• ベストアンサー

糞尿の残りエネルギー

牛や豚等家畜からメタンガスを取るクリーン?エネルギーの記事を 目にしますが、せっかく食べたものを動物はなぜ全部消化してエネルギーにしない様に進化したのでしょうか。 人間でも多分同じだと思いますが食品のカロリー表示は排泄エネルギーを差し引いて記述されているのでしょうか。それともどんぶり勘定(笑)なのでしょうか。 もし無視できる位の僅かな排泄エネルギーならそれも教えてください。糞尿がエネルギーにならないかと考えている全くの素人です。よろしくご指南お願い致します。

  • 農学
  • 回答数4
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

全部消化するのはかなり難しいと思いますよ。それぞれの生物は、食べ物のターゲットを絞って進化していますから。 たとえば草食動物は、草を消化するために、微生物の力を借ります。反芻して微生物が利用しやすい状態にして、発酵させて・・・という過程を踏みます。だからあんなに消化器官が多いわけです。で、その発酵による副産物の一つがメタンガス。 これをさらにエネルギの吸収効率アップしようとするなら、メタンガス専用の器官が必要となります。牛のお腹は、今より何倍も大きくなってしまうような気がします。それは・・・生き物として適切じゃないように感じます。 また、糞尿としてある程度利用可能なエネルギがあるからこそ、それを微生物や植物が利用する生態系が存在します。死ぬまで他の生命にエネルギを提供できないのであれば、生態系は上手く循環しないのではないでしょうか。 あと、カロリー表示は、人が消化吸収できる物質のエネルギ量の総量としてカウントされていると思います。砂糖が4kcal/g、脂質が9kcal/g、水はゼロという風に。消化できない食物繊維や一部の糖アルコールなどはゼロ。でも、消化吸収効率は人によっても食べた量によってもコロコロ変わると思われるので、数値化するのは無理だと思います。 排泄物に含まれるエネルギ量については、残念ながら私には知見がありません。でも興味ある話なので、どなたかが情報提供してくれると嬉しいです。

yyz1974
質問者

お礼

私の疑問に感じていたことに関して完璧にまた大変判りやすくご回答 頂きまことにありがとうございました。生物の進化のプロセスが大変良くイメージできました。メタンガスを動物が直接エネルギーとして取り込まない理由も納得のいくご説明を頂きました。>死ぬまで他の生命にエネルギーを供給できないのであれば・・・<のご説明には大変関心させられました。ありがとうございました。今後ともよろしくご指導ください。

その他の回答 (3)

  • dairy6260
  • ベストアンサー率53% (14/26)
回答No.3

参考URLがまちがっていました。正しくは http://www.nap.edu/books/0309069971/html/

  • dairy6260
  • ベストアンサー率53% (14/26)
回答No.2

家畜の場合、乳、肉、卵の生産をおこなうためエネルギーの消化効率という観点よりも畜産物の生産効率という視点から飼養標準を策定しています。日本飼養標準といいます。米国では、NRCという機関が公表しています。こちらは、オンライン(参考URL)で読むことができます。当然消化率等も考慮されています。どんぶり勘定でないことはご理解ください。 メタンガスプラントの現状ですが、北日本の数例の事例報告では、エネルギー収支は、外部にエネルギーを供給できる段階とはいえないようです。なかには、自己のシステム維持に電力を外部から取り入れるために単純にマイナスになるところもあるようです。経営収支は、建設費の三分の二程度の補助金を前提として、黒字の施設では、産廃処理業の資格で動物の糞尿とともに近郊で発生する食品産業からの廃棄物を適正な処理料で引き受けることで収支を黒字にしているようです。発電した上での売電は単価が低くてあまり現実的ではないそうです。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%B2%E9%87%8E%E5%96%84%E5%BD%A6
noname#58440
noname#58440
回答No.1

  エネルギー保存の法則ってご存じ? エネルギーは型を変えるが全体は増加も減少もしません、だから摂取した総エネルギーから利用できる形のエネルギーを取り、不用となった形のエネルギーを排泄してるのです。 人間には不用な形のエネルギーも他の用途(発電とか食物の肥料)なら利用可能だから新たなエネルギーの形に変えて利用してるのです。  

yyz1974
質問者

補足

早速ご回答ありがとうございました。ある程度物理や科学的知識は低レベルですが持っているつもりです。食物の栄養代謝や生物系の知識が弱くこんな質問しました。質問に沿ってさらに詳しくお答え頂ければありがたいのですが・・・・・勝手なこと言って申し訳ありません。

関連するQ&A

  • ヨーロッパでは進化論ではなく、人間は人間として動物は動物として神様が作

    ヨーロッパでは進化論ではなく、人間は人間として動物は動物として神様が作ったと信じられている(た)と聞きました。 そして牛や豚などは家畜として食べるために、犬や猫などはペットとして作られたためアジアと食文化でもめるとも聞きました。 これは本当でしょうか? 本当ならどこかにこの考えは書いてるんでしょうか?聖書とか?

  • 牛や豚などの家畜にのみ存在する細菌とは。

    牛や豚などの家畜の体内にのみ棲息する細菌というものはありますか? 人間の中にいてはならず、さらに、その他の野生動物の中にも存在しないか、いたとしても貴重な微生物。 何か心当たりがありましたら、お教えいただきたく存じます。

  • ケネディ大使がイルカ漁を批判した発言

    ケネディ駐日大使が「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します」と発言して波紋を呼んでいます。 私は自然が大好きですが、この発言には違和感をおぼえています。 米国は捕鯨に関しても、クジラは頭がいい愛すべき動物なので捕鯨に反対する姿勢です。 では、米国人が食べるタラや蟹は頭が良くないから殺してもいいと考えているのか、とても傲慢な考えです。 また、牛や豚は家畜だから殺して食べてもいいといいますが、家畜にされている牛や豚は納得しているのでしょうか。そんなことはないですね。野生でも家畜でも動物に差はないでしょう。 イルカが可哀想なら、イルカに食べられているカツオやアジは可哀想ではないのでしょうか。 北海道に住む私の友人は「我々は日々動植物の命をいただいて生きている。感謝です」と言います。 地球上の動物は大きなものが小さなものを食べて命を繋いでいます。食物連鎖といわれますね。 皆さんのご意見はいかがでしょうか?

  • 動物愛護とは?

    以前にも似たような質問をしました。改めて、よろしくお願いします。 家畜業界では、豚の尻尾を切断したり、耳を何カ所箇所も切り取ったり、牛の頭部を焼きゴテで焼いたりしますよね?麻酔もしない去勢もそうですが… あれは、動物愛護に引っかからないのですか?疑問です。

  • 馬糞の量

    馬という動物は、一体一日に何kgの糞と尿を排泄するのでしょうか。 牛、豚、鶏はデータとして検索に引っ掛かったのですが、馬だけはどうしても調べられません。 どなたか知っている人が居たら教えて下さい。

  • 食物繊維のエネルギーについて

    初めて質問します。よろしくお願いします。 食物繊維のカロリーはどのように扱ったら良いのか教えて下さい。 というのも、実はいままで食物繊維は消化できないからカロリーゼロだと思っていたんです。ですが食品成分表を見るとごぼう100gに66kcalもカロリーが・・・食物繊維は炭水化物なのでカロリーがあると認識されているんですね。 カロリー量の計算方法を調べると、実際に燃やした時のエネルギーらしかったので食物繊維も0カロリーじゃないのはわかりますが、人間がほとんど利用できないのにカロリーがあると言われると違和感があります。 例えば外食で食べる食事に800kcalと書かれていても、食物繊維たっぷりの料理だったら実際は400kcal分ぐらいしか利用できないのでしょうか?それとも意外と利用できたりするものなんでしょうか? ダイエットをする人たちはどう計算しているんですか?

  • ダイエットの謎(お食事中の方はご遠慮ください)

     ダイエットとは食事療法のことで、徹底的に食べるものを分類・管理し、我慢することが基本であり、それなしになにかを食べたら健康的にやせるというのはまずあり得ない話だと思うのですが、ここで一つ疑問があります。  食品分類集に載っているそれぞれの食品のカロリーですが、食品に実際に火をつけて燃やして発生した熱量を測定し基礎的データとしていると聞いたことがあります。だとすれば燃焼現象と同じだけのエネルギー効率を私たちの体が持っていることが前提となると思うのですが、そうなのでしょうか。私たちの排泄物に全くカロリーがないとは思えず、排泄物と食品のカロリーの差は大きな個人差があるような気もします。  例えば漠然と1800(K)calの制限といっても、人によっては基礎代謝を下回るエネルギーしかとれないことになりはしないのかと思えるのですがどうなんでしょうか。

  • 食品のカロリーの測定方法

    食品のカロリーがよく表示されていますが、 あれはどのようにして測定・算出されたものなのでしょうか? 過去に同様の質問があり、 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa125355.html これを見て、爆発熱量計という機械で乾燥した食品を 燃焼させたときに出るエネルギーを測定する方法については 納得がいったのですが、 こうして測定できるのは食品の持つカロリーであって、 食べたときに消化吸収されるカロリーではないですよね。 たとえば、極端な例として寒天やコンニャクのような、おもに糖質であっても ほとんど消化吸収されないようなものについては、 燃焼すればそれなりの熱が発生するでしょうが、 食べても得られるエネルギーはわずかなはずで、 食品に表示されているのはこちらの値のようです。

  • 食品成分表について

    今日は、動物園に勤めています。 ネコ科野生動物の飼養管理に、食品成分表を使用しています。 ネコの仲間ですから、ペットのネコの栄養要求を参考にしていますが、 例えば、食品成分表で、馬肉の栄養成分を見たとしますよね。 ここには、馬肉100グラムあたりのエネルギーやたんぱく質含量などが 書かれていたりするわけですが、 さて、いったいヒトがこの食品を摂取 (この場合はネコですけど)した場合を考えると、 この馬肉の消化率というのは、この計算過程の何処で 考慮されるんでしょうか。 馬肉の100グラム辺りのエネルギーが~カロリーと表示してあっても、 実際に消化吸収、代謝されたエネルギーは、それより小さくなるはずですよね。 ヒトの場合では、どのように計算されるんでしょうか。 よろしくお願いいたします。

  • 鹿を捕まえて食べると犯罪?

    家のまわりにシカが出没します。群れをなしています。異常繁殖しているそうです。 家の庭に、罠をかけてつかまえたり、食べたりしたら犯罪ですか? たまに猟友会のおじさんたちが駆除しているのは知っています。 動物愛護団体から講義されそうですが、牛や豚はかわいそうじゃなくて、シカはかわいそう?? メタンガスを出しながら育てる牛より、そこにいるシカを食べたほうが温暖化を少しでも遅くできそうですが・・・ 家の庭を走るシカを見ながら、ふと思ったので質問しました。