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電極について

ガラス電極について次のような説明がありました。 「この電極はH+イオンが透過できる特殊な素材のガラスを用いて作った非常に薄い膜でできている。Ag l AgCl電極をCl-イオンを含んだ緩衝溶液(pH一定)に浸しておく。ガラス部分を緩衝溶液と異なったpHをもつ溶液に浸すことにより、二つの溶液間に生じる電位差をpHの差として測定できる。」 プロトンがガラス膜を透過できるならガラス電極を試料溶液に入れた場合、ガラス膜を通して、内部の緩衝液に外部のプロトンが流れ込んでしまうのではないでしょうか?もしくは、流れ込んでもいい原理なのでしょうか?教えてください!

  • 化学
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  • ベストアンサー
  • toboke
  • ベストアンサー率47% (41/87)
回答No.3

一応ガラスの専門です。 昔の本などをみると、ガラス電極については難しい説明が書いてありましたが、いまだはっきりとはわかっていないようです。 最近ではやはりプロトンが透過するらしいという説が出ているようで、私はこれが正解だと思います。 ガラス電極には使われておりませんが、特殊組成でプロトン伝導性の高いガラスも大学などで研究開発されています。

その他の回答 (2)

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.2

> H+イオンが透過できる特殊な素材のガラス ガラス電極は別に H+ を透過させたりしないはずですけどね. つまりそもそもの説明がおかしいかと.

  • toboke
  • ベストアンサー率47% (41/87)
回答No.1

内部の緩衝液に外部のプロトンが流れ込んでしまうというのはその通りです。そもそも原理的に、行き来ができなければ測定はできません。これはガラス電極に限ったことではありません。 ただ、イオンが流れ込むというのは、電荷が流れ込むことですから、ごくわずか入っただけで電気的中性がずれて電位差が生じ、それ以上流れ込みにくくなります。 どんどんと流れ込むためには対イオン(この場合は塩化物イオンでしょうか)も透過しなくてはなりません。ガラス電極をはじめイオン選択電極等では、特定イオン以外は通りにくく特に対イオンはほとんど通りませんので、心配するほどの緩衝液組成の変化は起きないでしょう。

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