• ベストアンサー

公務員の特別支給の退職共済年金について

公務員の場合、60才から年金をもらえる年齢までの間、特別支給の退職共済年金をもらえることになっています。 この「特別支給の退職共済年金」なるものは、64才あるいは65才からもらえることになっている共済年金の額の一部を前倒しでもらうという意味だと理解していいのですか。 当然この「特別支給の退職共済年金」の原資は、本人が在職中に掛けていた年金料だということになりますよね。 まさか、「特別支給」だからといって税金から支給しているわけではないですよね。 よろしくご教示下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aoba_chan
  • ベストアンサー率54% (268/492)
回答No.1

多大なる誤解が含まれているようですので、その辺を解きながら。 >公務員の場合、60才から年金をもらえる年齢までの間、特別支給の退職共済年金をもらえることになっています。 公務員(共済制度)も民間(厚生年金)も、算定基準には何ら変わりがありません。厚生年金の場合も、65歳前の年金は「特別支給の老齢厚生年金」といいます。 貴方の年齢が何歳なのかがわかりませんが、現時点で年金が発生する人(平成22年度の生まれの方)でいえば、60歳から給料比例部分(厚生年金の場合は「報酬比例部分」)のみを年金を受けることになり、63歳から定額部分と給料比例部分の年金を受けることになります。 65歳になると、その定額部分が国民年金の老齢基礎年金に振り替わり、給料比例部分のみ(老齢基礎年金と定額部分の算定式上の差額については「経過的加算」として加算される)の「本来支給の退職共済年金」となるわけです。 この基本的な仕組みは共済制度も厚生年金も変わりません。 >この「特別支給の退職共済年金」なるものは、64才あるいは65才からもらえることになっている共済年金の額の一部を前倒しでもらうという意味だと理解していいのですか。 違います。 そもそも65歳前の退職・老齢給付(繰上げ受給している老齢基礎年金は除きます。)は、全て「特別支給」という扱いです。 この特別支給と本来支給の基準は、昭和61年の制度改正まで遡りますが、もともと法律上(本則上)では65歳以上でないと老齢給付は支給しないこととされていたものの、その改正の前の制度では、国民年金を除いて、60歳から給付を受けることができたため、附則において「特別に65歳までの間も支給する」をいう措置を設けたのがその由来となっています。 >当然この「特別支給の退職共済年金」の原資は、本人が在職中に掛けていた年金料だということになりますよね。 >まさか、「特別支給」だからといって税金から支給しているわけではないですよね。 半分はそうなります。 国民年金を除く公的年金制度は労使折半が原則となっていますので、半分は労働者である公務員が、半分は使用者である国・地方公共団体が負担しています。 ただ、一般的に社会保険制度の保険料は、いわゆる「人件費」であり、公務員の給料と同じく使用者負担が義務付けられたものです。確かに財源となるのは税だったり公共料金だったりするわけですが、これを「税の無駄遣いだ」と考えるのであれば、それは言い過ぎとしかいえません。 最後に。 新聞では公的年金一元化を盛んに報道していますが、この報道にはかなりの偏りがあります。 例えば、在職中の支給停止。公務員の場合は退職後に民間企業に再就職したときは、いわゆる「高在老」を同じく48万円の報酬を基準として停止することとされているため、28万円を基準として停止(いわゆる「低在老」)する厚生年金と比べると不平等だという意見があります。 しかし、共済制度の場合、引き続き公務員として在職している場合は、65歳以上であっても、28万円を基準として支給停止を行います。全額支給停止です。 また、公務員⇒民間と再就職したときは共済年金は、上記のとおり、高在老として支給停止にかかりますが、民間⇒公務員と在就職したときの厚生年金は停止がありません(年齢的に考えて、医師などの専門職や特別職公務員となる場合と考えられる)。 このほか、障害共済年金は在職中全額停止になるのが普通ですが、障害厚生年金は在職中の支給停止がないです。 質問の内容から見て、公務員批判したいのかなと取れる節もありますが、マスコミに踊らされないように。

buddasati
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 大体理解出来ました。 あとは自分で調べてみます。 年金の仕組みは難しいと聞きますが、基本的なところだけでも押さえておきたいと思います。

関連するQ&A

  • 退職共済年金について教えてください。

    現在50代正職員の主婦です。今は、厚生年金入っていますが結婚前には、公務員で6年働いていました。 公務員共済年金のお知らせを見ているのですが、63歳から退職共済年金が支給され65歳から公務員共済期間にかかる老齢基礎年金の支給になるようですがこれは両方ともずっといただけるのですか?両方の見込み額を合算させたものととらえてよいのでしょうか?よろしくお願いします。

  • 公務員の年金支給年齢について

    民間企業に努めている厚生年金は65歳から(68歳からになるかも)支給ですが、 公務員(地方公務員や国家公務員)の共済年金は何歳からの支給になるのですか? 厚生年金と同じ制度(支給年齢や支給額など)なのでしょうか?

  • 共済年金支給額を知るには?

    年金について、いくつか質問させていただきたいと思います。 私は、「36歳・男・独身・国家公務員」です。 大学を卒業して、1年間、民間企業で働いた後、2年間浪人して国家公務員となりました。ちなみに、公務員となったのは平成11年4月です。 (1)この条件で60歳で退職したとして、だいたい幾らくらいの年金が1年間に支給されるのでしょうか? (2)国家公務員の場合、国民基礎年金と共済年金の2つから年金が支給されると考えていいのでしょうか? (3)共済年金の年額を支出してくれるようなところはあるのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 遺族共済年金の支給について!

    私(長男)の父が旧令国家公務員共済組合に加入していて、厚生年金と併給されていましたが、平成26年8月15日に死亡して、母親が遺族年金を受給しています。 もし、母親が亡くなった場合、共済遺族年金が私に支給されるでしょうか。 私の年齢は56歳です。御回答、宜しく、お願いします。

  • 短期退職の場合の公務員共済組合年金の取り扱い

    今年57歳の私は、昭和55年4月に国家公務員となり7年間勤めましたが、昭和63年3月に退職し、同年4月に民間に就職し厚生年金に加入しています。このほど、年金定期便が届き、内容を見ると、年金加入期間308ヶ月、65歳からの支給額見込みが594,200円となっています(62歳からは年に25,400円)。専業主婦で納付額の少ない妻(2歳年下)の支給見込み金額の6割程度しかありません。公務員退職時は共済組合加入期間が短いため一時金支給とされましたが、この間の7年間分が年金の空白期間となってしまっているのでしょうか。私として共済組合か年金機構に対し何かアクションをおこせる手だてがあるのでしょうか。それとも死ぬま何とか足りない分を働いて稼ぐしかないのでしょうか。どなたかお分かりの方お教えください。

  • 退職共済年金の支給申請は老齢基礎年金にも影響するか

    私は現在67歳ですが、若い時の4年間は地方公務員として共済年金の掛け金を、その後の8年間は民間企業の社員として構成年金の掛け金を、その後の25年くらいは自営業で国民年金の掛け金を、支払ってきました。 現在67歳ですが、①退職共済年金、②厚生老齢年金、③老齢基礎年金の3つの年金いずれも、まだ支給を受けておりません。 これら3つの中の「②厚生老齢年金、③老齢基礎年金」は70歳を過ぎてから支給請求をしようと考えていますが、「①退職共済年金」は67歳の今からもらっておこうかと考えています。 その場合に分からないのが、もし「①退職共済年金」を67歳の今から支給の申請をした場合に、自動的に(強制的に)「②厚生老齢年金、③老齢基礎年金」も67歳の今から支給の申請をしたことになってしまうのではないか、が心配です。 この点についてお教え下さい。

  • 退職共済年金の特別支給について

    独立行政法人に勤務しており,60才を迎えました。退職及び年金支給は65歳からになっておりますが,60歳から特別支給の資格があります。申請書が送られてきましたが,60歳から申請したら65歳からの支給額は減額になるのでしょうか。あるいは今受給しないと65歳からの支給額が総額になるのでしょうか。書類が送られただけで,全く説明がないので判断に困っています。よろしくお願いします。

  • 公務員が退職してからもらえるお金について

    昨年の3月末で57才で地方公務員を退職した従兄弟のことでお聞きしたいことがあります。 辞めてから半年くらいは失業保険が出るということでした。 いまはもう失業保険はもらっていません。 なにも仕事はしないで英会話スクールへ行ったり、漫画喫茶で本を読んだり、ジムで運動したりしているだけです。 年金をもらえるのは64才からです。 とすると年金をもらえるようになるまでの生活費は、退職金と過去の貯えを食いつぶしていくしかないのではないか、と思っていました。 ところが、最近分かったことですが、公務員は退職してから年金をもらえるようになる年齢までの間、毎月10万円支給されるんだそうです。 この10万円ってなんなんだろうかと不思議です。 どのようなお金なのか、どういう種類のお金なのか、よく分かりません。 本人が在職中に積み立てていたお金を返してもらっているとこうことなんでしょうか。 それとも税金から支給されているんでしょうか。 毎月10万円もらえるのなら生活するには足りますからね。道理で従兄弟はのんびり構えていられるわけですよ。 この10万円というお金についてご存知の方がいらっしゃったら、どんなお金でどういう仕組みで支給されているのかを教えていただきたいのですが。 宜しくお願いします。

  • 共済年金の支給について

    通常年金の支給は65歳からですが、昭和36年4月以前に生まれた人は段階的に開始年齢が引き上げられています。早い人でも退職した翌年、いわゆる61歳になった年に職域相当部分などが支給されるわけですが、さらに引き上げ60歳になった年に貰えるという特例があります。ここの部分が困惑してわかりません。言いかえれば在職中に貰うということになりますよね。 段階的に引き上げるシステムは良くわかるのですが、60歳で貰えるということはどういうことでしょうか。 おそらくですが、中途退職で辞めた人が生年月日により60歳からでも支給できるということでしょうか。 何方か詳しくわかるかたよろしくお願いします。 http://www.shichousonren.or.jp/pensioner/benefit/65miman.html#advance

  • 公務員の共済年金について

    公務員の共済年金は厚生年金とどのように違いますか? 金額も大差がありますか? 地方の公務員(市町村の市役所・役場など) 月給や退職金・年金はいいのでしょうか? ご存知の方、教えてください!