国民国家について

質問

国民国家の歴史的役割について議論しなければならない授業があるんですが、ネットで調べても良くわからないので、どなたか意見をもらえませんか？

回答No.3

netcatme · ベストアンサー

要するに国民国家とは近代国家のことなのですから、近代について語ることになります。
　第一次は誕生。絶対君主（主権）の登場とともに国家有機体論などにより理論武装されて国民国家が誕生し、その決定の速さと統一性による軍事的優位がヨーロッパ諸国に伝染していきます。領土や領民は、国土や国民として固定化されるようになります。
　第二は確立。ナポレオンにより、国民軍が完成され、無制限に軍隊を増やし、人命を土くれのように捨てることができる強大な軍隊が登場します。
　第三は成熟。「国民」であることを意識した国民により絶対君主の主権は強奪され国民国家はそのまま民主主義国家となっていきます。
　第四は爛熟。国民国家は民主主義国家として確立されましたが、現在、ＥＵ、多国籍企業、国際条約等の主権を超えた存在が誕生しています。さて、国民国家（民主主義）を超える、主権と矛盾したこれらの存在はどうなるか。また、国民国家ではないアフリカ諸国、アラブ諸国などにも民主主義を普及しようとし殆どは独裁や恐怖政治を生んでいます。
　ほら、そのまま近代史でしょ。

お礼

ありがとうございました!!
とても役に立ちました!!

回答No.2

tyr134

国民国家の歴史的役割ですか。
漠然としたテーマですね。
その分、面白いテーマではありますけど。

まず、国民国家とは何なのかを考えてみる必要があるでしょうね。
「国民」と「国家」という概念の組み合わせなのですが、これが現れたのは近世後半頃ですかね。
それ以前のヨーロッパは、「封建制」と「王権」と「教皇権」の間で右往左往していた面があります。
その中で徐々に「法の支配」といった概念が生まれ、「王権」や「教皇権」などに対抗する意識が生まれていきました。
その争いの中で、「主権国家」や「主権在民」の概念が生まれていきました。

最後に、参考までに私が思う国民国家の歴史的役割についての、キーワードを以下にあげておきますね。
「法の支配」「民主主義」「主権在民」「人権」「民族紛争」「主権国家」「国籍」「国家の三要素」「国際法」「社会契約論」etc...

お礼

ありがとうございます！！
教えていただいたキーワードでもう一度調べてみます！！

回答No.1

PENPENMAKKY

ウェストファリア条約前と条約後を見比べてください。