• 締切済み

日本猫の柄はなぜ?

普通、虎は虎模様 チータはチータ模様とそれぞれその種類特有の毛皮を着ていますが、なぜ日本猫だけ白 黒 茶 2色 三毛など多様な模様をしているのでしょうか?どうでもいいような質問ですが、子供の時から不思議でした。

みんなの回答

  • aster
  • ベストアンサー率70% (374/533)
回答No.3

  日本猫に限って言えば、「猫柄」というものがあり、それは遺伝的な決定で、かなり複雑に遺伝子が関係しているようだということを先に答えさせて戴いたのですが。 つまり、或る種は、その種に固有の「模様」があるとは限らないのです。というか、ヴァリエーションの範囲で、「固有の模様」とも言っています。 人間の場合、アジア人やアフリカ人だけだと、「人間目」とか言って、黒から褐色が、虹彩の色ということになったでしょう。しかし、実際は、欧米人やロシア人は、灰色、青、緑、褐色、黄色などの多彩な色の虹彩を持っています。 この遺伝子決定は、確か薄い色と濃い色の二種があって、どちらかが優性だったと思います。日本人は濃い色の遺伝子しかなかったので、先祖代々、目の虹彩は濃い色、褐色から黒だったのです。 日本猫の場合、でたらめに色が出ているのではなく、ある特定の色が、領域単位で(つまり、面積のある斑として)、交互に地色の毛の色と並んで出てくるという遺伝子形で、これは、単一の決定遺伝子ではなく、複数の遺伝子の相乗効果で、こうなるのだろうと先に述べました。 雄の三毛猫がまずいないというのは、「三毛の模様」の発現遺伝子が、性決定遺伝子と関連を持っていることを意味します。 絵の具を混ぜているのでないので、白い猫と、茶色の猫と、黒い猫を相互に長いあいだ交配すると、三毛猫ができるという訳ではありません。できるかも知れませんが、それは突然変異に近いです。毛の色やパターンを決める(複数)遺伝子が、違った形になったのです。 毛の色や、虹彩の色の決定遺伝子は、そんなに複雑でないと思いますが、斑の模様を出す遺伝子は、特に三毛猫が出る日本猫の遺伝子機構は、かなり複雑だということです。 「種」の定義は、遺伝的に交配できるかどうかが大きな目安になっています。その他にも、遺伝子を比較するとかで、近縁度が決まりますが、或る「種」の特徴は、毛皮の柄や色のヴァリエーションで決まって来るのではないのです。 人間の皮膚の色は、現在の所、濃い、薄い、あるいは特定の色という風に、全身がほぼ個体ごとで同じ色です(掌とか、足の裏は、黒色人種でも白いですが)。 身体に「斑」ができる人間が生まれ、繁殖し、何億人も、そういう人が出てくる可能性もあります。人為的に、そういう人を滅ぼすとか、または身体が弱くて、長生きできず、自然に滅びるというのは別ですが、そういう斑皮膚(まだらはだ)の人間が出現しても、それはやはり、「人間=ホモ・サピエンス」なのです。 これが違うと、別の種になるというヴァリエーションもあります。例えば、骨格の骨の数とかが違うと、別の種に、生物学上分類される可能性があります。しかし、三毛猫の毛の模様程度のヴァリエーションは、種の内部でありえるということです。 「猫」や「犬」という種のなかで、特に犬は、驚くべきヴァリエーションがあります。体長2メートルの犬と、10cmの犬と同じ犬とは考えにくいです。しかし、骨格とか遺伝子とかで見ると、単に大きさが違うだけで、同じ種だということになります。 「犬大きさ」などというのはない訳です。しまうまも、種として同じであって、しかし、縞のない個体が生まれ繁殖する可能性もあります。また、それは虎などもそうなのです。 縞のある大きな猫を虎と呼んでいるのではなく、「虎」という種(幾つかか、または亜種に分かれますが)があるのです。この虎の種でありながら、変異によって、縞が消えた個体が出てくるということはあり得るのです。 「しまうま柄」や「虎柄」が、実はないと同様に、「猫柄」もないのです。毛の柄が、「種」の決定に関係するほどの変異とはとても思えません。何かもっと別の大きな変異に伴って、毛の模様が変わるということはあるかも知れません。  

kuronyara
質問者

お礼

どうもありがとうございます。種の定義は外見の違いなどによる形態的差異から区別される訳ではないのですね。 一般に黄色に黒の縞のある大きな猫の事は「虎」と呼んでいるようですが、必ずしもそうとは限らない、 という事は新鮮でした。

  • aster
  • ベストアンサー率70% (374/533)
回答No.2

  遺伝的機構を尋ねておられるのだとすると、かなり難しい話になるのだろうと思います。不思議だといえば、豹の斑紋や虎やシマウマの縞模様も不思議です。 豹の斑紋は、日本ネコの斑の模様と同じぐらい不思議なのかも知れません。 遺伝的に難しいのは、局所的に違う色の毛がかたまって、しかもランダムに色が変わりつつ生えているということで、こういうことが遺伝的に決定されているとすると、機構はかなり難しいということです。 馬でも、部分的に特定の部分に違った色の毛が生えることがありますし、牛でもそうです。古代エジプトの聖牛アピスは、身体の各部に特殊な斑が入った牛で、これは突然変異か、何かの偶然でそうなるものです。 三毛猫の場合、遺伝的に正しい成長過程で、色の違う毛がバランスよく生えるので、かなり複雑な遺伝構造だろうと思える訳です。 イヌやネコは変種などが多く、何故、こんな形や色と考えていると、不思議で一杯です。シャム猫は、優雅な細い身体で、青い目とか緑、灰色の目をしていますし、ペルシャ猫はふさふさの長い毛が生えています。 何故かと尋ねていると、不思議なことが一杯あり、遺伝的に説明しようとすると、難しい話になると思います。 遺伝子の話でなく、もう少し常識的な話というか説明だと、一つに、保護色として発達したのではないかということがあります。シマウマや虎の縞模様は、保護色の働きをしているようです。背景に紛れ込むとか、食肉動物から識別しにくくなるなどの理由です。 日本猫の斑は保護色だとすると、何に対する保護色なのか、よく分かりません。雷鳥のように、季節によって、羽根の色を変える動物もいます。これは保護色です。 こじつけると、日本の猫は、四季折々、風景の色が変化するので、それに適応するため、ランダムな模様が適していたのだと考えることです。 日本は、自然環境の変化が豊かで、どぎつい色はありませんが、中間色的に微妙に色のヴァリエーションが豊富にあります。温帯気候-亜熱帯気候で、天気がよく変化し、温帯森林が発達していて、紅葉・黄葉もあれば、季節ごとで、色が色々微妙に変化することです。 自然の色が、こんなに微妙に変化する地域は珍しいので、日本には、日本猫が適応したのだとも言えます。こじつけですが。 あと、日本猫は「飼い猫」ですから、日本人の嗜好で、三毛猫などを好む伝統があったのかも知れません。アメリカでも珍重され始めているということですから、日本人は昔から三毛猫を好み、大事にしてきたので、その血統が広がって、残ったのだという可能性もあります。 三毛猫を大事にしたので、その子孫が残ったというのが、もっともらしい、生物の存続から来る理由のようにも思います。 なお、何故あんな風に模様が出てくるのかというのは、遺伝の機構としか言いようがなく、シマウマの縞や、キリンの斑模様なども、何故かというと、やはり、面倒なことになる可能性があります。  

kuronyara
質問者

補足

ご丁寧な回答どうもありがとうございます。自分の質問の内容が言葉足らずだった様で、補足させていただきます。引き続き回答していただけると大変うれしいです。  豹にしろ虎のしろ個々の模様は多少違いますが、基本的に豹は豹柄、虎は虎柄模様です。そうでない豹や虎が生まれてくると、突然変異ということになると思います。ところが猫には猫柄といったものが存在しません。猫は地球上に誕生したときから多様な毛皮を身につけて誕生したのでしょうか?  自分で予想していた回答もあって、「日本猫は全て雑種で、たとえば雪の多い地方には白猫が多くそれが人と共に移動し、他の種類の猫に白い毛皮の遺伝子を残した。」といったものです。しかしながら、ジャパニーズボブテールは純粋種として扱われているようで、自分の予想は違っているようです。うーん、どうでもいい話なんですけどここ1週間の私の疑問です。

noname#2287
noname#2287
回答No.1

この質問に似た質問が、結構あったと思います。 日本猫だけ、色々な毛色と単純にはいかず例えば「ヤマネコ」(通称名)など自然種ネコに近づくほど、「全身真っ黒」とか「全身マッ茶色」と「単色で模様の変化が少ない」事。 そして、日本猫は1960年代に「アメリカで大人気」になった事。(ノラネコでも黒猫は、スラっとしてシッポも長いでしょう?) 日本猫は、シッポが短いのが「外国種にない特徴」の1番である事。(シッポも先っぽがグニャと曲がりタイプと真っ直ぐタイプがありますね!明治時代来日外人が日本人は猫のシッポを切るのか?とマジに質問したとの事) 先に「1960年代に」と書きましが、エジプト壁画の猫は「アジア系」の論争がある事。等など。 質問の「猫の毛色」については、どうしても「遺伝子」の説明になりがちで、その遺伝子の難しい説明を参考写真入りで丁寧に解説してるHPはかなり少数です。 毛色→遺伝→遺伝子→染色体→雌雄差・優性遺伝子→遺伝子をアルファベット表示(L、O‥等)→写真と見比べないと???で途中放棄です。 ※「三毛猫にオスはいない」とか、過去ログも見て下さい!ちなみにTVでオスの三毛猫は(金の話でイヤですが)100万円位だそうです。 参考アドレスは写真の多数掲載を理由でここを紹介します。(猫で検索すると沢山ヒットも、「写真多数掲載」は極少数です)遺伝子(「タビー」とか専門用語は読み飛ばして写真を眺めて下さい。気になる用語だけ説明を読む。これでボンヤリわかると思います)タビー=縞模様の事です。 P.S.外人は「日本猫が大好きです。あなたの質問通り毛色の変化とシッポの短さ、そして「ポッチャリ体形」が魅力らしいです。そして冷たくスレンダーな「ネコのイメージ」(ペルシャ猫)と違う「日本猫」はアメリカ人に好まれ相当数渡り、コンテスト入賞(ペットコンテストは嫌いです)で、「公認種の猫」になった。つまり極最近まで、学会などで「日本猫」は論議の対象外だった!英語の歌詞に「Japan」があるうち3割はCAT含みです。例:like a cat from Japan」など。 以上、回答してませんが、「正解」には上記の何倍もの複雑でややこしい説明が必要だからです。(ここはそれを求めるサイトだ!出来ません。)ゴメンナサイ。 では~♪♪♪(我が家の猫たちはもう起きました)

参考URL:
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Tama/8572/idenn/
kuronyara
質問者

お礼

ありがとうございます。自分でもいろいろ調べてます。黒猫とタビーはorijinが違うのかしらん? おたくの猫たちによろしく。

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