学活性ではないのでイス型遷移状態を経由しないで普通のアルドール反応が起こることがちょっと… イス型は光学活性でないと経由しないものなんですか?

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