時効は何故あるのでしょうか？

質問

以前、ヒストリーチャンネルを見ていたら何十年も前の証拠（体液など）のＤＮＡ鑑定をして、その新たな証拠によって、当時は逮捕出来なかった犯人の逮捕をしている実録番組を見ました。
そのときに日本では時効があるが、世界的にみて時効を採用している国は少ないとも紹介されていました。

アメリカの刑事番組（ホミサイド－殺人捜査課）などでもヒョンなことから新たな証拠の発見、証言を得て、何十年も前の迷宮事件の解決を見る放送を見ました。

ところで、何故日本では時効があるのでしょう？
当時の捜査では見つけられず迷宮事件になっていても、現在の科学捜査の技術力により新たな証拠として採用されることも本当に多いと思います。
またなんらかな事情で当時は得られなかった証言が現在では得られるなんてこともあるのではないでしょうか？

特に重犯罪（殺人など）の犯人に時効が成立するのは被害に遭われたご家族のお気持ちを考えると庶民感覚とは思うのですが納得できません。
またそんな犯罪者にはいつか捕まえられると言う切迫感を死ぬまで感じさせて良いと思います。

特に最近の非人間的、獣のような犯罪で命と奪われた被害者の心情を思うと、またそのご家族のお気持ちを推察すると強く感じます。

法律の専門家から見て、まったくの庶民感覚、情緒的な疑問と感じられることと思いますがご回答、ご説明を宜しくお願いします。
何故、時効があるのでしょう？
何故、数少ない時効を採用している国の一つが日本なのでしょうか？

回答No.4

noname#44173

NO3です。

先ほどの回答ではあのように書きましたが、
あれは、一応刑事法の世界ではそういわれている、ということです。

私個人の意見としては、
少なくとも重大犯罪（殺人、強盗等）には時効は必要ないのではないかと思っています。
被害感情がなくなるかなんて、人それぞれ、状況によりけりでしょうし、証拠だってちゃんと残っていた場合にまで当てはめるのはおかしいと思います。

お礼

再度のご回答、ありがとうございました。

＞私個人の意見としては、
少なくとも重大犯罪（殺人、強盗等）には時効は必要ないのではないかと思っています。
被害感情がなくなるかなんて、人それぞれ、状況によりけりでしょうし、証拠だってちゃんと残っていた場合にまで当てはめるのはおかしいと思います。

そうですね。それに科学捜査の技術の進歩もありますしね。また、なんらかの事情で事件当時は証言出来なかった証人の方もいるかも知れません。
回答を頂いた方々も概ね時効の撤廃（特に重罪）を賛成と受け止めました。この意見が社会の流れになればと思います。

回答No.3

noname#44173

刑事の時効は、
１、時の経過による処罰感情、社会的影響の薄れ
２、証拠の散逸によって公正な裁判ができなくなる
が根拠とされています。

お礼

ご回答、ありがとうございました。

ご回答は法律的思考なんでしょうね。
時代の移り変わりに対応していませんよね。
確かに「時の経過による処罰感情、社会的影響の薄れ」は分からなくはありません。
しかし罪を犯したこととは別なことと思います。
そう感じる私は法律的思考ができないのでしょうね。

被害を遭われたご遺族の心中を察すると複雑な感情を禁じえません。

回答No.2

walkingdic

まず民事上の時効と刑事上の時効とは全くその意味合いが異なるので分けて考えます。

でご質問では刑事上の公訴時効についてだと思うのでそれに焦点を絞ります。
ちなみに最近時効は以前より長くなっているのはご存じだと思います。日本でも時効が短すぎる、あるいはいくつかの犯罪については撤廃が議論されています。

それをふまえた上で、あくまでかなり私見を入れて話をします。

日本においては昔はどこも村社会というか地域のつながりが強い社会でした。
そのような社会の中において、過去に犯罪をした人が何気なく苦労なく時効までの時を過ごしたのかというとかなり無理があります。

おそらくはそういう社会的な背景が公訴時効を生み出したのではないかと思います。

たとえば欧米では逃亡は割とたやすいわけです。そんな国で時効を認めれば逃げるが勝ちになりますからなかなかそれは出来ない話だったのでしょう。

基本的にはそういう社会の違いが産んだ物であると考えるのが妥当だと思います。

ただ現代においては何食わぬ顔をして過ごせる社会となり、あまり適当ではなくなってきていますね。時効をもうけた一番の理由が上記のような社会背景が原因なのであればもはや時効は長期化、あいるは撤廃を考える時期に来ているように思われます。

お礼

ご回答、ありがとうございます。
そして刑法上についてのことを汲み取っていただき、ありがとうございました。

＞日本においては昔はどこも村社会というか地域のつながりが強い社会でした。
そのような社会の中において、過去に犯罪をした人が何気なく苦労なく時効までの時を過ごしたのかというとかなり無理があります。

そうですね。ムラ社会は日本の特徴の一つですね。そして刑法成立時にはまだまだ色濃く社会に反映されていたでしょうからね。
また別の土地に移動しても「流れ者」として苦労は多かったのかも知れませんね。

＞ただ現代においては何食わぬ顔をして過ごせる社会となり、あまり適当ではなくなってきていますね。時効をもうけた一番の理由が上記のような社会背景が原因なのであればもはや時効は長期化、あいるは撤廃を考える時期に来ているように思われます。

本当にそのように思います。
犯罪のケース、背景はいろいろとあると思います。しかし昨今の凶悪犯罪のケースを考えると早く時効を失くして欲しいと感じます。

社会学的、民族的学なアプローチは感じるものがありました。
ありがとうございました。

回答No.1

バグース（@bagus3）

下記ページを参考にしてください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E5%8A%B9#.E6.99.82.E5.8A.B9.E3.81.AE.E5.AD.98.E5.9C.A8.E7.90.86.E7.94.B1
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa258139.html

お礼

ご回答、ありがとうございました。

やはり英米法でしかも性善説の影響があるようですね。
しかし刑事法上は考える必要があるように思います。
刑法の成立時と現在は違うのですからね。
それが法律、確かに。

時効を採用している国は少ないのが事実です。
日本人はやはり性善説と思いたい民族なんですかね？