- ベストアンサー
統計学的に有意な・・・
■問題 A君とB君は互いに相手よりもテニスが強いと言い張ります。 そこで、10試合をして勝敗によりどちらのほうが強いか決めようということになりました。 統計学的に有意に強いと認められるには、どちらかが何勝すれば良いでしょうか。 ただし、引き分けは無いものとする。 ■自分で考えた答え(合っていますか?) A君とB君の勝敗の組み合わせ数は2^10=1024通り 10試合のうちA君が8勝する組み合わせ数は10!/(8!2!)=45通り 10試合のうちA君が9勝する組み合わせ数は10!/(9!1!)=10通り 10試合のうちA君が10勝する組み合わせ数は10!/(10!0!)=1通り 従ってA君とB君が互角と仮定すると A君が8勝以上する確率は(45+10+1)/1024≒0.055 A君が9勝以上する確率は(10+1)/1024≒0.011 統計学的に有意に強いと認められるには、互角となりうる危険率を5%以下にする必要があるから 9勝以上しないといけない。 この解答は合っていますか?
- masa1214
- お礼率95% (236/246)
- 数学・算数
- 回答数7
- ありがとう数4
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#1,5です。 質問者を支持する立場から発言しています。 この検定では、強さ(無限回試合の勝率、すなわち期待値)がどれくらいか、というところまでの議論はしていないのです。 もし「強さを不偏推定せよ」と言われれば、9勝1敗の場合0.9という数を提出せざるをえませんが、こんな僅かな試合数では「信頼区間」が広すぎて、とてもそのまま信用できる値ではありません。 ですから、質問者さんは、強さのレベルの話にまで言及することなく、9勝1敗という結果を「両者はまったく同じ強さである」という帰無仮説を棄却する目的にのみ使っているわけです。「だから強さは0.8だ」とか「0.9だ」とかいう話は、また別のテーマであることをご理解ください。 今後の議論の進め方ですが、ギャラリーからのご発言を強く期待します。それが無理ならば、平行線になりそうなので、ちょっと「休憩タイム」として、いったんクロ-ズし、しばらくして再提出されたらいかがでしょう。
その他の回答 (6)
- himara-hus
- ベストアンサー率41% (385/927)
2度同じことを言っているのですが、なかなか理解してもらえなくて残念です。 統計で大事なことは、目的、サンプリングしている内容(意味)、その結果の考察だと思います。統計学(統計手法)はあくまで手段です。 >私の解答に「統計学的に有意」に基づいていない箇所があるならば、その部分を具体的に指摘していただけないでしょうか。 あなたのやっている内容は、全体確率から同等と言うデータが有ろうがなかろうが、同等と絶対に有意に言えないデータ(同等ではありえないだろう5%以下の確率のデータ)を示しているだけです。 統計的に有意と言うのは、95%以上の同等と言うデータがあるときに同等と言えるということと理解しています。 また、あなたの得られた結果は、常識的にはAがBより圧倒的に強いと言う意味になり、あなたが言う「どちらが強いか」という比較を命題にしていたものと感覚的に合いません。また、あなたの理論で行くと、何試合やってもどちらが強いか、同等かの結果は出ません。 それは何故かというと、例えば、Aが6勝すれば、もうその時点でBは勝てないし、AとBが同じ(同等)になれないからです。 そのデータは、Aの方が強いと言うデータでしかありません。 10試合戦を何回かやると違う結果が出るのではとの疑問をもたれると思いますが、それはそのとおりです。データが少ないからです。 両者の勝利する確立に応じた試合数が必要と言うことになります。 5%論を持ってくるなら、勝ち負けがひっくり返って同点となる確率が5%以下になるだけの勝差がつけば、その時点で有意といえるのでしょう。 (負けてる方の勝率)^n<5% n:試合結果が変わると勝差が並ぶまたはひっくり返る試合数 10試合であれば、8勝すれば、上記を満たします。 並ぶためには3試合の結果がひっくり返る必要があります。 その確率は(2/8)^3=0.016 両者の力が拮抗していれば、その分試合数が必要となります。 ただし、言葉尻になりますが、 >10試合をして勝敗によりどちらのほうが強いか「決めよう」ということになりました。 10試合で決めるなら、6勝です。
お礼
ご回答をありがとうございます。 おっしゃっていることは、ほぼ理解できました。ただし私はかなりの統計素人ですので、回答者によって答えが違った場合に、どちらが正しいか判断しかねました。数学ですので、正解はあるはずですが・・・。いったんクローズさせていただきます。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
#2,4さんの表現では「勝率の不偏推定」の問題と「勝率が0.5より大きいと主張するときの有意水準」の問題が混線しやすいと懸念します。 質問者は最初から「統計学的な有意性」を掲げて質問しているのですから、それに沿って解説してあげたほうが良いと思います。 例えば、4勝1敗なら、勝率の不偏推定値は0.8ですが、600勝400敗ならば、勝率はこれより低くても「自分のほうが強い」という主張の統計学的な裏付け(有意性)は高度であると言えます。
補足
ご回答をありがとうございます。 今、2つの意見があって正直混乱しております。 #1#3さんの意見 私の解答で合っている #2さんの意見 私の解答は間違っている。勝敗数に注目すべきである(つまり、答えは6勝すすればよいということ?) 申し訳ございません、もう少し様子を見たいと思います。
- himara-hus
- ベストアンサー率41% (385/927)
#2です。 繰り返しますが、 > 上の「どちらが強いか」とあなたが計算された「統計学的に有意に強い」の意味は違うと思います。多分あなたの計算過程から行くと「ほとんどいつも勝つと言うぐらい強い」という定義になっています。 もう少し分かるように言うとAが勝つと言うことが有意かどうかということになるのでしょう。 普通どちらが強いかというのは、どちらの方が勝つ確率が高いかで言います。
補足
ご回答をありがとうございます。 >上の「どちらが強いか」とあなたが計算された「統計学的に有意に強い」の意味は違うと思います。 問題文も私の解答も、「統計学的に有意」の定義に基づいていると認識しております。 ■統計学的に有意の定義--------------------- 統計量が仮定した分布の中で、算出した十分統計量と同じかそれよりも極端な(仮説に反する)値となる確率pを求め、これと危険率αとを比較し、p < αならば危険域の内部にあると判断する。 検定統計量が危険域内にあれば、結論は仮説は正しくない。従って帰無仮説を棄却するか、さもなくばα以下の確率しかない事象が起こった のいずれかになる。 この場合をα水準で統計学的に有意であるという。 ----------------------------- 私の解答に「統計学的に有意」に基づいていない箇所があるならば、その部分を具体的に指摘していただけないでしょうか。
- solla
- ベストアンサー率59% (45/76)
> この解答は合っていますか? 合っています。統計的検定の考え方を理解されているようですね。 10試合ではこのように9割以上勝たなければ相手より強い(試合をして相手に勝つ確率が0.5より大きい)ことを“5%の危険率で統計的に”は主張できませんが、20試合やるなら、うち15勝(7割5分)以上すれば相手よりも強いことを“5%の危険率で統計的に”主張できますね。
お礼
ご回答をありがとうございます。 大変よくわかりました。
- himara-hus
- ベストアンサー率41% (385/927)
前提などに、あやふやな点があって、理論的には矛盾があります。 >どちらのほうが強いか決めようということになりました。 >統計学的に有意に強いと認められるには 上の「どちらが強いか」とあなたが計算された「統計学的に有意に強い」の意味は違うと思います。多分あなたの計算過程から行くと「ほとんどいつも勝つと言うぐらい強い」という定義になっています。 また、統計学的5%と言うには、統計学的には母数が少なすぎます。 どちらが強いかは、どちらが勝つ確率が高いかということで、1勝でも多い方がより強いとしかいえないのではないでしょうか。付け加えるなら、勝敗差によってどちらがどのくらい勝つ確率が高いかと言う言い方しかできないと思います。
補足
ご回答をありがとうございます。 >勝敗差によってどちらがどのくらい勝つ確率が高いかと言う言い方しかできない というのはあなたの個人的な考えですよね。問題文に「統計学的に有意に」とありますから、危険率を持ち出して計算するしかないと思います。統計学的には母数が少なすぎるのなら、いくつなら足りますか?いずれにせよ、まず問題がおかしいとおっしゃいたいのでしょうか。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
お見事です! ただし5%という数字は、統計学者間の単なる約束ごとであって、それ以上の意味はないことにご注意ください。 もし6%でいいなら、8勝で有意となります。5%でなくてはいけない、とする必然的は理由はないのです。 1%と5%に限ったのは、数値計算が難しい分布があるからです。この場合は二項分布ですから「計算がやさしい」分布に相当します。
お礼
ご回答をありがとうございます。 なるほど、5%が単なる約束ごとなら、実用的には「8勝以上で有意」としてもほとんど問題無さそうですね。
関連するQ&A
- 統計的推測において、仮説の検定を行う場合の確率の計算方法について
統計的推測において、仮説の検定を行う場合の確率の計算方法について教えて頂けませんか。問題中に「各試合の勝敗については独立である」とされている場合、例えば、甲乙が10試合をして乙が7勝3敗の場合、乙が強いと言えるかどうかの検定を行う場合、試合の勝ちの確率をもとめる過程で、(A)あくまで7勝3敗のみの起こりうる確率を求める、計算で良いのでしょうか。それとも、(B)7勝以上する場合全て(つまり、8勝・9勝・全勝も含める)の確率を計算する必要があるのでしょうか。どちらが検定における正しい確率の計算方法となりますか。よろしくお願い致します。
- 締切済み
- 数学・算数
- 高一の確率の問題です
高一、確率の問題です。 確率が苦手なのでお願いします。 AチームとBチームが試合をし、先に4勝した方を優勝とする。 各試合で、AチームがBチームに勝つ確率は1/2で引き分けはない。 また、前の試合の勝敗は次の試合に影響しないものとする。 (1)3試合終了後にAチームが2勝1敗である確率は? (2)4試合終了後にAチームの優勝が決まる確率は? (3)6試合終了後にBチームの優勝が決まる確率は? (4)5試合終了後に優勝チームが決まる確率は? (5)優勝チームが決まるまでの試合数の期待値は? 自分にはさっぱりです。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 数学・算数
- リーグ戦の勝敗(確率)
a,b,c,d,e,fの6チームがあり、それぞれのチームは他のチームと1試合ずつ試合をする。 どの試合も両チームの勝つ確率は1/2であるとし、引き分けは考えない。 この時、5勝無敗のチームが現れる確率を求めたいのですが、よく分からないことがあります。 確率を求める式は 6C1×(1/2)^5 となるそうなのですが、なぜこうなるのでしょう? まず、(1/2)^5=1/32となるので、この問題における勝敗数は32通りあるってことですよね。 この32通りを細かく考えていくと、 あるチーム(Xとします)が5勝する場合の数→1通り 4勝する場合の数→5通り(X以外の5チームからXに勝つチームの選び方は5C1。以下同様に考える) 3勝する場合の数→10通り 2勝する場合の数→10通り 1勝する場合の数→5通り 全敗する場合の数→1通り これらを全て足すと32通りになります。 質問に戻ります。 つまり 6C1×(1/2)^5=6/32 なので、この32通りの中に5勝無敗のチームが現れる場合の数が6通りあるということになるのですが、上で数えた0勝~5勝のパターンの中に6通りも5勝無敗のチームが現れるパターンがあるということが実感できません。 (1番最初の1通りしかわかりません・・・) こう考えるといいよという考え方がありましたらぜひ教えてください。 分かりにくい文章でごめんなさい。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- {確率・統計}どちらが強いかの検定
10試合行った結果、Aチームの8勝2敗となった。AチームはBチームより強いと言えるかどうか考察せよ。 という問題で、仮説や信頼度などは制限がないのですが、 AチームとBチームの強さは同じ つまりAチームの勝率を2/1という仮説をたてる。 Aチームが8勝以上する確率は (1+10+45)/1024=0.054・・・ よって有意水準5%とすると 仮説は棄却できず、仮説は正しくないとはいえない。 よってAチームはBチームより強いと言い切れない。 こんな感じで解答したら大学のテストで○もらえますか? よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- AとBの二人が、3セット先取したほうが勝ちとなるテニスの試合を行うとき
AとBの二人が、3セット先取したほうが勝ちとなるテニスの試合を行うとき、 勝者が決まるまでのセット数の期待値を求めよ。 ただし、2人の力は互角であり、各セットにおいて引き分けはないものとする。
- ベストアンサー
- 数学・算数
お礼
ご回答をありがとうございます。 私は統計素人ですので2種類の回答をどちらが正しいか判断が難しいのですが、一番しっくりきたのがIshiwaraさんの答えでした(私に正解を出してくれたからではなくて、論理的な内容について)。 いったんクローズし、もやもやが収まらなかったら再提出いたします。